道東を発見する旅 第3の人生

ロイヤルナイト、サンシャワー

最近の出来事

2,3日前、見慣れない印刷されたハガキが届く。自分の住んでいる地域の社会福祉協議会が発信元で近くの小学校が会場になっている。いったい何のハガキなのか・・・・

平成29年度「敬老の集い」のお誘いでした。すぐ破って捨てました。

おめでたい話

我が国の皇族の王女様の御婚約が決まりました。おめでたい事です。感情をあらわにしないようにしておられるご両親もきっと嬉しいに違いない。それに因んで最近見た映画の話を書きます。

ロイヤルナイト

先日、WOWOWで「ロイヤルナイト」という映画を観た。

何も予備知識なしに観たのだが、実話に基づいているそうで驚いた。

70年前のロンドンで第2次世界大戦のヨーロッパの戦勝記念日の前夜、エリザベス王女(今の女王)がお忍びで宮殿を抜け出してロンドンの街に繰り出したという映画である。

エリザベス王女は妹のマーガレット王女と2人で祝勝気分で大騒ぎのロンドンの街を一晩、あちこちを歩き回るストーリーである。実際は10数人で出かけたそうだが、映画は面白おかしく脚色されている。

ヒロインのエリザベス王女役はサラ・ガトンという女優で、とても清楚で美しく描かれていた。

映画の前半では、一般庶民の生活の中に飛び込んでいる不安な様子が、実にうまく演技していて、見ている方も感情移入してしまい何が起こるのか不安になりながら見ていた。

ただ後半は、一転して前半と対照的に積極的で強い王女の姿を見ることが出来て、やれやれというところだった。身分を明かして宮殿に戻るまでの過程では思わず涙が出てしまうシーンがいくつかあり、実にいい脚本だった。

興味のある方はぜひ、レンタルで借りてみてください。色々印象に残った点を紹介します。

ストーリー

王女が宮殿を出てお忍びで街に出るストーリーは「ローマの休日」が本家のように思えるのだが、実は時期的にこちらの方が古いのでローマの休日がエリザベス王女の実話にヒントを得て作成されたのかもしれないと思ったが、きっとそうなのだろう。

愛称

映画の中で出てくる愛称が面白かった。

エリザベス王女の家族(王様や女王、妹)は、王女を「リジー」とか「リリベッド」と呼んでいた。

一般にべスとかリズとかが多いように思うのだが、リリベッドだなんて、普通にその愛称が使われているのだろうか。一方マーガレットは「マギー」と呼ばせていたが、自分で「マグス」と呼んでくれ・・とも言っていた。

家族や友人の間でしか呼ばれることはない愛称なのだろう。これも実際にそう呼ばれていたのだろうと思う。

一般庶民の生活

エリザベス王女は偶然知り合った空軍兵と共に街中を冒険するのだが、身分をあかしてから、一般大衆の生活、自分で紅茶を入れたりバスに乗ったりしてみたかったというセリフが会話に出てくる。つまり一般庶民の生活が王女にとって夢の世界である。

そして空軍兵にパリに対する熱い思いを語る。何もスケジュールがなかったらパリのカフェで、クリームを入れたココアを飲みながら一日過ごしたいと言わせている。

深夜、0時を過ぎて、和戦条約が発効しドイツとの戦いに勝利した瞬間、バッキンガム宮殿の塀の外から群衆の一人として王様と女王がバルコニーに立って手を振る姿を群衆の一人で眺めるシーンがあるのだが、それが象徴的だった。

おとぎ話

WOWOWでは週に一回、解説つきで映画を紹介するのだが、この映画も解説つきで、その中でコメントしている小山薫堂氏が「誰かにとっての普通の生活が誰かにとってのおとぎ話」と話していた。

我々はきっと、誰でも人と同じだと思って生活しているが、考え方や生きざまは人それぞれだ。

最近の日本ブームで外国人が日本に大勢やってくるが、外国人にとって日本人の普通の生活がおとぎ話のようなのだろう。日本を自画自賛する番組をみると何となくうれしいのだが、その理由がここにあるのだと思う。次はその中の一つのエピソードを紹介します。

サンシャワー

大貫妙子という歌手がいる。自分も、もうちょっと若いころ、吉田美奈子と共にレコードやCDを集めてよく聴いたものだ。

先日、大貫妙子の古いアルバム「サンシャワー」の再プレスが決まった事をたまたま車の中で聞いていたFM放送で話していた。

そのきっかけが面白い。

中古アルバムのオンライン取引をしているサイトから引用
http://diskunion.net/jp/ct/detail/1007195178

HMV record shop渋谷のオープン記念で再発され、即完売。
昨年、レコードの日に合わせて再プレスされましたがすでに完売した永遠のマスターピース、大貫妙子「SUNSHOWER」。

先日、某テレビ番組にて、外国人の音楽ファンが日本へ大貫妙子「SUNSHOWER」 のアナログを探しに来るという内容がオンエアされ各所で話題となり番組終了後に問い合わせが殺到するなど、再び注目を浴びる大名盤の再々プレスが決定です!!

引用終わり。

次にその某テレビ番組の内容とその後の展開を以下のサイトで読めます。

大貫妙子の「サンシャワー」のレコードを探す外国人が話題に #YOUは何しに日本へ
https://ongaku.tech/2017/08/onuki-taeko-sunshower/

おとぎ話のようなストーリーは引用したサイトを読んでいただければあらすじがよくわかるのだが、スティーブンという人のLPとの不思議なめぐりあいに「大貫妙子」さん自身もツィッターで「びっくりしている」様子をでさらにそれが本人に伝わったそうだ。

まとめ

外国人にとって日本人の普通の生活は、きっとエリザベス王女の一般大衆に対する思いのようなおとぎ話の世界に違いない。

我々も、平凡に思える普通の日本人としての毎日を、実はおとぎ話の世界に生きていると思って楽しみましょう。

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