goo blog サービス終了のお知らせ 

猫のお散歩

アトリエ陶猫のブログです。時々ふらふらとお散歩します。

縄文 1万年の美の鼓動展に行って来ました

2018-08-10 | 美術館・博物館
私にしては珍しく展覧会が始まってすぐに行って来ました。
でも、ブログの更新は相変わらずかなり遅い...。



2001年に同じ東京国立博物館で開催された「土器の造形ー縄文の動・弥生の静」展を見ています。
その時とは違い、他の国の土器なども展示されていましたので、
縄文の個性がより際立って見えたような気がします。



今回は縄文の国宝6件が揃うという事が目玉展示ですが、
私は十日町市博物館や茅野市尖石縄文考古館などで
国宝6件のうち5件は既にそれぞれ個別に見ています。


残りの一つ、函館出土の中空土偶を見るのは
(多分)初めてだと思うのでとても楽しみにしていました。
機会があったら、場所は少し遠いですが
是非、函館市縄文文化交流センターにも行きたいなと思っています。


さて、中空土偶はとても繊細で丁寧な造形でした。
心の中で「触りたいな〜、持ってみたいな〜」と念じつつ、じっと土偶を見つめ、
楽しいひと時を過ごしました。


国宝の土偶以外にも様々な土偶が展示されていて、
常設展や他の展示などで幾たびも再会している土偶もありますが
どれも何度見ても飽きずに面白いものばかりでした。



土器や土偶以外に、興味深かったのは
動物の角を加工した鏃などの小さなものたちです。
精緻さにも改めて感動します。
小さなまん丸の穴が開けられていたり、細い隙間が開けられていたりしていて本当に驚きます。


「電動工具を使わないで鹿の角に極小の穴を開けたり削ったりしなさい」
と言われたら、今の私には何も出来ないと思います。
一体どうやって加工するのでしょうか???
不思議でなりません。



それから、土器を作り、野焼きをする経験が何度かありますが、
火力とか時間のせいなのか、わかりませんがなかなか縄文土器のように上手く焼けません。
縄文人の成形、加工、焼成の知恵には驚かされます。




改めて、縄文人の持っている知恵の素晴らしいことに驚かされっぱなしのひと時でした。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。