2002年4月から始めた「エブリデーライン」
同じサイズの同じ紙。
いったい自分はどこまで旅ができるだろう…
Everyday a line - collection / Taro Tomori
Everyday a line / 2097
「待ち時間」
07.12.27-2097
ちょっとした待ち時間。
喫茶店に入ってココアを頼み、暫し小説を流してから
買ったばかりの百円のボールペンで
目に入った形を取り留めなくなぞっていく。
観葉植物を挟んだ目の前のサラリーマンは気ぜわしく書類を整理している。
真っ暗になる夕方を過ぎると、温暖化でもさすがにひんやりとしてくる。
お客が次第に増えてきた。店員も忙しくなってくる。
試し描きは滑らかに、しかし線画は今ひとつ。
そうだ、パソコンからプリンターで色を付けることにしよう、と喫茶店を出ることに。
それからちょっとした用事を終え、家に帰り、先ほどの線画をスキャニング。
色を決めていざ印刷したならば上下間違えてのプリントアウト。
ああ悔しいので再度の印刷。
今度はうまくいったがなんだかやっぱり変である。
取り留めなく続く待ち時間。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
Everyday a line / 2096
「頑な遠回り」
07.12.26-2096
聞き分けの良い子供は可愛いかもしれないけど
完璧な演技上手なテレビの子役のような子は
なんとも貧しく感じる。
子役の様な大人が増えている。
時代は進み、生活水準が進んだ現在、自由の幅も広がった。
演技をするのも自由。しないも自由。
しない自由技は、どうしても悩むものだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
Everyday a line / 2095
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
Everyday a line / 2094
「月明かり」
07.12.24-2094
瑠璃色が溶け込む明るい夜空。
真っ白な天国への穴のように
強いまなざしの月が天辺に。
野心が吸込まれて
無心に近づくそのひとときは
根源の大切なエネルギーを
だまって知らせてくれている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )