本日の余談(ニュースについて)

英語は全く堪能ではなく、ニュースという言葉が何を正しく
表しているのかは解らない。そして、日本語の報道という言葉が
同じく何を言っているのかも定かではない。
ただ、何となく固く真面目な響きが　“　報道　”　にはある。

どこかで船が燃えた、そんなことをネットやテレビで何度も目にした。
有名な人の船で、その船の名前も持ち主も前から知っていた。
にしても、そんなこと、どうでもイイ事だと思ってしまった。
こんな出来事を全国の人に知らせる必要がある？？？何の為に？
桜前線のことや各地のホノボノとしたローカルニュースならまだしも・・
それどころか、謝罪のインタビューまで各局そろって放送していた。

まあ、大きな事件が無いという幸せな状況の裏返しだけどもね。

いや、こんな事をしていると、ニュースとか報道とかのグレードを、
皆さんのご機嫌とりの為にやっているんですよと言わんばかりに、
自らが下げまくっているとしか思えなくなってしまう。

もちろん、ミーハー的で野次馬的なくだけた内容のニュースは
多くの人が望み、興味津々なのは間違いない。ならば、それらの
境目を発信側が明確にして、腹をくくって報道してほしい。
事実を広く淡々と正確につたえる、かたや少々のクレームを恐れず
発信者の感性のまま投げ放つ。その区別を明確にしておけば問題ない。

大量の客観的な事実を体系的に公開し、見る者が自分の欲求のままに
受け入れると言う形に、ネットは向いていると思う。

でも、そのネットは、どれだけ多くの人の気を引くかに専念していて、
他のメディアもこれに追従してしまっている。

知りたい事、知っておくべき事、意外と手に届かない所にある。

どうなんでしょうかね。

たまにやってしまう、おかたいお話でした。