つまり、それだけのめり込んだ、ということ。まだ断言はできないけど、今年一番の傑作じゃないかな。オススメ!
※お気に入り度→★★★★★
※公式サイト→http://changeling.jp/
簡単に説明すると、「行方不明になった息子が見つかったが、それは赤の他人だった」という事件をめぐるドラマだ。背の高さも顔立ちも歯形も違うのに、警察は取り合わない。「我々が事件を解決した」という体面を保つために、ひたすら事実を捏造しようとするのだ。最初は親切ヅラしてやがった警部が母親を言いくるめようとする時の憎ったらしい口調! 映画を観ていて、これほどイライラ&ムカムカすることも少ないだろう。まあ、つまらない映画を観て、あまりのヒドさにイライラ&ムカムカすることは多々あるけどね。
母親が主張を取り下げないことに業を煮やした警察は、ついに最終手段に出る。精神病院に閉じ込めるのだ。正常な人間を狂人に仕立て上げようとするわけである。この辺りの描写はホントに怖い。きっと昔から、こういう手口で権力者は反逆者の口を封じ込めてきたんだろう、と思わせる。そういう意味では、ものすごく普遍的なドラマである。同じようなことは、もしかしたら現代の日本でも起きているかもしれないのだ。もちろん、それが報道されることはないだろう。
それにしても、こんなにも重く辛辣な物語だとは思っていなかった。アンジェリーナ・ジョリー主演作は必ず観ると決めているので、予備知識は持たないようにしていたのだ。予告編の時は目を閉じていたし、新聞などの紹介記事も一切読まなかった。それでもイーストウッド作品なので重厚で辛辣だろうとは予想していたが、その予想を上回る強烈さだった。完成度の高さもこれまでで最高じゃないだろうか。って、イーストウッド作品に詳しいわけじゃないので偉そうなことは言えないけどさ、語り口が巧みなのでグイグイ引き込まれたのよ。
アンジェリーナ・ジョリーが素晴らしいのは当然だが、憎ったらしい警部を演じたジェフリー・ドノヴァンも見事。ちょっとケヴィン・ベーコンに似た風貌だよね。今度は善人役を演じて好感度を上げてほしいものだ。
えー、ここからは『チェンジリング』とは関係ない話題。
この映画、僕はイオンシネマで観た。会員なのでレイト料金は1000円。おトクである。しかも、ここではレイトだとポイントが2倍。基本的に「1500円(会員の通常料金)の時は2ポイント、1000円の時は1ポイント」と決まっているのだが、なぜかレイトで観る時は2ポイント付くのだ(平日の朝も会員1000円だが、この時は1ポイントのみ)。10ポイントごとに招待券と商品引換券(ドリンクまたはポップコーンと引換可能)を一枚ずつもらえるので、5回観れば(つまり5000円払えば)次はタダ、という寸法だ。
また、毎週金曜日はポイント2倍デーになっている。昼間に1500円で観る場合、通常は2ポイントもらえるわけだが、金曜日なら4ポイントになるのだ。これはレイトにも適用されるので、1000円で4ポイントもらえることになる。すごくおトクである。単純に計算すれば、2.5回観れば(つまり2500円払えば)次はタダ、という寸法なのだ。
だがしかし、これだけではない。毎月20日と30日はサービスデーなので、やはりポイントが2倍になる。その20日もしくは30日が金曜日と重なった場合は、ポイント4倍デーになるのだ。レイトだと、さらに倍。つまり、レイト1回で8ポイント!
2月20日(金)の夜、僕はここで『ベンジャミン・バトン』を観た。この時点でカードのポイントは245だったが、それが253になったので招待券を一枚ゲット。やっほーっ。そして翌週、27日(金)の夜、『チェンジリング』を鑑賞。この日は単なる2倍デーだろうと思っていたが、窓口には「本日ポイント4倍」と書かれている。2月には30日がないので、代わりに27日がサービスデーになった、とのことだ。チケットを買うとカードに8ポイントが加算され、261に。またもや招待券をゲット。いやっほーーーっ。
え? その程度のことではしゃぐのはみっともない? おっしゃる通りです。
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