朝っぱらから公園で読書する羽目になったオレ。

　今日中に片付けなきゃならない仕事があるので、朝早くから始めてササササッと済ませちゃえ。で、終わったら映画を観に行こう。そう思って仕事場に着いたのが午前8時ちょい前。しかし、無情にもビルの玄関にはシャッターが下りている。あちゃちゃ、このビル、そういえば夜8時から翌日の朝までは外から入れないようになるんだった。不覚。引っ越してから1年半になるけど、土日の早朝に来るのは初めてなのだ。
　裏口から入るには暗証番号が必要なのだが、1年半前に聞いたっきりなので覚えていない。うーん、困った。でも、もしかしたら8時ちょうどに開くかも。そう思って少し待ったのだが、8時5分になってもシャッターは閉ざされたままだ。ってことは、9時ちょっと前にならなきゃ開かないのか？　せっかく早く来たのに。
　喫茶店にでも行こうかと思ったけど、お金がもったいないので近くの公園で本を読むことにした。まあ、早朝に外で読書するのも悪くない。でも、けっこう風が冷たいぞ。ちょっと前まで暑い暑いと言ってたのに、もぅ季節はすっかり秋なんだよねぇ。長袖シャツ一枚だけだと肌寒いもんね。
　ベンチに座り、重松清の『きみの友だち』を読む。映画の方も良かったけど、原作はさらに素晴らしい。どうして、こんなにも人の心が揺れ動くさまを繊細に描けるのだろう。読みながら嫉妬してしまうほど上手い。

　結局、仕事を始めたのは9時ちょっと前。出鼻をくじかれたので意欲を失い、なかなか進まない（って完全に言い訳ですが）。それでも3時頃に何とか終えて、さあ映画。何を観たかは……また明日。とっても痛々しい場面がある映画でした。勘弁してーっ、と心の中で叫びながら観てたもん。

　あ、そうだ。家に帰ったら、甲斐バンドのライブのチケットが届いていた。席はまずまず。まあ、愛知厚生年金会館ならどの席からでもステージが見やすいもんね。それにしても、まだ先のことだと思ってたけど、あと1週間でツアーが始まるんだよね。早いもんだ。
　以上、今日はホントに単なる身辺雑記でした。