おもいつき小話

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準決勝

2006-08-19 21:07:28 | 野球
高校野球も残り2日…
もう夏も終わりだなぁとか思ってたが、今日の2試合はかなり熱い展開で夏もまだまだって感じ。

一試合目の駒大苫小牧と智弁の戦い。
両校とも先発はエースではなかったが、初回から点が入る打ち合いになったため早い回での登板となった。
試合序盤は点が入ったり投手が交代したりと慌ただしかったが、エースが出てからは締まった内容。
駒大苫小牧はエース田中の出来が良く、強力智弁打線を抑えていく。

強力打線の中軸もうまく抑えて決勝へ。
田中のピッチングは一番良かったのでは?
智弁はこの大会でホームラン4本を叩き込んでいる3番廣井が抑えられてしまった…
4番の橋本は元気だったけど。
打ち合いから締まった展開に見応えあった試合。
素直にプロ野球を観るより面白いって思ってしまったよ…

2試合目は早稲田実業と鹿児島工の試合。

早実のエース斎藤はプロ並の実力。ポーカーフェイスもすごいが、汗を拭うのがソデじゃなくポケットから取り出す青いタオルってのも何かいい!
鹿児島工は初出場ながらベスト4まで上がってきたチーム。

代打の切札『今吉』が最高のキャラ!
叫んだりかなり派手な選手だが代打での登場時の雰囲気が一気に変わる凄さがある。今のプロ野球にこんな選手はいないなぁ…

試合は初回から早実の打線がつながり終始リードする展開。
斎藤は相変わらずコントロールよく低めに球を集め超安定していた。
そんなクールな斎藤も一度だけ熱くなった場面があった。
試合中盤、代打『今吉』がアナウンスされると大歓声!プロなら分かるが高校生にのあの歓声は初めて聞いたかも。
なんだか全ての観客が拍手を送っていたよう。
ここまでコントロールの乱れ無く投げていた斎藤が初球ボールと力みが見られた。
結局この対決は斎藤が三振に切って取り今吉に勝ったが、最後の決め球がストレートだった。
やっぱり今吉は特別な打者だったのだろう。
普通だったら得意球のスライダーを投げて三振を取ったと思う。
しかし今吉にはストレート勝負。
オールスター戦の藤川VS清原を観ているよう。まさに平成の名勝負!今大会のハイライトだよ!!

試合は早実が完封で勝利。

ホント今日の2試合はプロを越えた試合だったと思う。
そして明日は決勝…
駒大苫小牧と早稲田実業のどちらが勝つのか楽しみ!


鹿児島工の今吉選手はホント感動を与えてくれたと思う。MVP決定!
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