経営者フォーラム 東京ランド株式会社

借金たっぷり真っ赤な赤字企業でも破産も倒産も夜逃げも無用です。一人で悩んでいないで私たちに相談してください。

しくじらない経営塾11号

2018年02月24日 | 倒産回避

2018年2月24日

おはようございます、今朝はとても寒く小田原では霜が降りていました。
でも、お日様が昇ると温かさを感じ春を思い出させてくれました。
今日は、あまり知られていませんが今でも活躍している老舗企業をお伝えします。

『田中貴金属』
金地金「金の延べ棒」の販売会社と思っている方が、ほとんどだと思います。
私もその一人でした。
しかし、今では世界中のほとんどのかたが持っている物の部品を作成しているのだそうです。
その部品とは、携帯のバイブレーション用のモーターに使われている小さなブラシだそうです。
「ウォークマン」のモーターのブラシにも使われていたそうです。
「プラチナでガン細胞の成長を抑える、制ガン剤の開発」もしているそうです。
もっと凄いのは、「燃料触媒」の開発です。
飛行機のお手洗いも新幹線のお手洗いも今の形のものは要らなくなるそうです。
大便も小便も一瞬にして灰にしちゃうそうですから、水洗も要らなくなり、においも何もなくなり、小さじ一杯にも満たない灰になってしまうそうです。

創業明治18年(1885年)東京日本橋にあった両替商「田中商店」だそうです。
質屋も兼業していたそうです。
質流れの「かんざし」などを溶かし、地金に戻し売るようになってから商いの幅が広がったそうです。

貴金属を加工する技術も販売以外の柱になっているそうです。
なんと、純金1グラムは、太さ0.05ミリ、長さなんと3000メートルの線に延ばすことができるそうです。

この技術が携帯やウォークマンに活躍しているのです。凄いですね。我々も進化して生きましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

しくじらない経営塾10号

2018年02月23日 | 倒産回避

2018年2月23日

こんにちは、昨日はとても寒く東京では小さな霰交じりの雨が降っていました。
春が近いというのに日本は今までとは違った気候になっていますね。

今日は、ある雑誌の中から心に響いた言葉をお伝えします。

『無財の七施』
1. 眼施(がんせ)(優しい眼差しで)
2. 和顔施(わがんせ)(穏やかな顔つきで)
3. 語辞施(ごじせ)(愛情を込めて言葉を)
4. 身施(しんせ)(自分の体で奉仕)
5. 心施(しんせ)(ともに喜び、ともに悲しむ)
6. 床座施(しょうざせ)(席を譲る)
7. 房舎施(ぼうしゃせ)(温かくおもてなしする)

『あいうえお』
あい=愛
う=運
え=縁
お=恩
この世に生きている間に、自分が受けたすべての愛や運や縁に感謝しましょう。
このことを皆様にお伝えすることが私の愛なんです。

経営者は苦しくても現実を受け入れ、前向きに考え経験者に聞きながら前へ進めば問題は絶対に解決します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

しくじらない経営塾9号

2018年02月20日 | 倒産回避

2018年2月20日

こんにちは、北陸地方などは大雪で大変ですが、関東地方では梅も芽吹き出し少し気温が上がった気がしますね。

ものが無い江戸時代の富む考え
『貧』
遊楽分外に進み、勤苦分内に退けば、即ち貧賤、其の中に在り。
『富』
遊楽分内に退き、勤苦分外に進めば、即ち富賎、其の中に在り。

もの余りの近代の富む考え
月200ドルを20年間、目標利率20%で投資するとします。最初の数か月、あなたは順調に投資を続けたとします。ところがある日、新聞で新車の魅力的な広告を目にします。その車を買うために、あなたは月200ドルの投資を100ドルに減らしました。20年後、あなたの手元には、63万2000ドルの代わりに、たった31万2000ドルととても古い車が残るだけです。これは当初の予定より31万6000ドル少ない額です。
 あなたの新車は、それほど価値のある物だったでしょうか?今日、賢く投資をしていれば、20年後には、どんな車でもキャッシュで買うことが出来るのです。楽しみを今しばならく据え置くことで、あなたのマネー・ツリーはより大きく育つことが出来ます。

富む第一のルールは、「稼いだお金の一部は自分自身にとっておくべきである。」
私達のほとんどは、「余った」お金を蓄えに回しています。
成功者は、まず最初に蓄えを確保し、余ったお金で生活をするのです。
その事が大きな違いをもたらします。

ものが無い江戸時代でも二宮尊徳翁は、「勤労」し、「分度」を定め、「推譲」により余剰さ、投資をし、田畑を買い増し、複利を活用し財を成しました。

我が人生反省の極みです。
私を含め皆様も今から出も実践しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「土地と立木の関係」

2018年02月19日 | 倒産回避
 
一般に木は土地に立っていますから何もしなければ、明治時代に制定された法律「立木ニ関スル法律」により土地不動産の一部と解釈されています。

例として、明治は貧富の差が激しい時代ですから地主さんから土地を借りてりんごなどの果実(かじつ)を栽培して生計を立てていたとします。

今も昔も借金は存在しました。

もし地主さんが借金のかたに土地を取られてしまうと借地に耕作して生計を立てている農家は生活がままならなくなってしまいます。

そこで、借地に耕作している農家を守るために出来た法律のようです。
果物(くだもの)だけではなく畑の野菜も田んぼの米もみな守られます。
のことを土地から生み出される「果実(かじつ)」と呼んでいます。

この法律を事前に良い意味で応用すれば土地が競売にかけられても何かは護ることができますね!

立木ニ関スル法律の中には、縄張りという方法もあります。
力が強い者が弱い者の土地を奪うことから護るために弱い者が自分の土地に立っている木の外側に縄を巻き付けて陣地を主張して護ったり、戦後のどさくさに紛れて他人の土地を奪い取る時は悪用されたそうです。

悪用はいけませんが、良用できるなら防護に役立ちます。
読んでいただいている賢者の皆様のお役に立てればと思いお伝えしました。

「抵当権移転請求権仮登記」

2018年02月12日 | 倒産回避

 一般の経営者の方は、契約という約束を守り生活を営んでいると思います。

経済状態が上手く行っている時は良いのですが、ひとたび不況という嵐に出会った時は智慧を使い、嵐を乗り越えなければなりません。

 一般的な借金の抵当権の例を挙げます。

所有権=法人名義
1番抵当権=開業支援銀行5千万円
2番根抵当権=資金繰り支援信用金庫3千万円
3番根抵当権=悪徳信用金庫5千万円
 と仮定します。

開業10年目に不渡りを受け業績が悪化し約定返済が厳しくなりました。

しかし、一生懸命に経営をしてきたので1番抵当権は残債金額100万円
2番根抵当権の残債金額は1200万円
3番根抵当権の残債金額は4千万円
の状態です。

不動産価値は、1300万円に下がってしまっていました。

不動産は食品製造工場です。工場がなくなると製造が出来なくなり従業員ともども生活が出来なくなります。

 食品製造会社の社長から相談を受けた大口取引先の社長さんが、特許製法による売れ筋食品の製造が出来なくなると痛手になる理由と、今までの取引信用から1300万円の資金援助の提案をしてくれました。

さて、ここで問題を出します。1300万円の行方を考えてみてください。

丁度、1・2番抵当権の残債務金額と同じになり1・2番抵当権は完済可能です。
しかし、完済すると1・2案抵当権は抹消され、抵当権の順位が入れ替わり3番が1番になり悪徳信用金庫の返済が遅れると工場は競売になり取られてしまうことになります。

そうです奥徳信用金庫は利息と不動産を奪うことが目的なのです。

ここで智慧を働かせましょう。
1・2番抵当権が残るようにすればよいのです。
保証会社が保証契約により「代位弁済」をすると、必ず抵当権の「変更登記」をします。

当たり前ですよね、返済不能者の返済をするのですから担保がないと保証会社が潰れてしまいますね。

我々も同じことをすれば工場は護れます。
支援会社の支援金は1・2抵当権者への代位弁済として申し出ればよいのです。

代位弁済する条件として抵当権の「変更登記」をお願いすればよいのです。3番抵当権者を害さない旨を伝えれば受け入れられます。

害さない条件とは「下位順位抵当権者への返済は続けます」と伝えることです。そのあとは、想像にお任せします・・・

これで、食品製造工場である担保不動産は護れましたね。

でも、一括で支援が出来ないときはだめじゃないかと言わないでください。

大丈夫です。

支援者が銀行に債務者の代わりに毎月返済を履行する申し出をします。
申し出の内容は、債務者と支援者が代位弁済契約を交わした証として「代位弁済契約書」を作成して持参し交渉します。

でも、条件として支援者が完済した暁には抵当権は支援者に変更してくださいねとお願いします。

この登記の呼び名を「抵当権移転請求権仮登記」と法務局が命名しました。