最近間伐されたばかりで、直径20センチもある生木は60kgもあり、女一人では持ち上げられない。Tさんと二人でローラー作戦で1mを移動させたが、1回でギブアップ。
次は回転作戦、持ち上げて1回転、こうすれば木の長さ2m分は進む。坂へ来たら平行にして転がす。これで2本を動かすが、シニアには重労働。ここで打ち切り。まだ下の道まで出さねばならない。動かしているときに皮がむけている部分が赤色で血を出しているよう。大事に使ってやらないと木の精が泣きそうな気がする。
「大切に使わせてもらうからね。ここで朽ち果てるより、もっと人の役に立つように、私たちがしてあげる。」
そんな言葉を心の中でかけながら作業をしている。これを製材所に出して板に。そこから何にう生まれ変わるか。
まだまだ道は端緒に就いたばかり。