☆ My American life with IDDM ☆

IDDMの大変さとNIDDMとの違い、アメリカでの生活を含めながら日々思うことをお伝えしています。

誤解のないように…

2009-04-29 09:27:09 | アメリカに住むということ
健康保険が使えるようになるまで2ヶ月となりました。



ここでご心配される方がいらっしゃいましたら疑惑だって持たれちゃうかもしれないのでお知らせしておこうかと思いまして




IDDMを持った私はアメリカで健康保険に入れず、旅行者保険を更新中。そして最近ようやく病気を持っていても健康保険に入れるという道を教えてもらいトライ。3月に受理され、7月から病院へ通えることとなりました。






その内容のブログを載せてからしばらく、常々心配しておりました。






もしかして、けがや病気になったら保険がきかないってことだから、100%の支払いになるってことよね!?

数日入院しただけで、何百万も、何千万もかかるなんてことになるんじゃないの!?






えー、今後、IDDMを持って海外へ移住、生活される方にとってはこれは知っていた方がよい情報です。






私は結婚前にアメリカの健康保険について調べましたが、『 糖尿病 』という病名のつく人は加入できないことが分かり、仕方なく最低限保証される旅行者保険で生活するしかありませんでした。


今現在もソレです。


そのため、外国に住む際に役所へ届ける「出国届け」みたいなものを提出せずに、国民健康保険、国民年金に加入したままアメリカで生活しています。「出国届け」というようなものを提出すれば、日本で税金を支払うというようなことは免除されます。私の場合は日本に住んでいないのに、日本の税金は取られっぱなしということですが、アメリカで病院へ1回でも行き保険を使わずに支払うことになればきっと何十万円にもなるでしょうし、アメリカの病院へ通えないなら日本の病院へ通い続けるしか生きて行く方法はありませんよね?そうですよね?そうですよね?そうじゃないですか?


しつこくてすみません…



旅行者保険というのはご存知の通り、
海外にいる間に既往症で入院など、病院でお世話になった場合は全く使えません。


まず、旅行者保険というのは病気のある人は入れないはずですから入れないはずなのです。ありゃ、ちょっとややこしいけど…

ですが、その保険というのは品物を壊した場合や、持病と関係のないけが、病気などには使えるので、入れるものなら入っていた方がいいのです。
病気は隠した方がいいとか…

で…飛行機事故とかで沢山の犠牲者が出るようなことになった場合…旅行者保険に入っていても保険はおりませんので。ですから病気があっても加入できる保険があれば、そちらをお選びになるといいですよ。




例えば海外で低血糖で倒れ、救急車を呼び、病院でブドウ糖などの処置をしてもらった場合、きっと何十万円もの費用がかかることと思います。





しかし、日本の国民健康保険(国民年金とセットです)に加入さえしていれば、その費用は返ってくるとのことです。あ、もちろん保険ですから全部ではありませんよ。

でもね、病気によって適用されるかどうかは提出してみないと分からないと市役所で言われましたが、低血糖の場合は多分大丈夫なのでは?とのことでした。(既往症は無理と役所の方より聞きました。)


また、それは3年以内に申請すればよいとのことだったので、結構時間もあるのです。







旅行者保険で生活している私は、けがや風邪、今流行の豚インフルエンザにかかればその旅行者保険で病院へ行けますが、もし既往症で病院にかかったとしても、たいていその国民年金でなんとかできる額になるとのことです。



ま、国民年金でも許可されないものであれば、破産宣告という道を辿ることにはなりますが、それはかなり道が狭いものと思われます。あ、あくまでも予測ですけどね。



低血糖で倒れたとしても、破産まではいかないと思うのでまだ軽く考えています。






だって、測りゃいいんですから。








間違っているところがありましたら教えてくださいね。

早急に訂正させていただきます。


無自覚性低血糖なりの自覚

2009-04-18 10:45:13 | IDDMとは??
IDDMを発症して37年。

ずーっとインスリン治療をしてきました


インスリンを打てば低血糖になる可能性が出てきます。

低血糖時には

冷や汗
手足の震え
眠気
倦怠感

などの症状が出てきます。



しかし、私には既にその低血糖時の症状は自分で分からなくなっています。『無自覚性低血糖』です。それは病歴が長い人や、A1cの数値が低い人が早くなると言われているようです。



そんな中、無自覚性低血糖の私が見つけた、私なりの低血糖症状は、以前もブログに載せた



『 足の指 』

低血糖になり、ちょっとおかしくなる頃、倒れる直前あたりでしょうか、足の指を動かしていることに気がつきました。

足の親指と人差し指をすり合わせ、中指にも当てようとします。その繰り返し。ずーっとしています。


これは父からの遺伝もあります…(ー_ー)


父は低血糖にはなりませんが(^^;)足の指をいつも動かしているのです。


低血糖で遺伝が分かりました…。





しかし、この足の動きにはとても感謝しています








そして、もう一つ。





『 見え方



です。




太陽って眩しいですよね。

眩しい太陽を見たあと、視線を太陽からそらすと、目の前がなんか「変」になりませんか?
見えるんだけど、モヤモヤしたような、ギラギラしたような、紺色のような灰色のような…言葉では言い表せませんが、低血糖のときは、太陽を見たあとのような
見え方になるのです。よく見えません。
よくコンピューターの前に座って遊んでいますが、文字もよく見えなくなり読めなくなります。



低血糖です。




あ、でも低血糖だなと分かるそのときは、既に危ない状態ですね。多分血糖値20くらいです。



でもそのおかげで私は低血糖で倒れることを防いでいることは確かです。

私は無自覚ですが低血糖が分かります。そう言うと友達は「それは無自覚じゃないよ~!まだ分かるんだよ~!」と言いますが違いますって。
手足は震えません。
冷や汗も出ません。
血糖値20や30でも意識はしっかりしています。




自分なりの低血糖の見つけ方なんです。




無自覚だからもう分からない



そうおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、私が分かるので無自覚性低血糖の方、自分なりの分かり方は必ずあると思いますよ







誰になんと言われようと…

2009-04-05 12:39:12 | やめられませんっ!!

DMとは、『 糖尿病 』のことです。

このDMには2種類あります。




一つは

NIDDM  → Noninsulin Dependent Diabetes Mellitus



もう一つは

IDDM    →  Insulin Dependet Diabetes Mellitus



NIDDM
とは、一般的に言われる生活習慣病の糖尿病。
膵臓からインスリンが出にくくなっている状態なので、食事や運動でコントロールすることが大切です。


IDDM
とは膵臓から出るはずのインスリンが短期間で出なくなり、そのインスリンを補う為にインスリン注射が必要不可欠となります。病気ではありますが、スポーツにも食べ物にも制限はありません。スポーツをするときはインスリンの量を少なくし、食べるときはインスリンの量を増やせばいいのです。




私はそのうちの
IDDMです。




IDDM
の人はたいてい1日4回のインスリン注射をしなければなりません。またはポンプ、針をお腹に刺しっぱなしにして何か食べるごとにプチュ、プチュ、とインスリンを入れていきます。
カロリーのあるものを接種すると必ず血糖値が上がります。それを防ぐ為にインスリン注射を打つ。

1日4回打ちというその4回とは、

朝食前

昼食前
夕食前
就寝前

が基本となります。

就寝前には食事をしないはずなのになぜインスリンが必要か?


それは、食べなくても私達は血糖が上がってしまうので、寝ている間にも上がらないように打つ必要があるのです。


インスリンの量は血糖値とこれから食べる食品によって各自決めます。


Drにインスリン量をおまかせしてらっしゃる方もいらっしゃるようですが、私は自分で予測して量を決めることが一番体にいいと思っています。






さて、私はそんなIDDMですが、インスリンの打ち方は1日4回ではありません。

大きな声では言ってはいけないことだと思うので小さく薄く書きますが、1日2回打ちです。



それを聞いて「あ、じゃぁ、NIDDMか、あるいはNIDDMに近いのね」とおっしゃる方があるかもしれませんが、いいえ、私は発症当時からNIDDMとは全く関係のないIDDMです。


発症は1歳でした。食べ過ぎでNIDDMの子どもが多くなってきているとは騒がれている現代ですが、1歳では、どれだけ食べたとしてもNIDDMになるには時間が少なすぎるそうです。絶対にならないそうです。しかも1歳の頃の私は全く太ることなく痩せています。


なのでNIDDM、つまり、
生活習慣病の糖尿病とは関係なくIDDMになったということです。



子どもの頃から注射が大嫌いでしたので、病院で「子どもの頃はもしかしたらインスリンが一時的に出ることがあるんだよ」とDrから言われたときは、まだかまだかと何年も待ち続け、偶然同じ日に受診していたIDDMの男の子が前回の検査の結果、インスリンが出ているようだと報告を受けている姿を見て「次は私かも!」と胸を躍らせてDrからの言葉を待ったものでした。

あれから数十年。日本の私のDrからその男の子へ伝わった内容の言葉は未だに届きませんことよ…


ということで、子どもの頃から何度となくインスリンが出ていないかの検査をしてきましたが、


「ほとんどないよー。」


「だろーねー。」


日本の私のDrとの会話です…。





2回打ち、というのは本当にコントロールが難しい。おススメしません。そりゃ絶対に4回打ちの方がいいに決まってます。2回打ちは上がるのをやんわりとしか押さえられませんからね。効く力が弱い と受け止めています。


でも1日4回、高いことがあればそれ以上打つなんて、んなオソロシイこと私にはできません…。ましてやポンプで針を刺しっぱなしなんて、気絶しそう…イヤ、絶対に気絶する…
←あ?コレ、横になってるのか?



なので、2回打ちでも6%、7%をキープして、Drからは怒られないように気をつけています。

2回打ちでもやっていけるということを証明しなければならないのであります!


ま、力入れて言うほどのことでもないけどもさー。


2回打ちはやめられないってーことですわ。