経営者フォーラム 東京ランド株式会社

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実務家通信12号

2016年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム
戦中戦後、松下幸之助翁を支えた参謀高橋荒太郎流再建術
「秘訣の八カ条」が経営再建に大きな影響を及ぼします。
①まず自社の経営者の基本方針を「金科玉条」のごとく理解させること。これが出来れば{仏像に魂を入れる}に等しい。
②もとからの従業員の雇用確保を前提とし、「戦力」として再活性化させる。
③自主独立路線を貫き、支援先企業などから大量の{進駐軍}を送り込まない。
④問題の本質を見極め、あくまで品質、コスト、サービスの向上をもって事業を蘇生する。
⑤市場での競合に際し、公平かつ公正な姿勢を貫く。
⑥強固な確信を抱いて徹底的に再建作業を推進する。
⑦苦境に耐え、乗り越えて行く。
⑧責任者や従業員たちの成果に対して報いる。
以上の八カ条は企業再建の要件にピッタリである。と書かれていました。

大切な自分を忘れている
忙しいと、当然「忘れる」という現象が起きます。誰にでも経験があると思います。
この<忙>の字を分解してタテに配置すると≪忘≫の時になります。小話としてもおもしろいと思いませんか。
むかし、孔子が諸国を巡歴して帰国した際に、太守(たいしゅ)の哀(あい)公(こう)に挨拶かたがた旅上の話を報告したそうです。哀公もまた孔子の疲れを慰めようと、「先生のお留守中に隣国へ移転した家来があります。大変あわて者で、最愛の女房を置き忘れ、途中で気が付いて戻ってまいりました。」と笑い話のつもりで申されたそうですが、孔子はにこりともせず、かたちを改めて、言葉しずかに、「妻を置き忘れても、必ず思い出すからよろしいでしょう。しかし、一番大切な自分をどこかへ置き忘れて、忘れっぱなしでいるのが、わが国の現代のすがたではないでしょうか。」とひそかに戒められたそうです。
孔子がお亡くなりになり、二千五百余年の月日が経ちますが、現代はまさに孔子が指導したとおりではないでしょうか。
※人生は自身の心の持ちようと努力を尽くせば再興可能と信じます。