日本にいる頃からものすごく気になっていたアメリカのインスリンの価格。
日本ではインスリンを購入する度に、日本は高い!高すぎだ!と思っていました。
でもアメリカのインスリンについて 高い!という人と安い!と言う人がいて
どっち?
と思っていました。
去年、ようやく健康保険に奇跡的に(奇跡的には多分本当。)加入することができ、病院へ通うことができるようになり、高いのやら安いのやら、その訳が分かったような気がします。
まず…私の健康保険は月に400ドル以上かかります。
円にしてだいたいで4万円とします。
ひと月に4万円かかります。
1年で…48万円ね。
日本の国民健康保険は、私は日本での収入はないので
1年で35,600円。
計算すると
ひと月 2,967円。
えっらい違いですねー。
そしてアメリカではその人の健康保険によって「この病気は保険が使える」とか、「この薬はその保険は利かない(実費になる)」などと違ってくるのですが、それが保険料によって変わってくるワケですね。
お金で健康を買う訳です。アメリカは。
しかし差別によってお金があってもその健康を買うことができない場合も少なくありません。
さて、私の健康保険は数百ドルまで実費で、その数百ドルが超えれば保険が利くようになります。
スタートは1月、かな。
インスリンを何度も変えてもらったためか、2月中旬に既にその金額が超え、今回購入したときは保険の利いた金額になりました。
まず、これが1本分の保険が利く前の金額。
QTYとは数のこと。
本数ではなく、ミリリットルのようで、ペンタイプのインスリンは3ミリリットル入りなので、これで1本ということになります。
アメリカの場合、インスリンは1箱5本入り。1箱買うと割安ですが、このときのように1本だけ買うと1本50ドルします。日本の保険の利いた金額よりは高いですよね。
そして、これが保険が利いたときの金額。
QTY、45とありますね?
ということは、45ミリリットル÷3ミリリットル=15本
ということは、1箱5本入りなのでこれは3箱分のことになります。
3箱、15本で$496.82が$35ドルになりました!
ということは…
インスリン1本 $2.3
$1 ¥93で計算すると
¥214
でもね、ここで先の「高いのか安いのか」が出てきます。
だってだって、健康保険料として月に現在は4万円も払っているんですよ?
インスリン1本¥200や¥300円になったって、総支出で考えたら日本にいるときよりも高いよね。
アメリカの保険、異常だわ。