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個人的感想日記

遊んだゲーム、本、DVD等の感想です。

「世界一役に立つ実戦詰碁」(石倉昇)

2009-01-19 09:50:54 | 将棋・囲碁
「世界一役に立つ実戦詰碁」(石倉昇、毎日コミュニケーションズ、2008/9/23)

素晴らしい本だと思います。タイトルと違い中身は、詰碁ではなくて死活です。
「ひと目の詰碁」をやり終えて人が読むのにお薦め。
子供の頃、このような本があれば、もう少し囲碁を勉強したと思います。

小学生の頃、囲碁を教わり始め、本では、黒の領域だと、解説してあるところに白がどんどん入り込んできて、生きられてしまう。
しかも、どう咎めればいいかは、教えてくれない。(教えられる棋力が無かったのかもしれませんが)
そんなこんなで、囲碁は好きになれませんでしたね。

当時、読んだ本には、無理攻めの咎め方などは解説してなかったので、やる気なくしました。詰碁はパズルみたいで、簡単なのは沢山解きましたが。

この本は実戦に良く出てくる形の発生の仕方まで、解説してあるので、どのような時に必要になるか分かり易く、詰碁と実戦との橋渡しをしてくれています。

レイアウトが少々分かりづらい、パッと捲って解くのには向きませんが、「苦しい時はナナメ」など、普通の本には、当たり前すぎて書かれていないポイントなどもあって初級者にはありがたい本になっています。

「最新棒銀戦法」(青野照市)

2008-07-21 23:03:56 | 将棋・囲碁
「最新棒銀戦法」(青野照市、創元社、2001/01)

「最強棒銀戦法」と併せて読むべき棒銀の本として欠かせない本だと思う。

角換り棒銀や早繰り棒銀など、棒銀戦法を指す上で必要な定跡が解説してあります。
知っていないと指しこなせない変化があるので必須といえるかもしれません。

少し珍しい、矢倉崩しの速攻棒銀に結構ページを割いていますが、
個人的には普通の矢倉棒銀などにして欲しかった。

少々古い本ですが、角換り棒銀は、あまり進化していないようなので、
今でも十分使えると思います。

「最強棒銀戦法」(飯塚祐紀)

2008-07-20 23:48:24 | 将棋・囲碁
「最強棒銀戦法」(飯塚祐紀、創元社、2008/07)

棒銀が得意な飯塚氏だけに期待していたが、創元社らしい出来でした。

はじめに書いてある通り、定跡の網羅的は本ではなく、
いろんな戦形になっても応用が利くような攻め方を中心にして解説しています。

解説の端々に棒銀らしい戦い方のヒントが散りばめられていて、書いてなかった変化が現れてもどういう方針でいけばいいのか指標があり、筆者の級位者への心遣いがうれしい。

最近流行の相懸かりからの3六銀の解説があるのもいい。

決定版とあるが、とうてい十分な量の定跡の解説があるあるわけではないので、
この本で棒銀の戦い方を学んだら、別の本知識の補充は必要でしょう。

級位者にお薦めの本。

「森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル 3」(森信雄)

2007-12-15 10:35:57 | 将棋・囲碁
「森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル 3」(森信雄、山海堂、2007/04)

5手詰めだけ集めた詰将棋集、基本的な手筋の問題が多い。持ち駒で分けてあるのも特徴です。
問題数も411問!答えも透けないような所に書いてあるので安心。

有名な「5手詰めハンドブック」は、構図こそ実戦的ですが、意外にパズル的な問題が多いので、詰将棋ドリルの方をお薦めしたいです。

「佐藤康光の居飛車の手筋 (2) 」(佐藤康光)

2007-12-11 00:09:04 | 将棋・囲碁
「佐藤康光の居飛車の手筋 (2) 」(佐藤康光、山海堂、2007/08)

意外に珍しい矢倉専門の次の一手集。後半の対右四間飛車、対左美濃が参考になった。
前半の3七銀、森下システムは知識の確認として役に立ちます。
普通の定跡書に触れられていない終盤の寄せ方もあるのでその点でも参考になります。

もう少し解説が詳しかったらよかったのに・・・

「囲碁打込集」(橋本宇太郎)

2007-12-09 07:43:26 | 将棋・囲碁
「囲碁打込集」(橋本宇太郎、山海堂、1994/08)

理屈より形で覚えていくような問題集。解説は詳しくないので感覚を磨く本です。
辺の打ち込みよりは隅の打ち込みのほうが役に立ちます。最後の数問は難しい。

特にこの本でなくては、というのはないので今となっては、「打ち込み読本」(囲碁文庫)や「アマの知らない打ち込み対策事典」(マイコミ)あたりを購入したほうがいいでしょう。

「囲碁手筋集」(橋本宇太郎、山海堂、1994/07)
一目で分かるような手筋の問題集だけど、妙に難しい問題が混じっています。後半はバランスが悪いような気がします。

「ひと目の手筋」(マイコミ)で代用可能。

「囲碁詰碁集」(橋本宇太郎、山海堂、1994/07)
やさしい詰碁集、「ひと目の詰碁」(マイコミ)で代用可能。

どんどんシリーズは、出版された当時は、初級者には推薦本でしたが、今では同じようなシリーズが他の出版社から出ているので他の本で代用可能でしょう。

「四間飛車破り 【居飛車穴熊編】」(渡辺明)

2007-12-08 09:31:02 | 将棋・囲碁
「四間飛車破り 【居飛車穴熊編】」(渡辺明、浅川書房、2005/6/30)

いまさら紹介する必要がないほどの名著。対藤井システムがないのですが、システム調の出だしの時は、急戦で行けばいいでしょう。
急戦も渡辺明竜王の最初の本【急戦編】(これまた名著)があるので、そちらもお奨めです。

佐藤康光氏の本と補っている部分もあり、微妙に違っている部分もあり違いを比べるのも楽しい。

内容てんこ盛りなので読んでもこなし切れないです。

ちなみに私は藤井猛氏の「四間飛車の急所」を持っているので急戦編のほうは、まだ購入はしていません。

「最強居飛車穴熊マニュアル」(佐藤康光)

2007-12-07 10:43:20 | 将棋・囲碁
「最強居飛車穴熊マニュアル」(佐藤康光、日本将棋連盟、2003/01)

居飛車穴熊を指すなら必須といえる本。対藤井システムが解説してある。
ただ、当時のシステム対策しか載ってないので、既に有力な指し方があるので最新の定跡を調べる必要が有ります。(勝又清和氏の最新戦法の話か深浦康市氏の最前線物語2)

研究あり実戦解説ありとてんこ盛りの内容で満足の一冊。

山海堂、12月3日付で業務停止、解散へ

2007-12-05 19:15:53 | 将棋・囲碁
山海堂、12月3日付で業務停止、解散へ

山海堂(東京・本郷、資本金6000万円、松元龍治代表)は12月3日昼ごろ、全社員を集め解雇と解散する旨を伝えた。同日業務を全面的に停止し、債務整理を長屋憲一弁護士(TEL03-5226-1122)に一任した。信用調査機関の調べによると、平成18年2月期の時点で売上高は10億円、金融機関の借入金は10億円。負債は約17億円程度と推計される。今後について長屋憲一法律事務所では「現段階では未定。一両日中に方向性を決定」と話している。社屋はロックアウトされ、社員は解雇されている現状から自己破産の手続きがとられることが濃厚とみられる。

http://www.shinbunka.co.jp/index.htm

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佐藤康光の居飛車の手筋シリーズ、久保利明の振り飛車の手筋シリーズが始まったばかりなのに残念です。
過去に出版した高橋道雄氏の手筋の教科書シリーズなど他にも良書があるのでなるべく購入しようと思います。
囲碁も良書が多い。特に囲碁のどんどんシリーズは初心者向けに良かったのになぁ。

「ホントに勝てる穴熊」(先崎学)

2007-12-05 10:31:28 | 将棋・囲碁
「ホントに勝てる穴熊」(先崎学、河出書房新社、2003/02)

こちらの本は居穴熊も含まれていて、福崎氏よりやや棋力が高い人向けでしょうか?
と言っても補う部分もあるので両方読んだ方がいいでしょう。

福崎本の相穴熊で先手指し易いというところから、あまり知られていない後手の手筋を紹介しているので、この本も穴熊を指すなら必須と言えるかもしれません。

定跡書というよりは穴熊の考え方をマスターしてもらおうとしているようです。

相穴熊は書き切れなかったから、次に詳しく解説したいとありますが、何時出るのでしょうかねぇ。
担当の浅川さんが浅川書房を立ち上げたのでそちらで出して欲しい。(マイコミから相穴熊本が出てしまいましたが。)
次は居飛車シリーズと言われたらしいですが、そちらも実現して欲しいものです。