一昨日TSUTAYAで借りた中山美穂主演の「サヨナライツカ」を見ました。
著者は中山美穂の旦那の辻仁成で、原作はいい作品と聞いていたのですが。
2時間余りの映画の中で原作の内容を上手に表現するのは難しいのでしょう。
映画は今一つの感じでそれはそれは残念なものでした。
正直映画館に行ってお金を払ってまで見る価値はちょっと・・・・。
出だしの二人の出会いも唐突でその後もダラダラした映画でイラッとしました。
誰にも感情移入できないしこんなつまらない映画は久しぶりです。
中山美穂も西島秀俊の演技も今一つでしたが俳優というよりも演出側の問題が
あるように思いました。随分昔の映画ですが中山美穂主演で岩井俊二監督の
「Love Letter」はとても素敵な映画でしたけどね。
ウィキペディアで調べてみたら監督は「私の頭の中の消しゴム」という映画を
撮った韓国人監督なんですね。周りのスタッフも韓国人で主要な俳優陣だけが
日本人だったらしいです。本作が失敗しているのはそこが要因のような気が。
現場でのコミュニケーション不足なのか?編集が下手なのか?
当初は監督/行定勲、音楽/坂本龍一、衣装/ワダエミで中山美穂と大沢たかお
が主演の予定だったらしいです。個人的にはそちらの映画を見たかったです。
この映画で唯一印象に残っているのは「人は死ぬとき、愛されたことを思い出す
のか、愛したことを思い出すのか」っていうセリフでしょうか?
人それぞれでしょうが自分は一番愛した人のことを思い出したい。