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昭和43年盛夏、初めて出会った人生の師匠は云った。
未来に羽ばたく使命を自覚するとき、才能の芽は急速に伸びる。

2019年 秋季東京都高校野球大会 三回戦

2019年10月27日 | 誓球の空2016-2020

[写真] 強いストレートを武器に、先発して5回を散発3安打で完封した石坂投手(ナイスピッチング!)

10月27日(日)12:37~14:02 晴れ 無風 都営駒沢球場
秋季東京都高校野球大会 三回戦
日本学園 (世田谷区) 000 00・ ・・・ = 0  (5回コールドゲーム)
創価    (小平市) 410 
41・ ・・・ =10
[ 投 手 ]石坂
[ 本塁打 ]石坂
[ 三塁打 ]庄司
[ 二塁打 ]庄司2、島本
 
1番(中)島本
2番(二)庄司
3番(三)宮原
4番(左)高沢
5番(投)石坂
6番(遊)谷藤
7番(一)高橋
8番(右)弘原海
9番(捕)小松

昨日の試合が終わってから・・・ まだ23時間しか経っていない。
両校ともに同条件だから、愚痴を言っても致し方ないが、
出来ることなら、昨日の午前中に2回戦、今日の午後から3回戦ぐらいの調整をしてもらえれば嬉しかったのだが・・・

そんなこともあって、今日の創価のマウンドには、昨日116球を投げて完投したエース森畑は上がらず、
北海道からやって来た期待のサウスポー石坂が上ることになった。
そして、石坂が守っていたライトには、背番号10を付けた弘原海(わだつみ)が就き、
キャプテン河合は今日も控えに回り、ファーストには昨日に続き背番号13の高橋が就いた。

場内アナウンスでは、12時45分に試合開始予定と案内されたが、
ことのほかグラウンド整備が順調で、35分には審判団が出て来て集合の号令がかかった。

[写真] 石坂は、そんなに上背がある方ではないが、フォームが大きくて、思い切りがよい腕の振りでガンガン攻めて来る。

[1回表・日本学園]
1番、ツーボールツーストライクからピッチャーの足元を抜くセンター返しを打たれ無死1塁
2番、強気のストレートで犠打を二つ失敗(ファール)させたあと、打ちに来るが空振りの三振で一死1塁
3番、ストライク先行で追い込むと、インコースのストレートで詰まらせたショートゴロに打ち取り二死2塁
4番、ボールが先行しツーボールとなったが、3球目を詰まらせてセカンドゴロ
いきなり先頭にヒットを許したが、石坂が落ち着いて後続を抑える。

[1回裏・創価]
日本学園の先発は背番号20を付けた小柄なサウスポー、昨日の試合で9回の1イニングを投げたのを見ていたが、
変化球をコーナーに投げ分ける技巧派、スピードはあまりないのでじっくり見て行けば活路はあるだろう。

1番・島本、ワンボールワンストライクから3球目を打つが平凡なショートゴロ
2番・庄司、1球も振ることなくスリーボールワンストライクから四球を選び一死1塁
3番・宮原、庄司と同じく1球も振ることなくスリーボールワンストライクから四球を選び一死12塁
4番・高沢、前の二人と同じくスリーボールワンストライクになったが、打っていってファーストへのファールフライ
これは打ち損じ、狙ったボールじゃなく、ススビート感がないので、打てるボールを打ってしまった。(そんな感じ)

5番・石坂、またもやボールが先行する、フルカウントから一閃、
打球は弾丸ライナーでライトポール際に飛び込むスリーランホームラン、一振りで試合の流れを引き寄せる。

6番・谷藤、得意の右打ちでファーストの後方にポトリと落とし二死1塁
7番・高橋、2球目に谷藤が走るとキャッチャーからの送球に反応が遅れ、送球がセンターに抜けるのを見て谷藤は3塁へ向かう
昨日はブレーキになった高橋だったが、ここで汚名返上の三遊間真っ二つ、レフト前タイムリーで4点目
8番・弘原海、高橋が盗塁を試みるが・・・ 今度はキャッチャーから良いボールが2塁ベースに行きタッチアウト
初回から4点をあげ、早くも創価が主導権を握った。

[写真] 初回のスリーランは圧巻、弾丸ライナーであっという間にスタンドに突き刺さる。今日の石坂は打っても凄かった。

[2回表・日本学園]
5番、フルカウントから、ストレートが外れて四球、無死1塁
6番、ファール、見逃し、空振りで三球三振、一死1塁
7番、ヒットエンドランを仕掛けてくるがサードゴロ、宮原が1塁へ送って二死2塁
8番、空振り、ボール、空振り、空振りで三振、このイニングも先頭打者を出したものの後続はピシャリ

[2回裏・創価]
8番・弘原海、ツーボールツーストライクからセンター前にポテンと落ちるヒットで無死1塁
9番・小松、手堅く送って一死2塁
1番・島本、ツーボールツーストライクからレフトフライ、(島本の時だけ変化球がコーナーに決まっている。)
2番・庄司、ワンストライクから2球目を痛烈に叩くと右中間を真っ二つ、タイムリー2塁打で1点追加
3番・宮原、押せ押せの場面だったが、止めたバットに当たってしまいファーストゴロ(これは本人も残念だろう。)


[写真] おいおい君の守備範囲はどこまで広いんだ。右に左に、前に後ろに、創価のショートには谷藤がいる。

[3回表・日本学園]
9番、二遊間を抜けそうなゴロ、ショート谷藤がベースの後ろで捕球すると体を一回転させて1塁送球(これは凄い。)
1番、フルカウントまで粘られるが、詰まったセカンドゴロ、庄司が軽快に捌く。
2番、見逃し、見逃し、空振りで三球三振
やっと三者凡退、石坂のペースも上がってきたようだ。

[3回裏・創価]
4番・高沢、ワンボールから痛烈に捉えるがセンターがランニングキャッチ
5番・石坂、ツーボールワンストライクから左中間に打ち上げるが、これもセンターの守備範囲
6番・谷藤、ワンボールツーストライクから、抜き気味のボールを振ってしまい空振りの三振
このイニング、創価も三者凡退、試合が落ち着きかけてきたかもしれない。

[写真] 意外性があると言っちゃ申し訳ないが、打っても、送っても・・・ なんでもOKの9番バッター小松

[4回表・日本学園]
3番、二遊間への緩いゴロ、ダッシュ良く飛び出してきた谷藤が2塁ベースの右で捌きノーステップで送球
上手すぎる・・・ この守備範囲の広さは、いったい何なんだ。 
4番、ワンボールツーストライクから、ワンバウンドする変化球を振らせて空振りの三振
ワンバウンドしたボールは1塁側に逸れたが、小松がナイスカバーを見せファーストに送りアウト
5番、ツーボールツーストライクから、またもやワンバウンドする変化球で空振りの三振、ここでも小松が落ち着いて捌く。

[4回裏・創価]
7番・高橋、初球を強引に引っ張ると3塁線を抜く、レフトのカバーが早く2塁打にはならず、無死1塁
8番・弘原海、犠打失敗のあと打って出るがファーストゴロで2塁アウト、走者が入れ替わって一死1塁
9番・小松、ヒットエンドランを仕掛けると、軽くミートしてライト前、技ありのヒットで一死13塁

1番・島本、初球をセンター前に運び1点、2塁のベースカバーがないのを見逃さず走り2塁打、一死23塁
2番・庄司、初球を痛烈に叩くと低いライナーがぐんと伸びセンターオーバー、3塁打となって2点追加
3番・宮原、打ちたくて打ちたくて仕方ないのだろう、ややあまいボールは全て振ってたが、結局フルカウントから四球

4番・高沢、初球に宮原が走り一死23塁、痛烈な当たりが三遊間に飛ぶが、サードが横っ飛びで捕球
ナイスプレーだったが、ファーストへの送球が逸れてしまい1点追加し、なおも一死23塁
5番・石坂、長打を警戒してか、ストライクが入らず、ストレートの四球を選んで一死満塁、さらにチャンスが広がる。

ここでピッチャー交代(20番→1番)、190センチの長身だが、メンバー表によると体重は60キロ
角度はあるが、ちょっと線が細く、苦戦するほどの強いボールはなさそうである。
6番・谷藤、フルカウントから浅いセンターフライに倒れ二死満塁
7番・高橋、ワンボールツーストライクからセンターフライに倒れ追加点は奪えず。

[写真] 2番・セカンドの小松、守備も上手いが・・・ 長打3発のバッティングが凄すぎる。

[5回表・日本学園]
6番、痛烈な当たりがサードを襲う、宮原のグラブから毀れると、一瞬ボールを見失い1塁へ送れず。
強襲ヒットでも良い当たりだったが・・・ 記録はエラー(これは厳しい。)

7番、二遊間へ痛烈に弾き返すと、庄司がグラブら当てて弾く、これを見て1塁走者は3塁へ向かうが、
バックアップしてたショートの谷藤が素早く3塁へ送りタッチアウト(こりプレーは隙が無い、ナイスプレーだ。)

8番、フルカウントから見逃しの三振(この回、ストライクとボールがハッキリしてて制球が乱れている。)
9番、フルカウントから良いボールだったが、若干低く歩かせて二死12塁
番、初球が暴投となり二死23塁、ツーボールとボールが先行したが、強いストレートで詰まらせセカンドゴロ
ピンチを背負ったが、なんとか凌ぎきる。

[5回裏・創価]
8番・弘原海、12塁間へゴロ、ファーストが取ってピッチャーへトス、ピッチャーと競争になったが間一髪でアウト
9番・小松、ワンボールワンストライクからライト前にクリーンヒット
1番・島本、初球に小松が盗塁を決め一死2塁、島本はスリーボールワンストライクから見極めて歩き一死12塁
2番・庄司、初球を痛烈に叩くとまたもやセンターオーバー、この試合3本目の長打で10点目が入りコールドゲーム

これでベスト8への進出が決定した。
次戦は11月3日、使用する球場は今シーズンいっぱいで取り壊しが決まっている東京高校野球の聖地・明治神宮第二球場
たくさんの思い出がある球場で行われる今季公式戦の最終日(準決勝と決勝は神宮球場)に創価が登場する。

第一試合は、「 創価 vs. 日大二 」 甲子園への出場実績がある、今や古豪と呼ばれる両校の対決
第二試合は、「 帝京 vs. 日大三 」 こちらは甲子園で優勝したことがある強豪校が対決する。

一言だけ追加で付け加えさせてもらうと、創価は明治神宮大会、日大二は国体で優勝しており
11月3日に登場する4校は、いずれも全国制覇をしたことがあり、
今大会の好カードといっても良いんじゃなかろうか。
これは・・・ 見逃せないね。

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