自分は田舎出身なので余計にそうなのかもしれませんが、あまり喫茶店というものになじみがありません。自分が10代を過ごした90年代の田舎はすでに過疎化やドーナツ化が進んでおり昔ながらの純喫茶がそもそも町の中心部で成立しなくなっており、ファミレスや郊外のショッピングモール内のフードコートやファストフードチェーンにとってかわられていました。純喫茶というものに自分で行ったのはおそらく大学に入った後だと思います。
最近ふとそのことを思い出し、ストリートビューで探してみました。果たして純喫茶といってもよいのかどうかわかりませんが、学生時代に通っていた自動車学校の近くにあった喫茶店で、確かおばあさんがやっていたと記憶しています。ストリートビューによれば、10年程度前まで営業していたらしく、その後マンションになったようです。近くの自動車学校はそのまま残っているようであり、非常に懐かしく、色々と思い出がよみがえってきました。
喫茶店の名前を頼りに検索してみたところ、純喫茶を巡っているブログにたどり着きました。このブログにも訪問記録の記事があり、写真を見ましたがなんとなく自分の記憶の中にあるような風景で、20年以上前のことですが、楽しかった学生時代を思い出しました。
大学は都市部(地方都市)だったのですが、都市部とはいえやはり純喫茶はどんどん姿を消しているという現実を見ると、東京はまだかろうじて喫茶店が残っており、マーケットの大きさもさることながら、やはり田舎や地方都市においては自動車の普及が住民の生活を本当に大きく変えてしまったのだと改めて思いました。やはり駐車場がなく大規模に人を集客できないものは地方で成立しにくいのだろうと思います。今では自分の出身地でさえスターバックスやドトールがあり、郊外でドライブスルーがあったり、ショッピングモール内に入っています。
パチンコの話もそうですが、こうやって昭和や平成が姿を消していくのを見ると、何とか記録に残したいなとも思いました。
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