年末っぽい

ボケ～っとしていたら12月に入って１週間過ぎちゃいました。あと3週間チョイで今年も終わりだなんて！　特に慌ただしくする必要はないんだけど、世間の雰囲気につられて何となく気持ちがバタバタしてしまいます。

そんな雰囲気にのまれてしまってか、近所の花屋さんで「年末年始」の植木を買ってしまいました。
ひとつは、シルバークレストの名前で店頭に出ていましたが、ゴールドクレストとどう違うのかも分からずに購入。実施中の「何かと処分祭り」で見つけた飾りをつけて、クリスマスっぽさを演出してみました。
もうひとつは、見た目が可愛く、お値段もかなり可愛らしかったので買った葉ボタンの寄せ植えです。お正月には室内飾り用に、それらしい花器に入れてみようかと…。
こんな風に、地味ながら年末の気分を盛り上げてみたりしています。

そして日曜日（6日）には、池袋の東京芸術劇場で行われたコンサートに行ってきました。「ドイツのクリスマス」と題されたもので、バッハの宗教音楽メインの演奏会でした。昼・夜の2回公演があって、プログラムはそれぞれ違っていたのですが「ブランデンブルク協奏曲第5番」をやる夜の部の方を選びました。
お目当ての「ブランデンブルク協奏曲第5番」では、ヴァイオリン・大谷康子さん、フルート・三上明子さん、チェンバロ・広沢麻美さんという豪華ソリストの演奏が聴けました。
この演目をはさんで、最初にモテット第1番、後半にクリスマス・オラトリオ「第4部～第6部」という構成でした。バッハの時代のドイツでは、12月25日から新年1月6日までの13日間が「クリスマス期間」で、バッハは期間中の6回の祝祭日用にそれぞれ1曲のカンタータを上演し、その総称を「クリスマス・オラトリオ」と言うのだそうです。
日本でのクリスマスは「商売」の匂いがプンプンするんだけど、本来のクリスマスとは、こういう風に過ごすのだということを、しっとりと教えてくれたコンサートでした。