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猫のお散歩

アトリエ陶猫のブログです。時々ふらふらとお散歩します。

イサム・ノグチ発見への道に行って来ました

2021-08-04 | 美術館・博物館
久しぶりのブログ更新です。
すっかり更新のやり方忘れてしまった(笑)

コロナ禍以前からサボっておりましたがw
なるべく無理なく更新しようと思っています。

美術館に行く事自体久しぶりで、
上野公園口周辺も随分様変わりしている事に
驚きました💦

そもそも美術館に行くのもいちいち予約しないと
いけなかったりして、
いつも思いつきでふらっとお出かけしていたので
予約するという事に対応出来ない自分がいました。

美術館に入る前に体温チェック、手荷物検査が
行われ、日焼け止めのスプレーが
一時預かり処分になりました(笑)

手荷物検査はオリンピックのせいなのかな?

さて、
予約して行ってるので、並ぶ事なくスムーズに
会場に入る事が出来ました。
予約のメリットですね〜(^^)
サカナクションの山口さんのサウンドツアーを
聴きながら、じっくりのんびり作品を拝見しました。

イサムノグチがお話する動画も見る事が出来て
良かったです。
久しぶりに充実した良い時間を過ごす事が出来ました。

東京都美術館
8月29日(日)まで


縄文 1万年の美の鼓動展に行って来ました

2018-08-10 | 美術館・博物館
私にしては珍しく展覧会が始まってすぐに行って来ました。
でも、ブログの更新は相変わらずかなり遅い...。



2001年に同じ東京国立博物館で開催された「土器の造形ー縄文の動・弥生の静」展を見ています。
その時とは違い、他の国の土器なども展示されていましたので、
縄文の個性がより際立って見えたような気がします。



今回は縄文の国宝6件が揃うという事が目玉展示ですが、
私は十日町市博物館や茅野市尖石縄文考古館などで
国宝6件のうち5件は既にそれぞれ個別に見ています。


残りの一つ、函館出土の中空土偶を見るのは
(多分)初めてだと思うのでとても楽しみにしていました。
機会があったら、場所は少し遠いですが
是非、函館市縄文文化交流センターにも行きたいなと思っています。


さて、中空土偶はとても繊細で丁寧な造形でした。
心の中で「触りたいな〜、持ってみたいな〜」と念じつつ、じっと土偶を見つめ、
楽しいひと時を過ごしました。


国宝の土偶以外にも様々な土偶が展示されていて、
常設展や他の展示などで幾たびも再会している土偶もありますが
どれも何度見ても飽きずに面白いものばかりでした。



土器や土偶以外に、興味深かったのは
動物の角を加工した鏃などの小さなものたちです。
精緻さにも改めて感動します。
小さなまん丸の穴が開けられていたり、細い隙間が開けられていたりしていて本当に驚きます。


「電動工具を使わないで鹿の角に極小の穴を開けたり削ったりしなさい」
と言われたら、今の私には何も出来ないと思います。
一体どうやって加工するのでしょうか???
不思議でなりません。



それから、土器を作り、野焼きをする経験が何度かありますが、
火力とか時間のせいなのか、わかりませんがなかなか縄文土器のように上手く焼けません。
縄文人の成形、加工、焼成の知恵には驚かされます。




改めて、縄文人の持っている知恵の素晴らしいことに驚かされっぱなしのひと時でした。











ガレも愛した清朝皇帝のガラス展に行ってきました

2018-06-10 | 美術館・博物館
サントリー美術館で開催されている ガレも愛した清朝皇帝のガラス展に行ってきました。



いわゆる乾隆ガラスという、被せガラスを削ってレリーフ状の文様を施したタイプの作品がメインの
ちょっとこってりとした重量感のある展示でした。



一口に削ると言っても、ガラスを削るわけですからそれはそれは大変な作業な訳で、
素材自体の厚みもありますが、
その苦労の重みも感じて余計に重く感じるのかもしれません。




私自身の好みを言えば、
不透明で単色のガラスはあんまり好きでは無いのだけれど
その作品が制作された時代を考えるとやはりその存在の意義は凄いのだなあ〜と思います。



場内に何カ所か撮影可能なスペースがありましたので遠慮なく撮影させてもらいました。



作品の所蔵はサントリー美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、MIHO MUSEUM、
町田市博物館の他、辻清明コレクションもありました。
辻清明氏も魅せれれてコレクションしていたのですね。





          





出口付近に展示されていた無数の鼻煙壺。
実際には前後3列ほどの量ですが、鏡にたくさん写り込んで、まるで宇宙の様でした。
小さく可愛らしいけれど、とても重厚感があって存在感のあるものばかりでした。



ガレも愛した清朝皇帝のガラス

4月25日〜7月11日(日)まで
サントリー美術館にて開催

名作誕生 つながる日本美術展に行って来ました

2018-05-26 | 美術館・博物館
見に行こうと思っていましたが、都合がつかずなかなか行けず...
もう間に合わないかと思いましたが、何とか間に合いました。
行ったのは最終日2日前。  やれやれ(^^:)



以前何処かで見たことのある宗逹の蔦細道図屛風は
私の記憶の中にある緑色のイメージよりも明るかったので新鮮に驚きました。



展示全体が比較を意図しているので、とにかく左右に首をふる動作が多かった感じがします。
参考にされた作品ももちろん凄いですが、それを見て制作した作品も負けずに凄いので
首を振りふり、ただただ魅入るのみ。




特に、若冲と文正の鶴の絵は
左右の作品を見比べていたら、すっかり首が疲れてしまいました。




出口付近の岸田劉生の野童女と寒山拾得図も左右に首を降って見たので目眩がしそうでした。





名作誕生 つながる日本美術展は明日5月27日(日)まで
次回の特別展「縄文 1万年の美の鼓動」も楽しみ。


















100万回生きたねこ 佐野洋子の世界展に行って来ました

2018-05-11 | 美術館・博物館
山梨県立美術館で開催されている「100万回生きたねこ 佐野洋子の世界展」に行って来ました。

GWの前に行っていたのですが、UPするのがすっかり遅くなってしまいました。




我が家にももちろん「100万回生きたねこ」の絵本があります。
十数年程前に子供の為に買っていますので、かなり色褪せてきていています。



「100万回生きたねこ」の表紙の原画も展示されていましたが、退色が進んでおり
現在の印刷のものと比べると少し色彩の印象が違うのがわかります。
原画が公開されるのは稀なことだと思うので、今回見る事が出来て良かったと思います。



私の子供たちは大きくなってしまったので
絵本を読む事自体すっかりご無沙汰になっていましたが
また読み直してみようかな。


十数年前の懐かしい気持ちがこみ上げる展覧会でした。




山梨県立美術館


山梨県立美術館開館40周年記念
愛されて40年
100万回生きたねこ 佐野洋子の世界展


6月17日(日)まで

春の院展に行ってきました

2018-04-10 | 美術館・博物館
日本橋三越本店で開催されていた春の院展に行ってきました。


見応えがあって素晴らしいものばかりでした。


私自身日本画の経験は無いのですが、
岩絵の具の独特の肌合いというか、質感がとても心地よいものですね。



3月28日〜4月9日(月)まで。現在は終了しています。




同じ三越の中で開催されていた展示をあちこち見まして、

本館6階 美術特選画廊で開催中の『「E.O展」—多摩美出身作家—』にも立ち寄りました。
多摩美出身作家27名による小品の数々、多彩な作品を楽しませてもらいました。
3月8日(水)から14日(火)まで開催されます。




日本橋三越を後にしてから
銀座松屋で開催されている「与勇輝展」も見ようと思って松屋にも行ったのですが
入場待ちの大行列が階段まで行っていましたので、今回は断念・・・。


やっぱり平日に来なくてはダメですね。
というか、与勇輝さんの人気はやはり物凄いのですね。


期間中、行けるかな〜・・・と思ってみたものの、10日までの開催ということは、
やっぱり無理かな。残念。




運慶展に行って来ました

2017-11-24 | 美術館・博物館
10月7日から、奈良東大寺の重源上人坐像が展示されるというので、
7日が過ぎてすぐに見に行きました。
混んではいたものの、なんとかじっくり拝見することが出来ました。



生命感あふれる美しい仏像の数々。
凛々しくもあり穏やかでもあり。


時代をはるかに超えてなお、生き生きとした作品を拝見して
いったい自分は何をやっているのだろう...と
博物館の床に穴を掘って入りたい気持ちになりました。




ずっしりと重いカタログを迷うことなく購入しました。
家に帰ってから何度も見ていますが全く飽きません。


機会があれば、今度は仏像の本来の居場所にて拝見したいと思います。


9月26日〜11月26日(日)まで
東京国立博物館

驚異の超絶技巧!展に行きました

2017-11-24 | 美術館・博物館
10月のことですが...
三井記念美術館で開催中の「驚異の超絶技巧!」展に行ってきました。
いつものことですが、すっかり更新が遅くなってしまいました(^^;)

タイトルの通り、確かにどれもこれも問答無用の超絶技巧で
実物に迫ろうとする気迫に満ちた作品ばかりでした。
私に全く足りていない能力で、只々見入るのみ。
ああ、100分の1、いや、1000分の1の能力があったらなあ...。

リアルな具象の作品は見ていてとてもわかりやすく
製作者の爪の垢を煎じて飲みたい気分になりました。



9月16日〜12月3日(日)まで
三井記念美術館

吉田博展に行って来ました

2017-08-21 | 美術館・博物館
久しぶりに損保ジャパン日本興亜美術館に行って来ました。



「生誕140年 吉田博 山と水の風景」展が開催中。



この展覧会は本当に素晴らしいものでした!!!
開催期間が残りわずかですので、時間のある方は、いや、無い方も
是非見に行くことをオススメします(^^)



恥ずかしながら、私は吉田博のことを知りませんでした。
この人の作品は知らなきゃダメですね。不勉強を痛感しました。


水彩画も素晴らしいですが、版画もまた素晴らしい。
浮世絵とはまた違う、色彩の美しさ深み、そして空気感...
どの作品も見入ってしまいました。




迷わず、重たい図録を購入しました。
家で図録を何度見ても、その素晴らしさに感嘆してしまいます。
もう一度展覧会を見に行きたい程...。





東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
吉田博展は8月27日(日)まで





藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!展に行って来ました

2017-08-21 | 美術館・博物館
東京藝術大学創立130周年記念特別展 藝「大」コレクション展は
藝大の所有する日本美術の名品ばかりではなく、卒業制作などの作品や自画像、写真、石膏像など
とても幅広い展示内容でした。

高橋由一の「鮭」も拝見することが出来ましたし、
高村光太郎のブロンズ作品と石膏像が並んで展示されているのも興味深かったです。


現代の作品の中で、一番私の心にズシンと残った作品は
野澤聖さんの「見立ての図象たちー家族ー」でした。
ご先祖様たちや、自分の家族一人一人をリアルに描きあげた説得力のある作品でした。


他に気になった作品は現代作家の卒業時の自画像です。
山口晃さんの作品は流石でした。
村上隆さんの作品は、「あら、細い...。」


ここに展示されていない作品の中にも素晴らしい作品はたくさんあると思います。
今回、ほんの一部ですが、見ることが出来て良かったです。



上野を後にして、今度は銀座へ向かいました。つづく。


東京藝術大学
藝「大」コレクション展は9月10日(日)まで

9月8日〜10日には藝祭が開催される様ですね〜。



珠玉の香合・香炉展に行って来ました

2017-08-16 | 美術館・博物館
8月13日(日)、いや〜、超ギリギリ、何とか最終日に間に合いました(^^;)
私にとってはとても久しぶりの静嘉堂文庫。

最終日でしたので混んでいるかな〜と思いましたが、
お客さんはいるものの、とても見やすい状況でした♪

余談ですが、静嘉堂文庫静嘉堂文庫もぐるっとパスに参加する様になっていたんですね。
迷わずぐるっとパスを買ってしまいました(^^)



会場には、小さな香合からびっくりするほど巨大な香合、それから香炉など展示されていました。
一つ一つ趣向が凝らして製作されており、陶器、磁器、漆、どの素材も魅力的でした。
様々な季節、場によって選ばれ、愛でられて来たのがよくわかりました。




国宝の曜変天目茶碗(稲葉天目)も展示されていましたが、
香合の展示の方に人が何人かいて、驚くなかれ曜変天目を独り占めで拝見できる程。
何度か拝見していますが何度見ても美しくて吸い込まれそうな宇宙でした。


曜変天目とほぼ同じ形、重さの茶碗も展示されており、持ってみました。
私が思っていたのより少し軽かったです。



画像は展覧会のカタログ。
ミニサイズで可愛らしいですが、本棚の中で迷子にならない様にしなくては...。



静嘉堂文庫



美術館沿革より
静嘉堂の名称は中国の古典『詩経』の大雅、
既酔編の「籩豆静嘉」(へんとうせいか)の句から採った彌之助の堂号で、
祖先の霊前への供物が美しく整うとの意味です。


ぐるっとパス

1冊2000円で販売されている
東京及び近郊の美術館、博物館、動物園、水族館などの入場券、及び割引券の冊子

タイ展に行って来ました

2017-08-15 | 美術館・博物館
上野の東京国立博物館に行って来ました。
心を鎮めてじっくりタイの仏像を拝見させていただきました。


個人的な私の解釈で失礼ですが、タイの仏像って微笑んだ表情や身体のしなり具合や、
歩いていたりする姿が、とっても可愛らしい感じがするのですよね。
見ている私の表情もおそらく緩んでいた事でしょう。
お陰様で心穏やかな静かな時間を過ごす事が出来ました。


今回の展示の目玉、ラーマ2世王作の大扉は撮影スペースになっていたのですが、
残念ながらコインロッカーに鞄と一緒に携帯も入れてしまっていたので撮影できず...。

撮影出来ない分、しっかりと見て来ました。(←つもり)
とても素晴らしい彫刻が施されていて
その装飾の中に潜んでいる様々な動物たちを探すのが楽しかったです。
それにしても見事なものでした。


会場出口にはプミポン国王プミポン国王の祭壇がありました。
ご冥福をお祈りいたします。


東京国立博物館
タイ展は8月27日(日)まで。

ジャコメッティ展に行って来ました

2017-08-15 | 美術館・博物館
ジャコメッティの事は知識として知っていても、作品そのものを見ていない様な気がしましたので
この展覧会はとっても楽しみにしていました。

夕方から見たので、空いていて見やすかったのはラッキーでした。
西洋絵画などの人気の展覧会の混み様は凄まじいですから......
じっくり、ゆっくり、(多分)初めてのジャコメッティの作品を心ゆくまで鑑賞する事が出来ました。


小さな作品を展示している壁が一部透明になっており、隣の展示スペースの大きな作品が透けて見え、
スケールの違う同じ作品を比較して見ることが出来ました。
通り過ぎる隣の会場の人影に一瞬びっくりしましたが、こういう展示方法は面白いな〜と思いました。
大きい作品の展示スペースは撮影して良い場所でしたので、携帯のカメラでパチリ。




ジャコメッティの作品って、体の細さに対して意外に足が大きんだなあ...



マッチ棒サイズのとっても小さな作品、欲しいなあ...☆




そうそう、猫好きの私としては、ジャコメッティの作った猫も気になりました。
頭部の印象しか具体化されていなくて、あとは殆ど線(^^;)
犬に比べて超簡潔。
枕元に近づいてくる愛猫ももちゃん(故)の印象が思い出されて、愛おしく思えました。

展覧会のぶ厚くて重〜いカタログと共に猫の絵葉書を連れて帰りました。
猫の絵葉書は早速飾っています♪



動物集合 展に行って来ました

2017-05-17 | 美術館・博物館
近代美術館から急いで工芸館に移動しました。入館時間までにギリギリなんとか滑り込みました。
工芸館では「動物集合」展が開催中です。(5月21日(日)まで。)


陶芸、金工、染色などの巨匠の作品がずらりと並んでいまして、
誰の作品がどうとかこうとか言うよりも、
全体として素直に様々な動物や昆虫の意匠を楽しむ事が出来ました。

個人的な意見を言うと、美術館の特質上、大御所ばかりなのは仕方の無い事なのですが、
もっと若手の作家のものもあっても良いかな〜なんて思ってみたりもします。


動物というテーマで作品を集めた企画は面白いと思いましたので、
展覧会の展覧会のカタログがあるかな〜、と探しましたが見当たらないので
受付の方に質問してみましたら今回は作っていないとのことでした。
残念!欲しかったなあ〜。

茶碗の中の宇宙 展に行って来ました

2017-05-15 | 美術館・博物館
上野の東京国立博物館を出た後、竹橋の東京国立近代美術館へ向かいました。
「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」展が開催中です。
ギリギリなんとか間に合いました。




会場に入ると、まず照明の暗さに、直前まで外を歩いて来た目が追いつかず、



「お...お茶碗の色が見えない...」



という状態に陥りましたが、少し時間が経つと目が慣れてきました。

以前行った佐川美術館の照明も相当暗かった記憶があります。
茶室の暗さを踏まえて茶碗を演出する為のものなのかな?



その暗い照明とは対照的に
吉左衛門さんがフランスで制作した作品が展示されているエリアはとても眩しかったです。
違う世界で生まれた作品の違いが体感的にも分かりやすく表現されていたと思います。

楽家に特化した展示で、初代長次郎から次期16代まで順を追って分かりやすく展示されていました。
楽美術館での展示とはまた少し違った雰囲気も興味深かったです。


今回の画像は出口にありました撮影スポットです。
初代長次郎の黒楽茶碗 銘 万代屋黒の複製(アルミ合金のメッキ加工)が展示されていました。
質感が全然違うのが面白かったです。
常設展も見てから、今度はすぐ近くの近代美術館工芸館へ移動です。なんだか忙しいぞ。
つづく。


東京国立近代美術館
「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」展は5月21日(日)まで