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Everyday a line / 2097







「待ち時間」
07.12.27-2097

ちょっとした待ち時間。
喫茶店に入ってココアを頼み、暫し小説を流してから
買ったばかりの百円のボールペンで
目に入った形を取り留めなくなぞっていく。
観葉植物を挟んだ目の前のサラリーマンは気ぜわしく書類を整理している。
真っ暗になる夕方を過ぎると、温暖化でもさすがにひんやりとしてくる。
お客が次第に増えてきた。店員も忙しくなってくる。
試し描きは滑らかに、しかし線画は今ひとつ。
そうだ、パソコンからプリンターで色を付けることにしよう、と喫茶店を出ることに。
それからちょっとした用事を終え、家に帰り、先ほどの線画をスキャニング。
色を決めていざ印刷したならば上下間違えてのプリントアウト。
ああ悔しいので再度の印刷。
今度はうまくいったがなんだかやっぱり変である。
取り留めなく続く待ち時間。














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Everyday a line / 2096







「頑な遠回り」
07.12.26-2096

聞き分けの良い子供は可愛いかもしれないけど
完璧な演技上手なテレビの子役のような子は
なんとも貧しく感じる。

子役の様な大人が増えている。

時代は進み、生活水準が進んだ現在、自由の幅も広がった。
演技をするのも自由。しないも自由。
しない自由技は、どうしても悩むものだ。














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Everyday a line / 2095







「歩み」
07.12.25-2095

すべての有り様が訳も分からず
あっという間の日々の流れ。

こっちは無視されても構わないが
そっちを見続け想像して歩きます。














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Everyday a line / 2094







「月明かり」
07.12.24-2094

瑠璃色が溶け込む明るい夜空。
真っ白な天国への穴のように
強いまなざしの月が天辺に。

野心が吸込まれて
無心に近づくそのひとときは
根源の大切なエネルギーを
だまって知らせてくれている。














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