「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。
☆『婚前特急』(日本)107分
5人の男性と付き合っている女性が結婚相手選びに奔走する姿を描く恋愛コメディ……らしい。監督は傑作『くりいむレモン 旅のおわり』の前田弘二で、主演は吉高由里子。他に加瀬亮、杏、SAKEROCKの浜野謙太などが出演。それ以上の予備知識は持たずに臨みます。
なお、シネマスコーレでは4/16からの1週間、「前田弘二監督特集」が開催されるそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『津軽百年食堂』(日本)106分
弘前市で100年以上続く食堂を舞台に、心温まる家族の絆を描いた人間ドラマ……らしい。監督は大森一樹。主演はオリエンタルラジオの中田敦彦と藤森慎吾で、ヒロインは福田沙紀。
※上映館/名演小劇場
◎『高校デビュー』(日本)92分
人気マンガの映画化。恋にあこがれる女子高生が「モテコーチ」のもとで変化していくさまを描いた恋愛エンターテインメント……らしい。監督は『ハンサム★スーツ』の英勉、主演はモデルの大野いと、モテコーチ役は溝端淳平。
※上映館/109シネマズ名古屋/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『SOMEWHERE』(アメリカ)98分
ソフィア・コッポラ監督の新作。ハリウッドのホテルを舞台に俳優の父と娘の心の交流を描いた人間ドラマ……らしい。主演はスティーヴン・ドーフとエル・ファニング。この人、ダコタ・ファニングの妹だそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ
◎『神々と男たち』(フランス)120分
1996年にアルジェリアで起きたフランス人修道士の誘拐・殺害事件を題材に、人間の尊厳と使命を問うドラマ……らしい。第63回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞作品だそうです。
※上映館/ゴールド劇場
◎『ショージとタカオ』(日本)158分
1967年に起きた強盗殺人事件「布川事件」の実行犯として逮捕されて獄中生活を送った2人の男性が、失われた人生の時間を取り戻すために戦い続ける姿を追うドキュメンタリー……らしい。冤罪の恐ろしさ、被疑者の人権などについて考えさせられる作品だそうです。
※上映館/シネマスコーレ
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(日本)90分
「仮面ライダー」シリーズ40周年記念作品ってことで、1号を含む全ライダーが結集するそうです。
※上映館/ピカデリー/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
TOHOシネマズ名古屋ベイシティでの「第二回 午前十時の映画祭」では『ブラック・サンデー』が上映されます。今回の企画の目玉ですね。
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震災の影響もあって(それだけじゃないですが)仕事が急に減ってしまったので、何本か映画を観ることができました。しかも、良い作品に次々と出会えました。時間があれば改めて感想を書きますが、とりあえずサラッと。
まずは『イップ・マン 葉問』。まあ、勧善懲悪のシンプルな物語なんですが、カンフーアクションも見応えがあって、とても熱い気持ちで見られる作品でした。主人公のキャラがいささか清廉潔白すぎる気もするんですが、それが嫌味になっていない点にも好感が持てました。
園子温監督の話題作『冷たい熱帯魚』は、まさに息もつかせぬ展開の犯罪映画。「主体性のない主人公が絶対的な悪に呑み込まれていく物語」という点で、昨年の井筒和幸監督作『ヒーローショー』と共通する雰囲気を感じました。自分が同じ目に遭ったら、やはりズルズルと引っ張り込まれてしまうかも。
でんでんをはじめ、役者陣の存在感も凄いです。女優たちがエロいのも高ポイント。血みどろの場面も多いので人によっては抵抗を感じそうですが、今年の日本映画を代表する作品だと思います。
そして、何よりもイチオシは『塔の上のラプンツェル』! 古典的なボーイ・ミーツ・ガールの物語なんですが、とにかくラプンツェルの性格が最高。感情の起伏の激しさと思い込みの強さには、大笑いしつつも愉快な気持ちになりました。まだ4月になったばかりですが、早くも今年のベストワンが決まった、と言っても過言じゃないと思います。超オススメ。
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じゃ、今週もDVDの紹介。もちろん、『婚前特急』公開記念ってことで、前田弘二監督作と吉高由里子出演作です。
まず前田弘二監督の作品では、初の長編(だよね?)『くりいむレモン 旅のおわり』がイチオシ。ずっと前にも書きましたが、恋愛と性欲をめぐる切なさと疚しさと不甲斐なさを見事なバランスで描いた作品でした。あと、短編も面白いです。と言っても、僕は半分も観てないのですが。
吉高由里子の代表作と言えば、大胆な裸身を披露してくれた『蛇にピアス』ですが、僕のオススメは重松清原作の『きみの友だち』。主演ではないけど、とても重要な役で、説得力ある演技を見せてくれます。
ちなみに、当ブログへの検索ワードでは常に『蛇にピアス』が3番目ぐらいに入ってます。それより多いのは「少年トッパ」とか「ネタバレ」とか「感想」なので、実質的には1位と言っていいと思います。しょーもない感想しか載せてないのに! もうちょっと気の利いたことを書けばよかった、と後悔してます。