少年トッパ

年末の雑感。

 えー、お楽しみいただいている(かどうか不安ですが)映画年間ベストテンのシリーズですが、残りを年内に書き上げられるかどうか微妙になってきました。だって、パソコンを置いてある部屋、どえりゃあ寒いんだもん。ここ、暖房器具が一切ないのよ。ぶるぶる。

 今年も残り2日と数時間。いろんな出来事があって驚いたり呆れたり嘆かされたりしたけど、この年末になって「んなアホな」と思わされたのは「犯罪被害者を実名報道するかどうかは警察が判断する」と閣議決定されたことだ。これ、誰が聞いても「それはどうよ」と思うんじゃないか?
 もちろん、「被害者の立場を尊重する」という意図はよく分かる。今まで何か大きな事件が起こるたび、被害者は常に好奇の目に晒されてきた。テレビカメラは悲嘆に暮れる遺族を無遠慮に追い、命を失った方に関する情報を必要以上に垂れ流し、時には名誉を傷つけた。加害者の人権ばかりが守られ、被害者の尊厳は踏みにじられる――そうした状況に歯止めをかけるべきだとは、おそらく多くの日本人が思っていただろう。僕だって、その一人だ。
 しかし、だからといって警察なんかにその判断を委ねるべきではない。ってことも、おそらく多くの日本人が即座に思うだろう。なのに、なぜこんなにも素早くこの法案が可決されたんだ? ものすごくきな臭い動きを感じる。この国はどうなっていくんだ?
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