道東を発見する旅 第3の人生

不思議な1週間

この1週間、立て続けに滅多に起こらないことが起こり、ちょっと不思議な気分を味わいました。

腕時計の裏蓋が外れる

この10年くらい腕時計をはめていなかった。2ヶ月くらい前に、息子が時計を買ったのをきっかけに、自分も社会人らしく腕時計を持とうと思い千里阪急の時計売り場に買いに行った。

店員さんに、ベルト式で出来るだけ薄い時計が欲しい、という希望を伝えて、向こうの勧めるままシチズンの電波腕時計を購入した。

先日、自分のデスクに置いてあった腕時計を手首につけようとした、その瞬間、パランと腕時計の裏蓋がはずれてしまった。

中味がむき出しになってしまった。ふたをしていいのかどうか分からないので、ビニール袋に入れ時計売り場に持っていった。

その筋の専門家に見える責任者の人が、すぐ蓋をはめてくれた。そして、しばらくの間、ずっと片目に拡大鏡をつけて時計の周囲を眺め続けていた。

そしておもむろに口を開き「なぜ外れたのか理由がまったく分かりません」と言う。そして「もし良ければお預かりしてメーカーに調べさせますけど、いかがいたしましょう」と言った。

「滅多に起こらない事」が起こったそうだ。もう一度外れたら調べてもらうことにしたのだが、専門家が不思議がるくらい珍しいことのようだ。

病院で

今の病院に勤務するようになって、2年以上たつ。その間、感染対策チームの一員として毎週、病棟を巡回している。主に、薬剤耐性菌が検出された病棟を回っている。

今週、回診した中に珍しい症例があった。

厄介な菌が検出されたのだが、次の日に症状が改善されて対応する必要が無くなったケースがあった。このケースでは、自分が現場の看護師さんに対し「滅多にないことが起こったようなんで、特に対策は必要ありません・・・・」と説明した。

もう一つ、詳しくは書けないけど、不思議な光景を見てしまった。若い医者の行動だけど、長い間、医者を見てきたが、こんなケースを見たことがないというくらい珍しい光景であった。

怖ろしく臭い新品のバッグ

1週間前、梅田のメンズ館でネービーのビジネス用皮革バッグを買った。

展示品を見て、購入を決めた。すると、店員が倉庫から袋に入った新品を持ってきて紙袋に入れてくれた。

家に帰って、袋を開けたところ、ものすごい臭いがしている。何に使ったのか不明だが有機溶媒が十分に乾いていなかったようで、臭くて頭が痛くなった。

すぐ、大きなビニール袋に入れて口をしっかりとしばり、臭いを封じ込めて、返品に行った。

売り場の責任者を呼んで、ビニール袋の口を開け、臭ってみてくれと言い、検品はきっちりしていたのか、とか健康被害(有機溶媒中毒)の可能性があるぞ、とクレームをつけておいたので、向こうは謝るばかりで、すぐお金を返してくれた。

そして、その責任者曰く、「こんなケースは経験したことがありません」と言った。これも滅多に起こらないことが起こってしまっていたようだった。

スーパーで、2年ぶりに知り合いに会う

昨日の夕方、スーパーに買い物に行く。

お店に入る前、2年前にそこで出会った知り合いに、会うような気がした。

買い物をしていたら、その人が目の前に現れたのでビックリである。2年ぶりくらいなのだろうか。色々話しをしたのだが、不思議な気分だった。

何故、こんなに次々と?

なぜ、滅多に起こらないことが起こるのか、自分にその理由が分かるはずはない。

ただ、今の自分が以前と違うとすれば思い浮かぶ事はある。

以前、ブログに書いたことがあるのだが、職場では毎日、検体の受付を手伝っていた。

理由は、受付の事務員の数が少ないこと、そして、することがないからだ。

そもそも自分は病院に在籍しているだけでいい、という気楽な立場である。ところが、自分みたいな貧乏性の人間は、これがすごいストレスになるのだ。

まわりの人が忙しく動き回っているのに、自分は何もしなくてもいいなんて、人生で、こんなにストレスのかかる立場を経験したことがないのだ。だから、身体を動かしたいストレスから開放されたいと思い2年近く受付を手伝ってきた。

ところが、自分が受付をしているという事も影響して病院側が職員増に踏み切ってくれたのだ。それで、人が増えて先月の半ばから自分は受付をしなくていいことになったのである。

カタルシス

すごく困ったのだが、2週間くらい前からやむなく、勉強することにしたのだ。今までじっくりと勉強する事がなかった統計の本をきっちり読み始めた。

すると、自分の頭の中で雲のベールに包まれていた難解な概念が、じょじょに雲が消えて晴れ渡る青空のように遠くまで見渡せるようになってきている。

いわば「カタルシス」が起こったのである。そんな訳で、これが関係しているのかどうか分からないけど、このところ、毎日、不思議な事件との遭遇を楽しみながら生きています。

註:カタルシスとは何か、ヤフー知恵袋より引用http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417790634

「心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること」

最後に、前々回に書いた岡崎選手のリアルタイムの話題を紹介して今回は終わります。それでは6月第2週も楽しく過ごしましょう!

岡崎が本田に伝えた“異常”な要求

「絶対に走るから、見える前に裏へ」
http://brazil2014.headlines.yahoo.co.jp/wc2014/hl?a=20140606-00820969-number-socc

前々回、岡崎選手の事を書いた。先日のキプロス戦の時に、本田選手にこう伝えていたそうだ。

「圭佑には『絶対に走っているから、こっちを見る前に出して』と伝えています」

わかりやすく説明してみる。

本田がゴールの近くでボールを持ったとき、岡崎は、本田に自分がどこにいるか確認しなくていい、相手ディフェンスの裏にパスを出してくれと言っているのである。

パスを出す方にすれば、誰もいないところにパスを出すなんて、マヌケなことでしかない。

それでも、パスのいく方向に絶対走っていくから、自分の姿を見る前に、パスを出せという異常な要求をしているそうだ。

無茶苦茶で無理な要求だけど、その一瞬にかけている信念が伝わってくる。岡崎、ガンバレ!一本とれ!

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