
今、「ならまち 」の中心ぐらいに位置する「菊岡漢方薬局」の前です。
黄色の線に沿って番号順に歩きます。

まずは、菊岡漢方薬局の前を右の方へ散策しました。

手打ちそばの看板がかかっています。
右に見えるのは、「庚申(こうしん)さん」のお使いの申をかたどったお守りで、魔除けを意味し、災難が家の中に入ってこないようにつるしています。
「奈良町資料館」にやってきました。

私設の資料館。
懐かしい昔の看板、美術品、奈良町の良俗資料や、仏像などを展示しています。
生活を感じる民具類もあるようです。
ここも、10:00に開くということで(今、8:00)、残念でした。
旧元興寺(がんごうじ)本堂跡の看板が⋯⋯⋯。
「1451年に炎上する」の文字も。

このすぐ近くの「時の資料館」。

ふつうの家のようですね。
古の時代から現代までの幅広いジャンルの時計や、関連資料が多数展示されているようでした。
世界最古のスイスの機械時計のレプリカも見られるみたい。
ここも10:00にオープン。
ふたたび、菊岡漢方薬局の前を通り、隣の「奈良町物語館」です。

伝統的な町家を利用した展示、イベント空間です。
NHKの「ブラタモリ」でも紹介された、元興寺の礎石が家の中に残っているらしいのです。
古きよき町家の生活感を感じながら展示品を見て、町家の雰囲気をまんきつできるそうです。
すぐ近くの「吉田蚊帳」です。



大正11年創業の老舗でした。
蚊帳は、奈良県が8割のシャアを占める一大生産地です。
現在、この店は、観光客の人気の店で、蚊帳の布地を使った暖簾、ふきん、コースター、ランチョンマット、麻ストールを販売しているとのこと。
もちろん、蚊帳も販売。
私も、幼いとき、蚊帳の記憶があります。
少し歩いて、「木奥家」にやってきました。

前に見えているのが、木奥家の主棟です。
ここは、建設開始時からの棟札が複数枚残っていて、建築年代と増築過程がよくわかるそうです。
主棟は1820年築で、「表屋造」として、奈良町最古とみられるだけでなく、全国的にみても古例だそうです。
(表屋造とは、町家形式のひとつで、表通りに面して店を構え、その奥に居住用の建物を別の棟として建てたものをいいます。)
正面は2階建てで、下屋(げや)を通して一体感のある表構えとし、出格子を4か所も設け、庇上は、黒漆喰壁に虫籠窓があります。
旧奈良町の伝統的な町家の姿をよくとどめていました。

南から見た主屋。
ここから、「元興寺(がんごうじ)」に行きました。
元興寺の前に、「寧估庵」。

何の店か考えましたが、やはり、猫カフェでした。
元興寺です。

世界遺産で、古都奈良の文化財。
ならまち の大部分が、かって、元興寺の境内地でした。
日本最初の本格的伽藍である法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともなって、新築移転されたのが元興寺です。(718年)
ここから、猿沢池に戻ります。
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