「悲しきかた想い」についての更新がありました(2011.07.02)
今日のは、いつもにまして面白かったですね。大瀧さん、ノッてきた感じがします。東京はたぶん暑いので、「太陽の季節」を迎えているのでしょうか。どんどんノッテけばよいですね。
後半のロイ・オービソン、ジェフ・リン、ミザリー話は大瀧さんならではですよね。ビートルズをとりあげたの、けっこう珍しいように思います。「わが心のリバプール」やったときに取り上げるなら、やはり『プリーズ・プリーズ・ミー』からということでしょうか。
すでに発表のあった4曲以外は、1963年2月11日のレコーディングのようで、特にレコーディングが一番最初のものをビートルズで取り上げたということではなく、曲の流れで取り上げたということだと思います(「Ask Me Why」1962年11月26日、「Please Please Me」1962年11月26日、「Love Me Do」1962年9月4日、「P.S. I Love You」1962年9月11日とのこと)。いうなら、ビートルズもポップスの歴史の中の1員として取り上げているということで、今回のラジオ館の特集はまさに自分のポップスの流れ総ざらえなのでしょう。
ということから、明日の予想はビートルズの「こいつ」としておきます。
ミコちゃんの“片想い”版がヒット、ヘレン版はリアルタイムでは購入していないと書いてありましたが、たしかに、弘田三枝子のバージョンのインパクトがすごすぎて、これあればヘレン・シャピロいらないかも…です。
「ヘレン・シャピロの登場は、日本の歌謡史・女性歌手部門に於いての“大事件”だったのです。」というところが、2回も強調されてますよね。2回も書かれて。で、2つのことを思いました。
1.世界(アメリカンポップス)の歌謡史的には、女性歌手で低音ボイスの歴史はどうだったのか?
2.日本の女性歌手ではいなかったのか?(ひばりさんのように“広い声域”の人が低音部分を強調するという歌唱法はありましたが《女性の低音歌手》というのは、いませんでした。)
これ、検証したいですね。
特に2番で外人の歌手なのに、「日本の歌謡史」と書いたところが非常に面白くて、外国から輸入されて、ミコちゃんがインパクトあるものにしたからこそ普及したということがいえるというのは日本歌謡史の特徴なのかなと思います。
低音というと、淡谷のり子がハスキーにバリバリと歌うイメージが思い浮かんでしまいますが、、ヘレン前にはその系譜(これまた、服部さんが外国の人(ダミア)のように歌わせたいということから要求したはず)しかいなかったのでしょうかね。「いない」ことの検証はできないですが、「ヒットしていない」という検証はヒット曲を並べていけばできるかもしれません。
貼りつけは、ピーナッツと同様、民謡歌うとその塩梅がいい感じのミコちゃんの曲。
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YouTube: 串本節弘田三枝子
印象深いOne Phrase “元来、日本人は《高音》が好きなんですね。”
“コレが女か!”ということだったそうですが、顔が高畑淳子さんっぽいので、女なのではないでしょうか。
そういえば、昔は「男のような女」を「おとこおんな」と呼んでいて、和田アキ子が代表だったような気がします。ちょっとした異端にもいちいち反応していましたね。でもヘレンシャピロがその対象とは思いも及びませんでした。
僕たちの低音女性歌手というと竹内まりやさんときますが、「ロンフェヴァ」でのカバーの分母度の理解は足りませんでした。大滝さんからも「まりや君、あれやっといてくれたよね」くらいのやりとりはあったと妄想してみます。
ビートルズの下りは正直に参ったと言った方がいいのかな、入口までは行ってて気付いてはいるんだけど。恩師に「考察が足りない」と叱られているトラウマが・・・