酔いどれ天使にラヴソングを

今より少しだけ若い頃…

　『酒で記憶を失くすなんて信じられんわ～』
　『どうしてそこまで呑まにゃならんのかね～』
　『酒は呑んでも呑まれるなっちゅうのっ』

・・・などと言っていたワタクシがまさかそういう人間になるなんて、さすがのサイババでも予言していなかったでしょうね～。

飲んで食べて歌って踊って騒ぎまくって・・・。
家に帰り着いた頃にはすっかり記憶を失っている人間・・・。最低です！あはっ♪

ワタクシがあまりにも覚えていないので、嫁がビデオムービーに撮影して翌日強制上映されたことがあります。

（嫁）『ホラっ、こんなんだよっ！ホント～に覚えてないの？』
（私）『・・・・・・・・・うん。でも、部分的にはちゃ～んと・・・・・・』（一抹のつよがり）
・・・まぁ今回はワタクシのことは置いといて。


果たして酔っ払いは遺伝するのでしょうか。
ワタクシの友人Ｙ次郎とその親父さんは、親子そろってトップクラスの正しい酔っ払いです。
普段は本当によく出来た素晴らしい人間なのですが・・・。

じゃあまず親父さんのエピソードから、レッツゴー！
・・・と思いましたが、あまりにもたくさんありますので一つだけ紹介します。


親父さんは飲み屋街ではちょっとした有名人でして、ここら辺じゃ名の通った酔っ払いであります。
飲食店を営んでおられますが、仕事があがったら飲みに繰り出すというパターン。

ある晩、息子のＹ次郎が実家を訪ねたところ親父さんがいない。
お袋さんが言うには例のごとく飲みに出かけたと・・・。

しかしお父さんのことだ、酔いつぶれて倒れているかもしれない。
心配だから探してきて！

というわけで飲み屋街へ探しに出かけたＹ次郎でしたが、心当たりを尋ね歩いても見つからず、再び実家に戻ったそうです。

すると玄関に親父さんが倒れていました！しかも顔面から血を流しています。

『お父さーんどうしたと』

出来もしないケンカでもしたんだろうか？こんな怪我までしちゃって・・・
そこへお袋さんが奥から出てきました。

『お母さん大変やお父さんが怪我してるよ！いったいどうしたんやろうか』
『うん、お母さんが殴ったのよ。』
『・・・へ』

なんでも、路上をさまよいながらオネエちゃんを呼び止めては・・・

　『フリーセックス～！！』
と拳を突き上げて叫んでいたそうな。


『も～マジで俺、恥ずかしいワ！』

・・・と言っていたＹ次郎。キミも負けず劣らず、充分恥ずかしい部類だからね。



ＰＳ：『そういうキミこそ、人のこと言えるのかね？』　（天の声）