3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

時は巡る、思いも巡る・・・

2011-12-05 09:02:54 | Hymne a l'amour
この半月あまり、自分の日々のことをこなすことに精一杯で、
いろいろな方々からいただいたメールやメッセージ、そして
日本の両親にお香典を預けてくださった方々にお礼ができなくて
申し訳なく思っています。

この場を借りて、まとめてお礼させていただきます。
我侭で自分勝手に、日本を離れた私を、優しく温かくそっと
見守ってくださって、ありがとうございます。

母の友人が「ブログを見て、びっくりして・・・」と久しぶりに
訪ねて来てお香典までくださったそうで、暖かいお気持ちに、
感謝の言葉もありません。。。

いつの日か、日本へ帰る日が来ましたら、ご挨拶に伺いたいと
思っています。。。



昨日が、このラ・アルベルカという山の中の村に引っ越してきて
ちょうど1年で、去年の今日は、朝早く起きて、夜明けを見て、
あまりの美しさに、感動して、連続写真を何枚も撮ったのでした。
1年前の夜明けの写真の記事。
一日の終わりに書いた記事。

1年前の記事を読み返してみて、今の私はどう変わっているだろう、
と思うのですが、案外ほとんど変わっていないような気がします。
そして、先日も書きましたが、13年前の出会いの頃の日々の事を
書き留めた手帳もたまに読み返しているのですが、なんとなく、
出来事にリンクがあるような気がするのです。

彼が脚の痛みが出だして閉じこもりがちになった6月の初め。。。
2005年の大腸がんの手術をして、退院して、家に戻ってきた
のもその頃だったような気がします。
あの時は毎日手術の傷の手当をしたり、付きっきりに近い状態で
いろいろお世話をしていたような・・・。

そして、数年前にもちょっとした事件があり、その後また同じ時期に
揉め事があったり・・・。
不思議な巡り合わせだなぁ~と思います。



出会ってちょうど、丸々13年の日には、私は彼の病状をきちんと
把握するために一人でサラマンカの病院へ行き、主治医の先生と
話したのですが、その日から、全てが早送りになったような気がして
ならないのです。
タイムリミットだったのかな・・・とか、思ったりします。

私と出会っていなければ、彼は大腸がんの手術をしたのだろうかと
考えたりするのです。
手術をする半年くらい前から、トイレにいる時間が長くて、ちょっと
おかしいな、と思いつつ、本を持って行っていたので、本を読んでいて
ついつい長くなるんだろう、って気楽に考えていたのですが、聞いて
みると、どうもそうではなく、便の出が悪くて・・・ということを
言うので、だったら、一度きちんと病院へ行って、検査してきたらいい
じゃない、あーでもない、こーでもない、って心配したって何にもよく
ならないで、どんどん悪くなっちゃうんじゃない、子供が小さいんだから
自分の好き嫌いで病院へ行かない、っていうのは、おかしい、と言って
やっと病院へ行く気になったのですから・・・。

あそこまで言ってやっと病院へ行ったのですから、私がいなければきっと
病院へ行くのはずっと避けて避けて避けまくっていて、手遅れになって
しまったんじゃないか、って思うんですよね。

そう思うと、私が彼の傍にいたことで、彼の命は永らえたのですが、
それは、私にとって病気とはいえパートナーがいる状態と言うのは
心地よいものでしたが、彼にとっては、実はどうだったんだろう、と
最近疑問が湧いてくるのです。

私と出会っていなければ、もう既に終わっていた命なのに、私と出会って
しまったから、だらだらと永らえただけなんじゃないかと・・・。
彼の人生は本当は2005年頃にもう既に終わっていて、その後の5,6年は
サッカーの試合だったら、試合後のロスタイム状態だったのかな、っていう
気がするんです。

だとしたら、彼の行動がなんとなく理解できるような気がします。
肉体は存在しているんだけれど、魂ここにあらず、という感じでしたから・・・。
未来に向かって何かをやろう、子供のために何かをしよう、という気概を
全く感じることができなかったから、私はイライラしたし、なぜ?という
大きな疑問がいつも心の中を占めていたんです。

私が一人で判断して行動できるようになるまで、とりあえず、私の傍に
存在してくれていただけなんじゃないか、子供がある程度成長して、私が
動きやすくなるまで時間稼ぎしていただけなんじゃないか、とか。。。
そう考えると、何となく全ての辻褄が合うような気がしてきます。

まぁ、妄想ですけれど・・・(笑)



会社のことにしても、これからのことにしても、何も語らないまま、去って
しまって、ずっと、存続しようか、閉鎖しようか、迷っていましたが、閉鎖
することに決めました。

新たに新規の会社を設立する方向で動こうとは思っていますが、私一人なので、
会社組織にしたほうがいいのか、個人事業主として仕事をしたほうがいいのか、
そのあたりがまだよく分からないので、これからもうしばらく、どちらにするか
考えようと思っています。

輸出関連の仕事は、個人事業主としてやるよりも会社でやったほうがいいと
思うのですが、会社設立には資本金が必要なため、今すぐはちょっと厳しいな、
という気がしています。

いろいろな意味で、全て仕切り直し、心機一転、って感じのようです。
今年いっぱいは、後片付けとこの後のプランニングであたふたするので、年が
変わって、来年2012年から、本格的スタートにしたいと思っています。



気になるブログの記事のリンク紹介をいくつか・・・。

◆mintteeさんの、【夢 宇宙船と眼鏡屋】

◆まさこさんの、【あなたがいればいい】
※肉体がなくても、心はいつも一緒だから・・・。
 そう、かえって、そのほうがいいのかもしれない。。。

◆☆sirius☆さんの、【昨日の夢 (12/4)】
※ドキッとする内容・・・。私にもこういう部分あるかも。。。
 楽な方についつい流れてしまう事ってよくありますからね。。。
 最初に?!って思ったときに、きちんと対応できればいいんですよね。
 それを、いい加減にうやむやにすると、その後がさらにいい加減に・・・って
 いうのは、本当に大小あわせたら、たくさんあるような気がします。
 手遅れにならないうちに、気付いたときに、きちんと直していけば、
 いいんでしょうね、きっと。。。


写真は、今朝の夜明けです。
雲がいっぱいで、なんだかどんより~、ぼんやり~、って感じ。
去年の素敵な夜明けとはとても対照的・・・。


04/12/2011

曇りで、夜明け・日の出は見れず。
この数日寒さが厳しくなっています。。。
でも、体が寒さに慣れてきているような気がします。
セントラルヒーティングの温度設定も低め(昼15度、夜17度)に
しているけれど、そんなに、寒い~って感じがしないです。

たぶん、暖炉に火を入れているからかもしれません。。。

で、今日のお昼ごはんは、先日のローストチキンに引き続き、

暖炉でイベリコ豚の肩ロースのローストポークを作って、大成功♪
「イベリコ・フェルミンの広場」のブログに記事を書きました!



ジューシーで柔らかい仕上がりです♪
冷凍のまま、っていうのが、案外良かったのかもしれません。。。
解凍の時に肉汁が出ることなく、完全に中に閉じ込められまるから。


記事のタイトルが、なんだか、中島みゆきさんの、「時代」の
歌詞っぽい感じ・・・。


11.10
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2 コメント

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大腸ガン (しのぶ)
2011-12-05 15:37:21
私も腸、大腸と弱いので大腸ガンに成りやすいタイプ、母の家系は癌に成った兄弟姉妹が多く亡くなった叔父も居ますが、母も皮膚がんで入院、手術しました、いとこも胃がんで治りましたがよく検査しに病院に通っています、今は日本人癌になる人達が多く抗がん剤が問題になっています、家族も大変な事知っていますが無くなるとほっとしている奥さんもいます、まあ子供達が大きく成り孫も居るからでしょう、ひろみさんの場合と違うので、小さなお子さん達抱えどうしようどうしたら良いのかと考えるのもあたりまえです、過去を振り返り複雑な心境になっている様ですね、でも時も経てば心の整理付いているでしょう、人ごとみたいでごめんなさい。
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アメリカが残らない (ミラクル)
2011-12-06 08:35:39
http://maboroshinosakura.blog.fc2.com/
と大違い。
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