ここ一ヶ月ぐらいずっと準備していた就活デモですが、23日に、大きなトラブルもなくデモ行進を実行することができました(各地のデモも同様だそうです)。
前日の準備段階では、用意した発電機が動かないなどのトラブル(これは本当にヤバかった!)が発生しましたが、なんとか代わりのブツを用意して、CDJとスピーカーをフル稼働させることができました。リヤカーはサウンドデモにおいて、十分に実用的なものだと確信しましたw
今回のデモで驚いたのは、無茶苦茶メディアの取材が多かったことです。「もう参加者数を上回るんじゃないか」と思うぐらいの数。たぶん、札幌のテレビ局は全局来てたんじゃないかと思います(ちゃんと名刺をくれなかった人がいるので、正確な数は把握できませんが)。報道してもらえるのはありがたいことですが、一部ちょっとカメラが多すぎて異様な雰囲気だったのもたしか…それだけ就活の現状に対して注目が集まっているということでしょう(個人的には、UHBとNHKの取り上げ方が素敵だと思いました☆)。
で、デモ本体の、参加者は(人数を数えてないのでよくわかりませんが)結局3、40人ぐらいという感じでした。去年が20人ぐらいだったので、それよりは多い感じ。正直、100人ぐらい集まってほしかったんですが、やっぱり「デモ」というもんの敷居が高いのか…(実際は、とってもピースフルなお祭りなんですが…)
デモ行進は、予定通り、大通り、すすきのなどを回りつつ、スピーカーから爆音を流し、参加者がコールを上げたり、仮装した変態たちがはしゃいだり、参加者の一人が拡声器でフリースタイルでラップを披露したりと、大盛り上がりでした!
寒い中、参加してくれたみなさん、本当にお疲れ様でした!!
デモ中は、通行人の注目も集めたし(僕は直接は見てないんですが、途中タクシーの運転手さんが応援してくれたりしたみたいです)、メディアに大きく取り上げられたので、それをきっかけにこの問題について知る人が出たり、議論が起こったりすれば、デモ本体の目的としては十分に達成されたのではないかなと思います。賛否両論上等でありますw
また、札幌の今回のデモでは、参加した人の中から、「デモというのがこんなに楽しいものだとは思わなかった!」という声が聞かれたりしました。
「街の中であんなに派手なパフォーマンスをしてもいい、というのは驚きだった」
「くたばれリクルート、と言うのが快感だった」
「自分がずっと不満に思っていたことを口に出せて良かった」などなど…
デモというのは、確かに自分達が提起する問題の解決を目指すものですが、しかし重要なのはそれだけじゃない。参加した人達がアピールすることを楽しみ、そしてそれをきっかけにおのおのデモでアピールした問題や、それからデモというものについて考えを深めてくれることが大切だと思います。
つまり、「問題の解決」など「大きな成果」をうんぬん言わずとも、それを目指す過程自体に紛れもなく、得られるものがある、ということです。その意味で、今年の札幌のデモも、成功に終わったのではないかな、と思います。
デモ解散後は、北大に戻り、打ち上げをし、遅くまで騒ぎました。
ということで、「就活ってなんかおかしいよな!」という感情を表現し、共有できた素晴らしい勤労感謝の日でした。
準備から、当日の参加、報道まで、協力してくれたみなさん。
本当にお疲れ様でした!
またなんか騒ぎをおこしましょうww
(O瀧)