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「オペラ座の怪人」第1幕 第8場 -3

2021-08-01 | 趣味

※当ブログのシステム設定により、行途中でのスペースが意図したとおりに表示されないことがあります。英語の台詞や歌詞及び和訳ではおかしな表示が現れることになりますが、ご容赦ください。

(フィルマンが怪人からの手紙を読み終えるとメグ・ジリーが彼女のことを心配してつぶやく。)

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MEG: (メグ)
Christine, Christine...      クリスティーン、クリスティーン...

CARLOTTA:(カルロッタ、憤懣をぶちまけて)
Christine!       クリスティーンめ!

ANDRÉ:(アンドレ)
Whatever next...?       今度は何ですか?

CARLOTTA:(カルロッタ)
It's all a ploy to help Christine!       これって全部クリスティーンを助けるための策略よ。

FIRMIN:(フィルマン)
This is insane...      気違いじみている。

CARLOTTA:(カルロッタ、ラウルに)
I know who sent this: The Vicomte - her lover!       誰がこれを出したか知ってるわ。彼女の男、そこの子爵様よ。

RAOUL:(ラウル)
Indeed? Can you believe this?       そうなのか?君は信じているのか?

ANDRÉ:(アンドレ、カルロッタに)
Signora!       シニョーラ!

CARLOTTA:(カルロッタ、支配人たちに)
O traditori!       裏切者!

FIRMIN:(フィルマン、カルロッタに)
How can we do this?       どうして私たちにこんなことができるでしょう?

CARLOTTA:(カルロッタ)
O mentitori!       嘘つき!

FIRMIN:(フィルマン)
Signora!       シニョーラ!

ANDRÉ:(アンドレ)
You are our star!       あなたは私たちのスターです。

FIMIN:(フィルマン)
And always will be!      これからもずっとです!

(カルロッタは舞台上手へ小走りで向かおうとする。アンドレはあわてて彼女の前を塞ごうとする。)

ANDRÉ:(アンドレ)
Signora...      シニョーラ!

FIRMIN:(フィルマン)
The man is mad!       あの男(怪人のこと)は気違いです。

ANDRÉ:(アンドレ)
We don't take orders!       私たちは命令を受け入れません。

(カルロッタ、身をひるがえすと後を追うフィルマンと相対する恰好になる。フィルマン、後ずさりしながら・・・)

FIRMIN:(フィルマン)
Miss Daaé will be playing the pageboy - the silent role...      ダーエさんには小姓役をやってもらいます。セリフ無しです。

(カルロッタ、立ち止まる。)

ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Carlotta will be playing the lead!       あなたには主役をやってもらいます。

PIANGI:(ピアンジ)
You don’t deserve her!       あなた方は彼女には釣り合わない。

(ピアンジ、彼女をなだめるように後ろから肩に手を置く。)

CARLOTTA:(カルロッタ)
It's useless trying to appease me! You're only saying this to please me!
私をなだめようとしても無駄よ。あなた方は私を喜ばせるために言っているだけだもの。
Signori, è vero? Non, non, non voglio udire! Lasciatemi morire !
本当に?いいえ、聞きたくないわ!死んだ方がましよ!
O padre mio ! Dio!    あぁ、私の父なる神よ!

(この間ピアンジ、カルロッタの言葉に被せて、彼女と二重唱。この辺りから各自がそれぞれに語り始める。)

GIRY:(マダム・ジリー)
Who scorn his word, beware to those...       彼の言葉をさげすむ者、気を付けなさい

CARLOTTA :(カルロッタ、支配人たちに)
You have reviled me!       あなた方は私をコケにしたわ。

GIRY:(マダム・ジリー)
The angel sees, the angel knows...       彼は見ている、知っている。

RAOUL:(ラウル)
Why she fleet out from my arms...?       なぜ彼女は僕の腕から逃げた?

CARLOTTA:(カルロッタ)
You have rebuked me!       あなた方は私を叱責したわ。

ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Signora, pardon us.       シニョーラ、赦しててください。

CARLOTTA:(カルロッタ)
You have replaced me!       あなた方は私を降ろしたわ。

ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Please, Signora, we beseech you...       どうか、シニョーラ、伏してお願いします。

GIRY:(マダム・ジリー)
This hour shall see your darkest fears...       あなた方に最も恐ろしいことが起こるわ。

MEG/RAOUL:(メグとラウル)
I must see her. 彼女に会わなければ・・・

CARLOTTA:(カルロッタ)
Abbandonata! Desiderate! O, sventurata!       私は捨てられ、あなた方のお望み通り不幸になったわ。

GIRY:(マダム・ジリー)
The angel knows, the angel hears...       彼は知っている、聞いている。

CARLOTTA:(カルロタ)
Disgraziata! Abbandonata!       不幸にされ、捨てられたわ。

ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Signora, sing for us! Don't be unfeeling...       シニョーラ、私たちのために歌ってください。気を悪くしないで。

RAOUL/GIRY/MEG:(ラウル、マダム・ジリー、メグ)
What new surprises lie in store...?       どんな脅威が待っているのだろう?

ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Our star...!       (あなたは)私たちの星です!

CARLOTTA:(カルロッタ)
Non vo' cantar!       歌わないわ!

(アンドレとフィルマンが一息つくために机へ向かうと、カルロッタは彼らについて行き、いきなり無言でアンドレに自分の日傘を突き出す。アンドレはほっとした表情を浮かべながら受け取る。そして・・・)

ANDRÉ:(アンドレ)
Your public needs you!       皆があなたを必要としているんです!

FIRM IN:(フィルマン)
We need you, too!       私たちもあなたが必要なんです!

CARLOTTA :(カルロッタ、不安げに)
Would you not rather have your precious little ingenue?       あなた方にはあの大切な小娘がいるんじゃなかったかしら。

ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Signora, no! The world wants you!       いいえ、シニョーラ。世界はあなたを求めているんです!
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