乗り切れない翁。買い物に行く。家内に連れられてフリースを買う。その足でカーテンを買う。
お昼を過ぎていたので、お寿司かスパゲティ。家内が寿司がいいというので、くら寿司に行く。
200円皿のマグロを4皿食って、マグロユッケ2皿。あとまぐろ、あじ、ウニ入り軍艦など
10皿以上食べる。気持ちの悪い翁はいつものスーパー。カワハギの刺身と豚のロース
しゃぶしゃぶ用を買って、レジに行くかない。久久に埴輪。こんにちは、こんにちは。
三波春夫じゃないけど、気持ちのいい埴輪。少しはにかみレジをする。わたしをみつめて。
かえって昼ね。3時を過ぎたので、慌ててカラオケ喫茶に向かう。駐車車両はゼロ。
これは2たりカラオケかとゆったりたばこをふかす。大音響を止めると聞こえる。なつかしい
そして愛らしい声。(*´Д`*)来てる。来てる。小躍りしながら、そっと扉を開けると
お嬢とその友達がいた。カラオケ喫茶が、普通のカラオケ店になる。しかも召使付き。
乗り切れない竹取の翁。4曲歌う。最後は練習曲の雪桜。見事に滑る。音外し。
マスターが歌う時の流れに身を任せ。テレサテンにすっかり参るお嬢たち。タクシーを呼ぶ。
ここから作文。フィクション。焦った翁は、つい言ってしまった。食事しに行く?
うんにゃ帰る。さらに焦る。よせばいいのに送ろうか?近くだけど、逆方向。いい?
市内か。ああその信号を左。そこで止めて。時間は5:30分。ラッシュの真っ最中。
曲がったがいいが、元に戻れず、暗い細い路地に誘うお嬢。おいおい大丈夫か。
近道を必死に教えてくれるはいいが、夜道のへたくそなドライバー翁。冷や汗を手のひらに
ハンドルを握る。そこ真っすぐ。真っすぐよ。カーナビのネイちゃんのようにわめくお嬢。
だって、目の前は渋滞の車の列。どんどん目的地から、離れていく翁たち。しかも時間がない。
6:00までに帰りたいお嬢。早く言えよ。言えよ。そこ私の家。なんとかついたが、
窓の外から手を振るお嬢。なかなかやめない。私の後は大渋滞。置き去りにして走る。
流石に扉は、しっかり閉めてる。おっかなびっくり夜道を帰る。大音響で走る。
心細さが、少し和らぐ。帰りました。すっごく聞こえる。ええ。近くでボリームを絞ったけど
聞こえるんだよ。団地中に聞こえる。どうしてだろか。スピーカーを外に向けてない?
そんな馬鹿な。難聴かもね。気をつけることにする翁。しずかで、静寂の住宅地を騒がさない
イノシシと鹿と蝶の世界。あ。それ当たり。からくりかるたはもう終わり。アノ時うたった
城崎恋歌を悲しく歌う翁。こんな想像しては、なみだする。今城崎で、カニ食ってる。
ティアーで来てる。それを言うならツアー。翁がいないから寂しいわ。かまわんわ。
いっぱい食べて帰ってね。ゴルフ付き。お前ゴルフ出来るのか。真っすぐ打てばいいのでしょ
真っすぐ行くのは得意よ。お土産あげるわ。ハイバター。パターだろ。ドライバー。クラブだろ
いつかはお嬢にスクリードライバーを飲ませて、踊りたい翁。またおくってね。だって
あなたはドライバー。いつの間にかアッシー君にされた、爺でした。クラブでいいよ。かに。
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