２０１１ Ｇ１ エリザベス女王杯 回顧録

京都競馬場で行われたエリザベス女王杯(3歳上牝、GI・芝2200m)は、R.ムーア騎手騎乗の1番人気スノーフェアリーが、直線内から強襲し、2番人気アヴェンチュラをクビ差交わし優勝した。勝ちタイムは2分11秒6(良)。さらに1馬身差の3着には4番人気アパパネが入った。

チョイと遅くなりましたが、エリザベス女王杯の回顧を・・。

勝った▲スノーフェアリーは昨年同様のイン強襲で、エリザベス女王杯の連覇を達成。レイティング通りの強さで完勝でした。やっぱり、戦ってきた相手が違いましたね・・。外国馬にとって、２２００ｍという中途半端な距離は、向いています。血統的に日本の馬場をこなせる産駒で、時計に対応できる馬であれば、このくらいのパフォーマンスは当たり前ってことでしょうか。いやはや参りました。

２着には△アベンチュラ。この馬も、この世代では、強かったですね。レーヴディソール同様、この馬も、順調にクラシックを歩んでいたら、この世代トップの活躍が出来た馬だったと思います。昨年の阪神ＪＦで、自分は、高く評価してましたから・・。ただ、このレースの後、両前足骨折という、重傷を負ってしまいました・・。馬場の高速化による、負担は、かなり厳しいものになっているようです。この馬をはじめ、足元の弱い馬には、年々、厳しいものになって行く気がしてなりません・・。

３着の×アパパネは、流石と行ったところでしょうか・・。レースを知っていると言うか、Ｇ１しか走らないという頭のいい馬で、前走は、太目もそれなりに絞ってきましたからね。自分は、４９０ｋｇなら、この馬から勝負しようと思っていたのですが、当日が４９６ｋｇ。微妙な数字に、評価は、×のままで馬券を買ってしまいました。結果、馬券、外しちゃいました・・。残念でした。この馬のベストはやはり、マイルくらいでしょうが、来年も、３着位には、来そうですね。

◎イタリアンレッド、○アニメイトバイオは、パドックから、落ち着きのない様子で、自滅しちゃいました・・。女心と・・・と言いますが、牝馬は、難しいですね・・。

△フミノイマージンも、自慢の末脚を繰り出しましたが、やはり、このレース、４角１０番手くらいにいないと、長い京都の直線とは言え、間に合いません。騎手の差が出た感じでした。

今回も、ヤラレマシタが、昨年の「虎の巻」の確認と反省をかねて書いておきます。

・前走、条件戦・オープン出走馬は消し。（１，２，３着馬は、すべて前走、重賞出走）

・前走、牝馬限定Ｇ３レース出走で、8着以下は消し。（今年から府中牝馬が「Ｇ２」に格上げしちゃったからねぇ・・。G2を狙って仕上げてくる古馬が多くなることが今後、予想されるので、次に、照準を合わせていさそうな馬を狙うべきか・・。敢えていうならアパパネはＧ１・５勝馬。そのくらいの馬だから馬券に絡めたけど、基本は消しでＯＫかも）

・3歳で馬券に絡めるのは、クラシック連対馬かクラシック1番人気になった馬のみ。あと、リフレッシュ度も重要。調教が悪い馬は、軽視。（３歳馬アベンチュラは秋華賞勝ち。クラシックすべてに出走していなかったのも、疲労度と言う点でプラスだったかも。ホエールキャプチャ、エリンコートは調教がイマイチだったから、消しで正解。あと、やっぱり、この時期の３歳馬のー２ｋｇのハンデは、大きいかも。Ｇ１馬級なら、かなりプラスに働くとおもわれる）

・牡馬混合Ｇ１．Ｇ２なら、負けてもＯＫ。馬券対象（特に2000ｍ以上のレースなら）なら、好勝負。（今年は、スノーフェアリーくらいしかいなかったけど、年内、牡馬混合戦の、京都外回りコースで、好走した馬は、買いかも）

・京都外回りの重賞勝ちのある馬も買い。（今回は、レーヴディソールのみ対象だったが、状態が状態だけに・・）

・外国馬は、基本、時計のある馬を買う。あと、ＪＲＡ発表のレイティングが日本馬より5ポイント以上高い馬は買い。（ただし、日本でも走っている血統の馬なら）（今回は、昨年に続き、スノーフェアリーが５ポイント以上のレイティング）

・1，2番人気の信頼性が高いレース。外して買うの無謀・・。（キッチリ、１，２番人気が絡みました・・）

・リピーターレースなので、ここで、馬券に絡んだ馬は、来年以降も、連対する可能性大

 ・コースは違えど、同じ年の「秋華賞」と良く似た流れになるので、秋華賞好走馬は、馬券に絡みやすい。特に、阪神１６００、１８００、京都１４００外、１６００外、２２００．東京１６００、１８００、２４００ｍ、札幌１８００で好走した馬は、チェック。

 

これで、来年は、バッチリか？