tonton日記

“高山工房”奮闘の巻

人生の歩き方

2007年04月10日 | Weblog
30人中14人が集まった花見の集い。
前回の練習の後で、「花見に来ない?」と声をかけられた。
その人数の内に入れてもらったのは偶然だった。
うがった見方をすれば、余りにも近くの家で大勢が来れば嫌でも私に聞こえる。
だから…。

皆に声をかけると全員が入れる部屋がないし、他の場所となると急では無理。
そうなると、二の足を踏むから、「まあ、ええやないの、気にしない、気にしない」そんな人が音頭をとっていた。
綺麗に片付いた広い部屋、後押しをする元気な友人、それらがあいまって決行となった。
誘われなかった人や、休んでいた人はアンラッキー。
こんな公平さを欠いたやり方もが許されるのも、うるさい面々がはずされていないから。
私もその中の一人に入っているかも(*^_^*)

おばさん連中のおしゃべりに付き合って4時間以上。
早く家に帰りたいけど、中座する勇気も、特にはずせぬ用もなし。
こんな時は自分に忍耐を課すしかない。

楽しい集いに水をさすような発言はしないように、ぐっとこらえて時を待つ。
まさしく、私にとっては苦行。

個々に勝手な思いをまくし立てる人に座を仕切られて、ワーワーと騒々しい時間は私にとっては早く過ぎることを祈るばかり。
そんな中に身をおいて、自分の居場所を見つけようとする。
今まで付き合ってきた仲間だから、それもみな含めて個性として認めてはいる。
が、肌の温度の違い、言葉の端々に相容れない価値観が見え隠れする。
それは、あまり、居心地の良い空間ではない。

歌を歌う場所も、全てが楽しいというわけではない。
この空気の違いを乗り越え、自分を抑えて、合わせる知恵を培ってきた。
それこそが、コーラスで得られた人生の歩き方かも知れない。