たまにはこういうまじめな音楽も聴かないとね・・・
宇宙刑事Djavan(ジャヴァン)。さむい。ギャバン!
まじめと言っても、音楽に真面目も不真面目もありませんが、ま・・その音楽性が世界的に認められており、MPB界のスターってことです。
「SAMURAI」という曲の美しすぎるメロディーに惹かれ、ブラジル帰国後の5年前、渋谷のHMVで買いました。いや~声いいよ、この人。でもね、やっぱり「SAMURAI」はAxe好きな人でさえも食いつく歌だな、と思った。MPBのアーティストってなんかみんな退屈です。別に批判してるわけじゃないです。ただ、僕の頭があまりにも単細胞すぎて「これだ!」ってぐっとくるものでないと、なかなか聴こうという気になれないわけです。そういう意味じゃDjavanは様々な世代、趣向の人達にも受け入れられる、素晴らしいメロディーをつくる才能の持ち主だと思います。普通にHMVとかTower RecordでCDが売ってるぐらいだから相当なもんでしょう。でもこのCDはおそらく日本盤ですね。Best Selectionってなぐらいなんで・・
こんなコメントじゃDjavan命!の人達に怒られそうですが、ごめんなさい・・
でもブラジル本国で今MPBってどうなんだろう。古いアーティストは息が長いけど、若い人達があまりでてきていないというのが、某情報筋から聞いた話。そういう意味じゃブラジルじゃあまり時代の流れに乗ってないのかな?
HMVとか日本のCD屋さんのブラジルコーナーにいくと、ほぼMPBとボサノヴァで埋め尽くされています。Axe、パゴーヂなんてほとんどありません。あってもせいぜいE o TchanとかIvete、Olodum1枚か2枚。
いつもうんざりしてしまいます・・・確かに最近は都内のカフェなんかでもボサノヴァをよく聴きます。日本の街中でポルトガル語の音楽がかかっているという点ではいいんじゃないでしょか。でも日本のCD屋さんにみられるボサノヴァ&MPB崇拝はブラジル本国の流行の流れとは完全に逆行しているような気がします。あくまで日本人の視点ですね。落ち着く音楽。ハイソなメロディーラインって感じで日本人には合うのでしょう。
先週たまたま飯田橋のExcelcior Cafeというところでコーヒーを飲みました。小野リサがかかっていました。
確かにコーヒーにはあうよね。これがOz Banbazだったら勢いに押されて砂糖いれすぎちゃいそう。
ちなみに我が家の牛乳は低脂肪乳です。
怪しいグループ第1弾。
その名もE o Bicho!
Bichoはブラジルではいろいろな使われ方をします。
感覚的には、「おい~!きみ~」、「おいっす!」とか。
まあ、たいした意味はありませんが親しい間柄での呼びかけに
よく使われます。その他にもいろいろな意味があるみたいです。
奇人・変人・おばけ・有能な人・アホ等々・・・・・・
ジャケ買いしましたが、本当に後悔しています。
1.原色系の色使い
2.明るい笑顔の人物写真
に弱いんです。アシェジャンキーの悲しい性。
この人達は、ちゃんと活動していたのかも不明です。
なんでCDだしてるのかもわかりません。
もしかしたらカラオケ大会で優勝して、記念でだした音源なのかも・・
音があまりにもチープすぎ。
永遠と続く電子音。
ノリは間違いなくアシェでありブラジルですが、使っている楽器にサンバ的な要素はほとんどないのでファンキに分類させていただきます。
でもIncluindo os Sucessos(ヒット曲)の中にある
Mania NacionalやCumade e Cumpadeはいい曲だと思います。
でもCumade....はそれ、人の曲だろ、おい!
ブラジルには著作権とかそういう考えはないのでしょうか?
でもこういうエキセントリックな音楽が堂々と売られているところがブラジルっぽくて、憎めないんです。
結局気に入ってるんです。
5年程前、ブラジルではFunk(ファンキ:ブラジル風ラップ)なるものが大流行でした。
このCDは当時、その流れにのって試しに買ってみました。
六本木のアカラジェ・トロピカーナでもアシェ、サンバ、フォホーと並んで
ファンキはよくかかっていました。
土曜の夜にアカラジェに大勢訪れる日系ブラジル人の間で特に人気があったみたいですね。
アシェには反応しないけど、ファンキがかかるとみんなが同じ振り付けでそろって盛り上がる。当時のサンパウロの日系社会の若者の趣向を象徴するような風景でした。
歌詞自体はアシェとたいして変わんない気がします。つまりあまり意味のないことしか言わないんです。でもアシェよりも少し大胆a&極端。セクシーというよりか、表現があからさまでいやらしい。さらにリズムがラップっぽい(ブラジル風)のでちょっと悪そうな響きに聞こえるところが、若い人達の心に響いたのでしょう。
Cade o grito da galera~~~~!!!?????(叫べ~!!!)
HUALA!!! (ふあ~ら~!)
Rebolado Ate O Chao!!! (床につくまで腰くねくね~!)
↑こういうことをアシェでは楽しく、かわいらしく歌いますが、ファンキで
もっと命令的でギャング的なニュアンスを含んだ言い方をします
この怪しい、素人っぽい2人が歌うアルバムは、当時アカラジェでかかっていた曲満載です。僕自身そんなにこの人達のことが好きというわけではないのですが、たまに聞くとちょうど大学5年生をやっていた頃のお気楽な日々が蘇ってきてとても懐かしい気がします。
それにしても、普通ミズノのスニーカー履いてCDジャケットには写んないでしょう。
ミズノは機能的でいいスニーカーだと思います・・・が、しかし・・
ブラジルではミズノのスニーカーが日本でいうナイキとかプーマみたいな位置づけで、純粋にオシャレアイテムとして愛されています。
なぜかうれしくなります。
Claudinho & Buchecha(クラウジーニョ&ブシェッシャ)。
今時のにいちゃん2人組!
個人的にはある時期相当はまりました
彼らはどこのジャンルに分類していいかはよくわかりません。
とりあえずブラジリアンFunk(ファンキ!)、ラップといったあたりでしょうか。
アコースティックサウンドではなく、クラブうけしそうな電子音ばりばりの音からはサンバやパゴーヂのエッセンスの微塵も感じられません。
第1印象的にはポルトガル語で歌った洋楽とも言えそう。
ブラジルでは広く大衆受けしたアーティストです。
でも歌詞の雰囲気や恋心のニュアンスがやっぱり
ブラジレイロなんですよね~
ブラジル人はビートルズがかかっても無理矢理サンバステップで踊る、という話をどこかで聞いたことがあります。やはり彼らのリズム感、スピリットの根底には文化としてのサンバがあるが故、たとえClaudinho & Buchechaが新しいスタイルを生み出したとしてもブラジレイロであることは隠すことができないような気がします。
・・・という自分なりの勝手な解釈のもとに、この2人かなりお気に入りです。
97年にQuero te encontrar(あなたに会いたいでござるのござる)が最初のヒット曲となりました。
さらにその勢いで98年に発売したアルバムSo Love(愛だけでござる)のなかのアルバムタイトル曲や「Xereta」が大ヒットします。
個人的にもちょうど99年にブラジルにいたものですから、テレビをつければXereta~!♪街中でもXereta~!♪クラブでもXereta~!♪状態でした。
一度ご視聴あれ→Xereta
軽いでしょ?あまり歌うまくなくないですか?
そしてちょっとダサいのがかわいい。
ということはさて置き、基本的にはホマンチコ&ミドルテンポバラード路線
なのですが、このようにノリノリ系も得意です。
でもこの「Xereta」のベースリズムって昔のMCハマーの曲でない?って
ず~と思ってるんですけどその真相はできれば知りたくありません。←このライブ版、一押し!スタジオ録音もあり!
日本ではマイナーな2人ですが、大学のゼミ旅行で
マカオ(ポルトガル語圏)
に行ったときにこの人達のCDが普通に売られていてびびりました。
ブラジルと同じポルトガル語を公用語とする国なのであたりまえといったら
当たり前田のクラッカーですが、そもそもマカオでClaudinho & Buchechaを聞く人がいるという事実が、その町並みや道行く人々の容姿を考えたとき、ものすごいギャップがありましたね。
スーパースター街道まっしぐらだった2人ですが突然の悲劇が・・・
本当に残念なのですがClaudinhoは2002年、自動車事故によって他界してしまいます。まだ26歳だったのに。そのニュースを聞いたときはすごくショックでしたがBuchechaくんはめげずにソロとしてがんばっているみたいです。
曲も書けるみたいだし、いろいろなミュージシャンとコラボレートなんかもしてるようで今後に期待!
神様の厳しい決断によってコンビは短い期間で解消されてしまいましたが
Claudinhoの魂を受け継いでがんばり続けるBuchechaを応援し続けたいものです。