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昭和43年盛夏、初めて出会った人生の師匠は云った。
未来に羽ばたく使命を自覚するとき、才能の芽は急速に伸びる。

2019年 秋季東京都高校野球大会・一次予選 代表決定戦

2019年09月16日 | 誓球の空2016-2020

[写真] 3安打を固め打ちした4番バッターの河合、主将が打つとチームの士気が上がる。

9月16日(祝)12:45~14:28 曇り やや強い風(本塁→中) 東大和創価グラウンド
秋季東京都高校野球大会・一次予選 代表決定戦
豊南 (豊島区) 000 000 00・ = 0 (8回コールドゲーム)
創価 (小平市) 020 110 12・
 = 7
[ 投 手 ]森畑
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ]高沢、谷藤、石坂
[ 二塁打 ]河合、小松
 
1番(中)島本
2番(二)庄司
3番(三)宮原
4番(一)河合
5番(左)高沢
6番(右)石坂
7番(遊)谷藤
8番(投)森畑
9番(捕)小松

歳を取ると朝が早くて・・・ いつものように4時30分ごろに起きた時は、雨が降ってなかったのに、
5時を過ぎた当たりからポツリポツリと来て、その10分後にはけっこうな雨足となっていた。
その後、雨足が強くなったり弱くなったり(晩秋の季語・時雨の状態)、結局、雨が上がったのは10時30分過ぎ

東大和グラウンドは、外野が人工芝で内野は土だが、内野にはシートが被せてあるので、
雨さえ上がって、その後降ることがなければ・・・ 試合開始に影響はない。
中止との情報もないことから、支度をしてグラウンドに着いたのが11時30分ごろ
まさにグラウンド整備が始まったばかり、丁寧に、丁寧に整備が行われ、
当初の予定から約2時間遅れた12時45分、主審の右手が上がりプレーボールのコールがかかった。

後攻めの創価のマウンドには、初戦に続いて森畑、キャッチャーは小松のバッテリー
内野にはファーストに河合、セカンドは初戦の竹内に代わって庄司、サードに宮原、ショートに谷藤が就く。
外野は初戦と同じく右から高沢、島本、石坂、ほぼ背番号通りのポジションにナインが散った。

[写真] 被安打0、四死球0、奪三振13、内野ゴロ4、内野フライ3、外野フライ4
     凄いぞ! 森畑が24人で打ち取り・・・ 8回参考記録ながらパーフェクトゲーム

[1回表・豊南]
1番、積極的に初球から打って来るが、森畑のストレートに押され平凡なライトフライ
2番、ワンボールツーストライクから高めのストレートを振らせて空振りの三振
3番、ストライク先行で追い込むと、4球目のストレートを空振りの三振
初戦に続き、今日も僅か9球で立ち上がりを三者凡退に打ってとる。

[1回裏・創価]
相手投手は、右のスリークォーターよりちょっと下から投げ込む軟投派、初戦の深川の投手と似たタイプ
1番・島本、ツーボールワンストライクから平凡なライトフライ
2番・庄司、10球以上投げさせたかもしれない、粘りに粘るがショートゴロ
3番・宮原、スリーボールワンストライクから打っていくがショート真正面へのゴロで三者凡退

[写真] 好リードが光るキャッチャーの小松、打っても左中間に技ありの二塁打を放つ。

[2回表・豊南]

4番、1球ストライクを見逃した後の2球目、痛烈な当たりがライトポール際に飛び、一瞬ヒヤッとしたがファール
3球目、外角高めのボール気味の球に思わず手が出てハーフスイング、空振りの三振で強打者を打ち取る。
5番、見逃し、空振り、ファールの後、4球目を空振りの三振
6番、初球ストライクの後、外角高めのストレートを打って出てファーストへのファールフライ
4番の当たりには肝を冷やしたが・・・ それに負けじと、力勝負を挑むバッテリーの気持ちも強い。

[2回裏・創価]

4番・河合、やや詰まり気味だったが、強引に引っ張ると三遊間を真っ二つのレフト前ヒット
5番・高沢、右中間に弾きかえした打球が風に乗って伸びセンターオーバー、三塁打となって1点先制
6番・石坂、当たり損ねのサード前へのボテボテのゴロ、サードの送球が右に逸れたところに石坂が走り込みファーストと交錯
送球がファールグラウンドに抜けたのを見て、3塁から高沢が戻り2点目、石坂の状況が心配されたが直ぐに起きて来る。

7番・谷藤、2点取って押せ押せの場面、谷藤も打っていくが平凡なライトフライ
8番・森畑、初球を痛烈に引っ張ると、レフト前のヒットとなり一死12塁
9番・小松、初球を打っていくがボテボテのサードゴロ、今度はサードが落ち着いて捌き二死23塁
1番・島本も初球攻撃、良いボールだと思ったが・・・ 打ち損じ、ファーストゴロに倒れ、追加点は取れず。

[写真] 創価のファーストは4番でキャプテンの河合、今日は3安打の固め打ち

[3回表・豊南]

7番、見逃し、見逃しから、外のボール気味の変化球に釣られてハーフスイングし空振りの三振
8番、初めてボールが先行しスリーボールになったが、フルカウントに粘ると高めのストレートで釣って空振りの三振
9番、ボール、見逃し、ボール、見逃しの並行カウントから、外いっばいにストレートを決め見逃しの三振
森畑の快速球が気持ちいいほど決まり、三者三振で打ち取る。

[3回裏・創価]

2番・庄司、ワンボールツーストライクから打って出るが、強い当たりのショートゴロ
3番・宮原、ツーボールワンストライクから平凡なセンターフライ
4番・河合、初球を打って出て左中間真っ二つ、外野の守備が深く二塁打
5番・高沢、勝負を避けたか? ストレートの四球で二死12塁
6番・石坂、痛烈に捉えたがセカンド正面のゴロに倒れ無得点

アウトにはなったが、初戦からインコースのボールを引っ張らず、窮屈なスイングで逆方向に打っていた石坂が、
強い当たりで引っ張ったのは次につながる、この後の打席を期待して良いんじゃなかろうか。

[写真] 2番でセカンドを守る庄司、8回にはコールドゲームを決めるタイムリーを放つ。

[4回表・豊南]
1番、打者一巡してトップバッター、2球目を打って来るが緩い当たりのショートゴロ、谷藤が軽快に捌く。
2番、ボールが先行しながらもフルカウント、1球ファールの後、ショート谷藤へのゴロ
3番、ストライク先行でツーストライクから、1球ファールの後、ストレートで押し込みレフトへのファールフライ

[4回裏・創価]
7番・谷藤、ライト右への痛烈なライナー、前進してきた相手ライトが捕球できず逸らす間に3塁を落とし入れる。
8番・森畑、初球をキッチリとセンターに打ち上げ1点追加、長身で手が長い森畑は外角の厳しいコースに手が届く。
9番・小松、フルカウントまで粘るが平凡なファーストゴロ
1番・島本、フルカウントから四球を選んで二死1塁
2番・庄司、島本が初球に走って二死2塁から、12塁間にゴロを打つが相手ファーストが好捕、駆けっこになったが間に合わず


[写真] ホットコーナーは3番・宮原、試合を左右するキーマンの一人だけに、早く調子を上げて欲しいと願う。

[5回表・豊南]

4番、前の打席で大きなファールを打たれた4番だが、初球ファールの後、ストライクを2球続けて見逃して三振
5番、フルカウントまで粘られたが、当てただけのピッチャーゴロ、森畑はフィールディングも上手い。
6番、見逃し、見逃し、ボールから、1球ファールの後、インコース低めをズバッとついて見逃しの三振


[5回裏・創価]

3番・宮原、2球目を痛烈に叩いてセンター前ヒット
4番・河合、2球目を痛烈に引っ張ってレフト前ヒット、ここで豊南のピッチャー交代(1番→5番・サイドの軟投派)
5番・高沢、初球でキッチリ犠打を決め一死23塁

6番・石坂、詰まり気味だったが、力でピッチャーの左を抜く、相手ショートのファインプレーにあったが
捕球した態勢が崩れており本塁には投げられず1塁へ送球、その間に3塁から宮原が戻り1点追加
7番・谷藤、なおも二死3塁、スリーボールワンストライクから四球を選び二死13塁
8番・森畑、初球を打って出るが、体が泳いでしまい左中間へ上がった平凡なレフトフライ
もう1点欲しかったが・・・ 今シーズンは、こんな展開なのかな?

[写真] 守りだけじゃない。技ありのライトへの三塁打で貴重な追加点を演出した6番・ショート谷藤

[6回表・豊南]
7番、見逃し、空振りで追い込むと、3球勝負で空振りの三振
8番、ワンボールワンストライクから、ライト前にフラフラと打ち上げるが、セカンドの庄司が下がってキャッチ
9番、見逃し、見逃し、ファールから見逃しの三振
ここまで相手打線が2巡したが、芯で捉えられた打球は2回の4番のファールだけ、森畑が快調に飛ばし続ける。

[6回裏・創価]
9番、小松、ワンボールワンストライクから平凡なライトフライ
1番・島本、しっかり捉えたが・・・ ショート正面のゴロ
2番・庄司、ワンボールから2球目を引っ張って12塁間真っ二つのライト前ヒット
3番・宮原、初球に盗塁を決め二死2塁とするが、ツーボールワンストライクからセカンドゴロ
チャンスはあるんだが・・・ あと1本が出ない。

[写真] 長打あり、犠打あり、良いところで打順が回り、期待に応えてくれる5番・レフト高沢

[7回表・豊南]
1番、ストライク先行のワンボールツーストライクから、当てただけの浅いセンターフライ
2番、初球を打ってセンターフライ、風に乗ったがセンターの島本が背走してランニングキャッチ
3番、見逃し、ボール、ボールからファールの後、空振りの三振
なんと、ここまで打者21人に対しパーフェクト・・・ ひょっとして、ひょっとしたら、あるかも?

[7回裏・創価]
4番・河合、2球見逃してツーストライクから、痛烈に捉えるがショート正面のゴロ
5番・高沢、当たり損ねだったが、ボテボテのゴロがセカンドの前に転がると、だっ書してきたセカンドがお手玉して内野安打
6番・石坂、初球に盗塁を決めて一死2塁、直後の2球目を強引に引っ張りライト線に転がる三塁打となって1点追加

7番・谷藤、スクイズも有りか?と思っていたが、打って出てファーストライナー、当たりは良いが今日は正面に良く飛ぶ。
8番・森畑、初球を打って平凡なセカンドゴロ、
もう1点のチャンスだっただけに・・・ ちょっと勿体ない攻撃が続く。

[写真] 今シーズンの盗塁成功率100%、1番・センター島本が塁に出ると、即座にチャンスが訪れる。

[8回表・豊南]
4番、ワンボールからフルスイングした打球は高いセカンドフライ、風に押されたフライに庄司の足が縺れかけるが辛うじて捕球
5番、ファール、見逃しで追い込むと、1球ボールの後、コーナーいっぱいのストレートを見逃して三振
6番、初球が当たり損ね、ピッチャーの左に緩いゴロ、森畑が素早く反応して捕球するとファーストへ快速球を投げ込みアウト
いよいよ、いよいよ・・・ あと3人

[8回裏・創価]
9番・小松、ショートの頭上を低いライナーで超える左中間真っ二つの二塁打
下位を打つ左打者がこのバッティングが出来るとチャンスが膨らむ、ナイスバッティングだ。
1番・島本、初球を3塁線に犠打、見逃せばファールだったが、背番号5の投手はライン際で拾って送球するが間に合わない。

2番・庄司、無死13塁から島本が盗塁を決めて無死23塁、2点入ればコールドゲームなので外野は前に出て来るが・・・
庄司の打球は二遊間を渋く抜くセンター前、3塁から小松が帰ってまず1点

さらに・・・ 3塁コーチは2塁走者・島本の足を信じ右腕をぐるぐる回す。

センターから良い返球が帰ってきたが・・・ 間一髪でセーフ
ブロックが可能ならアウトのタイミングだったが、コリジョンルールのためベース前で捕球したキャッチャーが追いタッチ
ほんの一瞬だったが、タッチの前に島本がホームベースに滑り込んでおり・・・ 7対0、コールドゲームとなった。

[写真] 6番・ライト石坂、内野ゴロで一塁手と交錯し一瞬ヒヤッとしたが・・・ 無事、良かった。良かった。

主審のストライクゾーンが若干広かったことも幸いしたが、これは両校ともに同条件
コーナーには厳しめだったが、高低には甘く、どちらかと言えば軟投派よりも、速球派に優位だったのかもしれないが、

今日の森畑投手は、ストレートが伸びていた上に、制球が抜群で文句なし、最高に楽しいマウンドだったのじゃなかろうか。

本音をいえば、あと3人だっただけに・・・ パーフェクトゲームの達成を見たかった気持ちもあるが、
下手に騒がれることを考慮すれば、ちょっと複雑なんだが、これで良かったとの思いもないではない。

打線は、左の石坂と庄司のバッティングに注目したい。
右への強い当たりは光明だと思う、今まで二塁に走者がいながら進塁打が打ててなかったが、これで打線が繋がるだろう。
あとは宮原の状態が上がってくれば、河合と高沢は振れてるし、島本と谷藤は持ち味を出しているので、
得点力は今以上にアップするだろう、本大会ではそこら辺りに注目してみたいと思う。

対戦校の豊南について、メンバーは11人しかいなかったが、内外野ともに球際に強く守りが堅いチームだった。
打線では4番バッターのパンチ力には肝を冷やしたし、トップバッターの反応の良さも目立っていた。
残念だったのは、その球際の強さがミスに繋がってしまった、4回・谷藤のた三塁打と8回・島本の内野安打ではなかろうか。

4回の場面では、まだ2点差でありイニングが浅かったので、もう少し遠くから回り込んでワンベースに抑えておけば、
このイニングに追加点が入ったかどうかは不明だったんじゃなかろうか。
また、8回の場面では、背番号5の投手じゃなく、先発した背番号1の投手だったら見逃してファールにしていただろう。
焦りがあったのかもしれないが、結果としては背番号通りに三塁手として咄嗟に反応してしまったのじゃなかろうか。

さらには、選手は少人数だったものの、応援する方々はとっても多くいらっしゃっていて、
お揃いの赤いウェアで、タイミングよく声をかけるなど・・・ まさに一丸、とっても熱いチームでした。

最後に、あれだけの雨が降ったにも拘わらず、
ほぼ完ぺきの状態になるまで、グラウンドを仕上げてくれた創価のOBや控え選手たちに感謝したい。
ご苦労さまでした。
そして・・・ ありがとう。

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4 コメント

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Unknown (孔明)
2019-09-16 20:44:25
お疲れ様でした。

今日は午後から予定があり現地に行けませんでしたが、直接観戦できなくて残念です。

雨で試合開始が大幅に遅れる中での森畑君の快投、頼もしい限りです。

そして、懸命にグラウンド整備をしてくれたメンバーに、改めて感謝ですね。
返信する
Unknown (誓球の空)
2019-09-17 21:33:19
森畑投手、サイコーのピッチングでした。
芯で捉えられた当たりはファール1本だけだったと思います。
あとはエンジンの掛りが遅い打線の頑張りですね。
返信する
Unknown (maria)
2019-09-19 02:15:36
夏の忘れ物を間違いなく取りに行ってくれる❗️
いつもながらの、誓球の空様の臨場感溢れるブログを拝見しワクワクしています✨
森畑くんのピッチング、相変わらず素晴らしいですね。
『夏大会、準優勝🏆️』のプレッシャーもあると思いますが、選手一人一人のポテンシャルの高さがそのまま発揮されれば間違いなく最高の結果がついてくると期待が高まります✨
グランド整備には夏の大活躍が記憶に新しい『引退した3年生(50期生) 』が積極的に参加してくれていたようです。
陰で支えるメンバーにも光を与えてくださるコメントに感動です。創立者をはじめ支えてくださる全ての方々への感謝の思いが勝利への原動力になりますよね✨
返信する
Unknown (誓球の空)
2019-09-19 19:36:40
mariaさま
コメントを頂戴し、ありがとうございました。

レギュラー選手のみならず、控え選手を含む、陰で支えてくれるメンバーや、応援されてる方々にも注力し、
皆さんの良いところを、たくさんたくさん見つけ発信できたらと・・・ 思っています。
返信する

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