「発勁力―すべての武術に通ずる打撃原理」(藤松英一、愛隆堂、2001/05)
ブックオフで立ち読みしてちょっと面白かったから購入。
前半の日本の中国武術界に蔓延している思い込み批判はなかなか面白い。日本人の中国感への警鐘にもなるので一般の人が読んでも参考になるのではないか。
後半の打撃力理論はいただけない。伸張性収縮を完全に間違って解釈している。
伸張性収縮は受動的伸張(無理やり伸ばされる)なのでそこから打撃力が発動しているわけではないのに、伸張性収縮こそがカギだと解釈しているようだ。
おそらく、伸張性収縮で筋肥大が起こるのと打撃力発動を混同しているのでしょう。
ボクサーがミットにパンチを打ち込むと伸張性収縮が広背筋に起こり筋肥大を起こしますが、(だからボクサーは特に広背筋を鍛えなくても発達している。)パンチの発動に伸張性収縮を使っているわけではない。
為末大氏の本で、一流選手の言ってることと実際の動きが同じであるとはいえない。というようなことを書いて有りましたが、この著者も自分の体験的感覚と理論が上手く合っていないようです。
どうも”強力な打撃力を獲得するための発勁力の方法を学習する解説書”(「MARC」データベースより)という本ではなさそうです。
全体として、今までの日本の中国武術界からの脱却を狙っているようですが、微妙に嫉妬が感じられるような気がするのですが・・・
造語は使わずに、といいながらいきなり造語を作ったりと・・・もう少し弾けてくれれば、トンデモ本としてノミネートされるかもしれないのに惜しい本です。
ブックオフで立ち読みしてちょっと面白かったから購入。
前半の日本の中国武術界に蔓延している思い込み批判はなかなか面白い。日本人の中国感への警鐘にもなるので一般の人が読んでも参考になるのではないか。
後半の打撃力理論はいただけない。伸張性収縮を完全に間違って解釈している。
伸張性収縮は受動的伸張(無理やり伸ばされる)なのでそこから打撃力が発動しているわけではないのに、伸張性収縮こそがカギだと解釈しているようだ。
おそらく、伸張性収縮で筋肥大が起こるのと打撃力発動を混同しているのでしょう。
ボクサーがミットにパンチを打ち込むと伸張性収縮が広背筋に起こり筋肥大を起こしますが、(だからボクサーは特に広背筋を鍛えなくても発達している。)パンチの発動に伸張性収縮を使っているわけではない。
為末大氏の本で、一流選手の言ってることと実際の動きが同じであるとはいえない。というようなことを書いて有りましたが、この著者も自分の体験的感覚と理論が上手く合っていないようです。
どうも”強力な打撃力を獲得するための発勁力の方法を学習する解説書”(「MARC」データベースより)という本ではなさそうです。
全体として、今までの日本の中国武術界からの脱却を狙っているようですが、微妙に嫉妬が感じられるような気がするのですが・・・
造語は使わずに、といいながらいきなり造語を作ったりと・・・もう少し弾けてくれれば、トンデモ本としてノミネートされるかもしれないのに惜しい本です。