ひかりとしずく(虹の伝言)

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日本人よ 原点に戻ろう   武村正義(元内閣官房長官)

2013-04-23 | ポルカさんのちゃぶ台だよりから
ポルカさんの「ちゃぶ台メール」より…

―――日本人よ 原点に戻ろう―――      武村正義(元内閣官房長官)

「日本人よ 原点に戻れ!」「原点に戻って考えよ!」と訴えたい。「原点とはどこか」と問われれば、それは「太平洋戦争の直後」でも「戦前」でもない。「もっと遠い昔です」と答える。

幸いなことに、日本は世界に先がけて人口減少の時代に入っている。50年後は8000万人という予測もある。私はこれを明るいニュースと見たい。一つの家族の人数を平均四人ぐらいに復元すると、日本の50年後は2000万世帯になる。

私の展望は、現代の日本がたとえ万一壊れたとしても、すべての国民が農耕で生きていく道を選べば、日本は再出発が可能だということである。この国にはかつて500万町歩の田畑があった。これを2000万世帯で割ると一家族あたり二反半。これで自給自足が可能だ。与えられた土地の半分で四人家族に必要な米はとれる。残りの土地で野菜をつくり、鶏や豚を育て池をつくって魚を飼うこともできる。

大規模な人口移動ができるか、田畑をみんなで仲良く等分できるか、電力を失って農業用水は大丈夫か、高齢者は元気で働けるかなど心配ごとは山ほどある。でも、自信をもってよいのは、8000万人の日本人はこの島国で生存ができるのだ。縄文から弥生にかけた2~3000年昔の日本に、一足飛びに戻ることではないにしても、あのはるか古代の先人の足どりを改めて想起してもよいのではないか。

今度の大震災と原発事故で私が痛感したのは、「人和」にも「人力」にも限りがあり、人間は万能ではないということである。同時に、私たちは大自然に逆らって生きていくことはできないということである。

古代日本人の土に生きた原点に思いを馳せながら、

最近TPP参加や、オスプレイの沖縄基地許可など、米に都合の良い国となっている気がします。戦争に負けたこと、軍力が無いので守ってもらう為?などの理由でしょうか?そんなことを感じ、ポルカさんからの紹介文に目を通すと、とても共感できる自分がいました。

『文芸春秋』に掲載されたのは2年前の2011年5月、震災から二ヵ月。今、私がブログに乗せようと打っているのは、震災から二年と一ヶ月半経った時点です。でも経済優先の姿勢が変わらず、福島県民や他の放射能で汚染されている地域の本当の対策が保守的なままで、ちっとも古い内容ではないと感じ、皆さんにも紹介したいと思いました。

内部被ばくの専門の医師、肥田舜太郎先生や、他にも、こんな経済優先のやり方は1度壊してしまってもいい、とおっしゃっています。

私の長男は極普通の男の子で、ポータブルゲーム機を持っています。戦闘ゲーム、バイオレンスゲームを日々楽しんでいるわけです。やっているうちに段々むきになってどうにも楽しそうではないのですが止められないでいます。資本主義の経済では、子供もお金を使ってくれるお客様ですから、欲しがるようなコマーシャルを流して誘導します。お友だちが持っていると同じものを欲しがります。
無理やり取り上げる事も出来ないし、いつか厭きるだろうと待っています。それと、生き物を可愛がる、愛でる心を大事にしたいと小動物を飼ったり、自然の中へ連れて行く機会を作っています。

今の子供たちは親から大事に大事にされ、ゲーム機器で室内で遊び、私たちの世代がもやしっ子と呼ばれていましたが、今は何でしょうか?かいわれ大根っ子!?スプラウトっ子!?

山を駆け、海、川で泳ぐ術を学ぶ機会を与えてやりたい。

友人が子供の育て方について、壊さないようにと育てるのではなく、壊れないような子供に育てたいと、とヤマネコの島縦断記からの引用文をネットで拾ってきていました。大いに賛同!

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