アオの国から~徒然日記~

TRPG&ゲーム感想・日々の感想・映画&アニメ&漫画感想・歴史(主に長宗我部関係)等、私的趣味の気の向くままに。

本日観賞映画:ブレイブストーリー&日本沈没

2006-07-20 00:23:22 | 映画

本日イラスト~。ブレイブストーリーよりミツル君(モドキ)&日本沈没よりサキエル(何故?)。ミツル君が似てないのは突っ込みナシで。パンフを買ってないからウル覚えなのデス…。そしてなぜ日本沈没でサキエルなのかは後ほど……つか、サキエルって皆さん判りますよねっっ!?



タイトルにもありますが、今日は水曜レディスデイ。1000円で映画観れるので、行ってきましたv本日は2本で押さえておきました。…以前レディスデイだからと4本ハシゴしたら流石に気分悪くなりましたさ…最終の4本目なんて『ドミノ』だったしな…(汗)

9:10~『ブレイブストーリー』
有名な宮部みゆき原作のファンタジーと言う事ですが…

すみません!!私は原作は全く読んでいませんっっ!!

興味はあるのですが、まだ未読…というか、アニメ化という話を聞き、読んでいると言う友人曰く「声優はあってるんじゃないかな。」という一言で、ここは原作を読まずに観ようと。原作モノは先に読んだら、やはり『あそこが違う』とか『原作はもっとこう…』となりかねないので未読の原作モノが映画化するなら、まず映画からにしようと決めてます(苦笑)。まあ…指輪物語は続きが一年後だから待てなくて原作を購入しましたがね(笑)。
ただ、懸念として残っていたのは、私的には最近のアニメ映画って上手い下手を論外にして芸能人を多用しているのが、生理的に受け付けないかなと。そして、ブレイブストーリーは見事声優は皆芸能人でした(苦笑)。でも、起用されていたのが、俳優として経験豊富な方々、呼吸を掴むのが上手い芸人の方々等、違和感はなかったです。あ、ちなみに私はウェンツ君は芸人だと思っているので、ウェンツ君自身ははミツル君を上手くできたかどうかと不安だったみたいですが、充分上手かったです。

原作読んでない私として思うに、映画としては充分に面白かったです。テンポは良いし、飽きは来ない画面構成でしたし、話の要所要所は押さえているかなと。
ただ、やはり時間制約の関係もあるからか、ミーナと合流してからの旅はミスチルの楽曲と共に街から街へ…ということで、判り難い部分もありました。吹雪の舞う山に登り頂上に氷の都、でもその目的もわからず、ミーナが壊した剣に有ったのが結晶?とその辺りがよく判らなかったり…(汗)。運命の塔に登り様々な試練を乗り越えたワタルに語りかける少女は結局なんだったのか?等。その辺りは原作を読めと言う事なのか(苦笑)。
「自分が良ければ他人を傷つけてもいいのか?」
「人生には楽しみと同じだけの悲しみ苦しみがある。」
他人の痛みを知り思いやり、そして自分の影の部分から目を逸らさずありのままの自分を受け入れ、どんなに苦しくても悲しくてもそれらを受け止め未来を築いてゆく。当たり前のようで難しい事。ああ、いい年しますが、こういう台詞聞くとまだまだ心が痛いわ…(汗)。未熟者ですからねぇ…。


11:55~『日本沈没』
小松左京原作の小説。33年ぶりのリメイク映画。SMAP剛くん&芝咲コウ主演。芝咲さんが大好きなので、観に行った要素もあり。監督が樋口真嗣サンと言うのも一因。及川のミッチーも出てるんだよな(笑)。トヨエツも(観るの久しぶり~)。

これも原作知らず。勿論映画の前作も知らず。なので、ラスト等前作と違っている部分もあるらしいですがよくわからんですね(笑)。

近々南海大地震の危険がある地帯に住んでいる者としてはやはりCGとはいえ、奇妙なリアリティはありました。ただ、どうしても突っ込みどころがありまして…(苦笑)。
俳優さん・女優さんの演技力や、CGの出来、テンポ、画面構成は全く問題ナシなのですが…
北海道東部の火山地帯が次々爆発しているのに、函館で普段どおり呑気にカフェでデートや休日を満喫しているような人がそんなに大勢いたら逆の意味で怖いわっ!!(苦笑)。いわゆる政治屋の先生が国民がパニック起こすから一年足らずで沈没するのにまだ5年あるとか言ってたせいか(笑)。やはりダメな政治屋はどこまでいってもダメ政治屋でした…ウソ公表をした首相代理はアメリカと難民受け入れについて会談するからとさっさと国外逃亡するし、「その時その時が楽しければいいの~」なダメ息子とダメ娘を連れて、順番待ちしている一般国民を尻目に悠々と割り込み国外脱出する政治屋とか。もちろん、国内に留まって一人でも多くの日本人を救おうと奮闘する大臣や、防衛庁の統合幕僚本部の方々もいましたけれど。
しかし、こう、日本人として心に訴えられるものも多く、涙腺は最初の方から緩みぱなしでしたわ…。日本沈没という研究者の言葉に真剣に耳を傾けたのは首相と文部科学大臣の二人。中国に難民受け入れの会議の為に訪問する首相は大臣に言うんですよ。日本人はこの先どうしたら言いか色々な人に聞いてみた中で、有った意見。これでもう涙腺熱くなり涙ボロボロ。
「このまま何もしないほうがいい。」
日本と一緒に死ぬという人の気持ちもわかり、そういう意見がある事が日本人らしい事でもあると、首相は言うんですよね…。外国行って生きるのもいいけれど、生まれ育って誇りでもあるこの風景を失うのなら、一緒に日本と死んでもいいという想いは私にもあり、共感してしまったのです。しかし、首相はでも、日本人である前に人間である、生きたいと言う人間があれば一人でも多く助けなければならない。というとても立派な首相でした…ちょっと髪型が小○首相に似てましたが、政治家&人間としての器は全然違いました(笑)。


そしてなぜにサキエル!!?の答え。文部科学大臣が日本を沈没から救う道はないかと研究者に問うた時、研究者はあると言い、どうしたら救えるかを説明するのですが…日本を沈めようとするプレートに掘削して穴を作ってそこに信管を連動させる。最初の一発の爆弾で連鎖反応が置き次々に爆発…云々言うのですが、その最初の大きな爆発力をもつ爆弾が…ね…。
大「そんな大きな爆発力を持つ爆弾なんてあるの?」
研「ある。まだ開発中だが、起爆剤となりうるN2爆雷が。完成すれば核爆発に匹敵する破壊力がある。」


N2爆雷ですとぉ!!?


頭の中で流れ始める「残酷な天使のテーゼ」(笑)。そうでした…樋口監督、貴方はガイナックス出身でもありましたね…。思わず吹き出しましたよ…「エヴァっ!?」声には出しませんでしたが、この観客の中(殆ど女性か年配の男女)に元ネタがどれだけ判るのかっ!?とも思いました…正直…。ただ、現実にN2爆雷が開発されているかもという疑念もあるので、アニメヲタクの要らぬ危惧かもしれない…。しかし、実際開発されているんでしょうか?核爆発に匹敵する爆弾………。

でも、このN2爆雷のおかげで、ラスト近くにある剛君の
「奇跡は起きます。起こしてみせます。」
という台詞がミサトさんの
「奇跡は起きるものではないわ。起こすものよ。」
をオーバーラップさせなんともかんとも………(汗)。入院中に観たTBSの災害関連番組に剛君が出演、上記台詞を何度か言っていたんですが、その時は全然気付かなかったのに…。やはりエヴァに嵌っていた身としては己の業の深さに苦笑するしか無かったです、はい。



家に帰ってきてからTVつけると、長野県が沈没してました…(汗)。これから此方の地方も雨脚が強まるみたいなので、用心をしなければ、です。近くの一級河川は近年のこの時期、警戒水域越えまくってるんだよね…(滝汗)。


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