少年トッパ

<2015年9月11・12日公開作> 『キングスマン』など

週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー! ☆・◎・○・無印の順で……以下略。
基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。なお、ライブビューイングとかは、あまり熱心に取り上げておりません。あしからず。

『キングスマン』(イギリス)129分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
秘密組織に所属するスパイの活躍を描くアクション……らしい。監督は『キック・アス』のマシュー・ボーンで、主演はコリン・ファース。予告編の印象では、すごく面白そう。しかし、なんで名古屋の都心部じゃ上映されないの?
※上映館/中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ名古屋茶屋

『私たちのハァハァ』(日本)91分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
福岡の女子高生4人が、ロックバンド「クリープハイプ」のライブを観るために自転車で東京を目指すさまを描いたロードムービー……らしい。監督は『スイートプールサイド』の松居大悟。
※上映館/シネマスコーレ

『天空の蜂』(日本)138分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
原発へのテロを描いたサスペンス・アクション……らしい。原作は東野圭吾の同名小説で、監督は堤幸彦。江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵などが出演。原発を題材にした映画なら、とりあえず観てみなきゃ。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『ガールズ・ステップ』(日本)115分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ダンスにすべてをかける女子高校生たちの姿を描いた青春ドラマ……らしい。この手の内容に弱いので、できれば観たいと思ってます。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ大高

『黒衣の刺客』(台湾/中国/香港/フランス)108分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
『悲情城市』などで知られるホウ・シャオシェン監督の新作。唐代の中国が舞台の歴史ドラマだそうです。主演はスー・チー。妻夫木聡も出演。
※上映館/ピカデリー

『赤い玉、』(日本)108分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
新作を撮れない映画監督を主人公に、人生の半ばを過ぎて「老い」と「性」の間で葛藤する男の姿を描いた人間ドラマ……らしい。監督は高橋伴明、主演は奥田瑛二。
※上映館/シネマスコーレ

『カリフォルニア・ダウン』(アメリカ)114分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
カリフォルニアを襲う大地震の脅威を描いたディザスター・ムービー……らしい。主演はドゥエイン・ジョンソン。一時は日本公開が延期になっていましたが、無事に上映されるようです。地震と津波のシーンの迫力は凄まじそう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ名古屋茶屋

『ピクセル』(アメリカ)105分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
パックマンやスペースインベーダーなど往年のゲームの人気キャラが登場するSF……らしい。主演はアダム・サンドラー。面白そうだけど、ゲームに関する知識がほぼ皆無の僕でも楽しめるか少々不安。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』(アメリカ)103分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
孤独な少年が少年合唱団で音楽の才能を開花させ、人生を切り開いていくさまうぃ描いたヒューマンドラマ……らしい。少年の指導者を演じるのはダスティン・ホフマン。
※上映館/伏見ミリオン座TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『ピエロがお前を嘲笑う』(ドイツ)105分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ドイツ製スリラー。かなりトリッキーな内容で結末は予想不可能、とのこと。ハリウッドでのリメイクも決まってるそうです。
※上映館/センチュリーシネマ

『あの日のように抱きしめて』(ドイツ)98分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
第二次世界大戦終戦後のドイツを舞台に、一組の夫婦の心の傷と愛の行方を描いた人間ドラマ……らしい。見応えありそう。
※上映館/名演小劇場

『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』(日本)85分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
人気バラエティ番組『内村さまぁ~ず』を映画化したコメディー、とのこと。一応、劇映画みたいですね。内村光良、さまぁ~ずに加え、多数の芸人が出てるみたい。
※上映館/109シネマズ名古屋TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『僕たちの家に帰ろう』(中国)103分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
中国の少数民族、ユグル族の幼い兄弟が両親のもとへ帰る道中を描いたヒューマンドラマ……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク

『映画かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち』(日本)51分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

●ドキュメンタリー

『フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように』(日本)89分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク

●ライブビューイング

『TAKE THAT LIVE FROM THE 02』(アメリカ)143分 <ムービーウォーカー>
イギリスのボーイズグループ、Take Thatのステージを収録したライブビューイングだそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

*     *     *     *     *

<映画>
●ヴィンセントが教えてくれたこと
●わたしに出会うまでの1600キロ
●Dearダニー 君へのうた
●ロマンス
●映画 みんな!エスパーだよ!

きれいな女優さんを見ることは映画を楽しむ際の大きな楽しみであるわけですが、ムサくるしいオッサンやジイさんの立ち振る舞いを見ることは、時にはそれ以上の大きな楽しみになります。その好例が『ヴィンセントが教えてくれたこと』と『Dearダニー 君へのうた』でした。
『ヴィンセント』では、ビル・マーレイ演じるハタ迷惑なジジイが実に魅力的。聡明だけど少々ひ弱な小学生とその母親が隣家に引っ越してきて、ジジイがシッター役を仰せつかることになるわけです。で、競馬場やバーに連れていったりなど、実に素晴らしい社会勉強を施します。こんなじいちゃんが欲しかった、と思うこと必至。まあ、実際そばにいたら鬱陶しく感じることも多いでしょうが。終盤、このジジイが歩んできた人生が語られるシーンでは、思わず落涙。素直に感動できる作品でした。
一方、『Dearダニー』ではアル・パチーノ演じるロックスター(と字幕では出るけど、やってる音楽はフォークとポップス)がすこぶるカッコいい! まあアル・パチーノだからカッコいいのは当然ですが、人をたらし込む時の口調や表情、ステージでの身のこなしや歌いっぷりなど、どこを取ってもとことん味があり、絵になっています。若々しいカッコよさではなく、年齢を経たからこそのカッコよさ。その姿を眺めているだけでも幸せな気分になれます。いや、親子の絆を描いたドラマとしても見応えあるし、大人の恋愛劇としても充分に楽しめるわけですが。というわけで、この2作品はオススメ。
『わたしに出会うまでの1600キロ』は、鬱屈した想いを抱えて生きていた女性が1600キロの道のりを踏破しようと試みる姿を描いた作品。挑もうとした理由は、物語が進む中で徐々に明らかになっていきます。そのあたりの構成に少々まだるっこしさは感じますが、リース・ウィザースプーンの生々しい演技によって説得力が保たれています。しっかり脱いでたりもするので、そっち方面が目当てのスケベ野郎諸氏も楽しめるはず。
スケベ野郎どものための映画といえば『映画 みんな!エスパーだよ!』。とにかくもう全編、パンチラ(というよりパンモロ)と胸の谷間の連続です。目の保養、というレベルを超えています。それはそれで痛快なんですが、肝心の物語には面白味がまったくありません。園子温、超ハイペースで作品を作るのはもちろん大いに結構なんですが、脚本に関しては誰かに手を貸してもらった方がいいんじゃないでしょうか。『ラブ&ピース』にしても『リアル鬼ごっこ』にしても、素材としては面白いけど展開に難あり、としか思えなかったので。
『ロマンス』は大島優子と大倉孝二による箱根での珍道中を描いたロードムービー。二人の掛け合いのテンポが良く、かなり楽しめます。大島優子は『紙の月』でも見事な存在感を放っていたし、この調子ならどんどん良い女優になっていきそう。

<本>
●Jポップな日本語/井上ノリミツ
●ワイセツって何ですか?(「自称芸術家」と呼ばれた私)/ろくでなし子
●旅のラゴス/筒井康隆
●ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル “神回”傑作選 Vol.1

『ワイセツって何ですか?』は警察、というか国家権力の横暴さやいい加減さを笑いのめす痛快な実録マンガ。必読です。
『旅のラゴス』は筒井康隆の20年前以上の小説。ロングセラーとして話題になっているわけですが、恥ずかしながら未読でした。で、読んでビックリ。ものすごく面白いじゃん。しかも、しっかり描き込めば全数十巻にもなりそうな壮大なドラマをたった1冊に凝縮させる、という勢いの良さ。実際、最初のうちは粗筋を読んでいるような気分でしたが、そのスピード感に慣れてくると、どこに連れて行かれるのか分からないことが快感、という状態になってきます。つまり「作者の手の平で転がされている」という状態ね。これこそが小説を読む(もしくは映画を観る)楽しみである、と改めて認識しました。
『ウィークエンド・シャッフル “神回”傑作選』は、買ってから数ヶ月かけてチビチビ読み進めて、やっとこさ読了。世の中には面白い話をする人がたくさんいるもんだ、と感心しました。






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