タイ滞在時にインターネットで写真展「やっぱりタイが好き」が昨日まで開催されるとあったので、昼から行ってみることにした。場所は二条柳馬場東入、地下鉄御池駅から二条通まで歩き、東に向かって歩く、ところが柳馬場通がどの通りであったのか、河原町通に近かったのか、真ん中あたりか思い出せず、歩いている内にわかるだろうと気楽に行ったが結局、寺町通まで来てしまった。碁盤の目のようになっているこの界隈は、大学の1回生の時、書店の配達のアルバイトをしていて当時は自転車で毎日数回通っていた道、かつてはこの写真のような住所表示が各四つ辻の家に掲示されており、自分の居場所がすぐわかったが、今はかなり無くなり、注意して見ていないとわからない。書店はこの寺町二条にあり、地図を見たいこともあり40年ぶりに店に入った。店は100年以上の歴史のある京都の老舗書店、毎日、京都新聞本社に発売即の雑誌を配達していた。しかし、店の広さは40年前の4分の1もない、5階建てのビルを建て、その1階にこぢんまりと店を開いている。二条通を再び西へ歩いて会場である画廊兼喫茶店(葉っぱで覆われている)に入る。店の1階は広い喫茶店、平日の午後にもかかわらず結構客で埋まっている。写真展のことを店員に聞くと2階へと言われ上がるが雰囲気が違う、タイではない、タイの展示は1週間前に終わっていて、廊下にその名残があり、何とか手に取って見せてもらうことはできた。当初の目的は果たせなかったが懐かしい思いをした午後であった。