道東を発見する旅 第3の人生

勉強しています

勉強してます

統計の概念をきっちりと理解するためには、確率を理解しておかなければならない。そう考えて、このところずっと確率の本を読んでいる。

やさしい本から難しい本まで色々揃えたのだが、測度(確率の専門用語)についての説明がなければ初心者向けで、それがあれば難易度が高くなるようだ。

初心者といっても、大学の1、2年程度であり、測度を理解するためのレベルグ積分は、解析などを十分に理解した上で取り組む課題のようだ。

自分がこのレベルの勉強を始めるためには、もっと基礎を固めないといけないようである。

遠い目標に向かって今日も細々と出来る範囲を勉強するのである。

せっかく、このレベルまで来れたのでもう少し高いところに登ってみたい。それだけが今の希望だ。

確率論入門

やさしい方の代表として、今、コルゴモロフというロシア人の数学者が書いた入門書を読んでいるが、これが凄く面白い。

本の導入部分である第1章は、コルゴモロフが一人で書いたそうだ。

数学教育に力を入れていた人だそうで、確率のいろんな概念をさらっとわかりやすく説明している。

なぜ、そうなのか。コルゴモロフは漠然としていた確率の世界の概念をまとめた人で確率の世界の巨人のような人なのである。

もう一人の巨人は、日本人の伊藤清という人である。いずれ、その人についても紹介したい。

いずれにせよ、難解な概念がコルゴモロフの頭の中でいかに整然と理解されているかを反映しているのだと思う。

いわゆる、初心者向けの本は、定理や公理を丸暗記しろ!とばかり羅列しているだけであるが、この本は確率の森を俯瞰しながら特定の場所を案内してくれているような感じだ。

それらの概念が自分の頭の中で本来あるべき場所にはめ込まれていき、ジグゾーパズルが頭の中で完成していく。

これは、どこかで見たような心象風景だ。

美しい体操

体操のスーパーヒーロー、内村が同じような事を語っていた。

すごく難しい技を、誰でも見ている人が簡単にこなしているように思える(見える)レベルを目指しているのだそうだ。

これこそ、誰も行けない高みの世界をきわめている人の言葉だろう。

同じような気分で、コルゴモロフという偉大な数学者の頭の中で具現化されている様子を自分がながめているようだ。

自分が、学問に対してこんな気持ちになれている事がうれしい。

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