体操の世界選手権。
今日帰宅後に見た男子個人総合は面白かったです。素晴らしかったです。
先日１０月８日のこのブログ「「嬉しさと驚きの『メヒアさん残留早期決定』」＆「体操世界選手権で苦笑い」」で、男子団体戦の採点具合の余りの酷さに「苦笑いするしかなかった」私なのですが、そんな経験をした後の個人総合で見た日本選手たちの素晴らしさに気持ち良さ２０００％になりました。
まずは。
日本のエース、内村航平くんが前人未到の個人総合５連覇達成。自身の史上最多記録を塗り替える圧巻の金メダルでした。
とにかく内村くんらしい圧巻の演技。特に跳馬の、誰も真似出来ない後ろ向きからの寸分違わない着地なんて、「一体どんな空間感覚を持っているんや！？」と、めくるめく思いをテレビ前の私でさえ感じちゃったし。
その直後の「最高レベルで決めちゃったよっ！」的な内村くんの笑顔には．．．
「世界でただ１人別世界を歩む内村くんがこんな笑顔を見せたら、そりゃ審査員は全員、最高得点出さざるを得んわなっ！」
と、私まで誇らしさを感じましたよ。
ほぼ金メダル確定となった最終種目の鉄棒では、「得点差がこんなに大きいんだから」「落下さえしなきゃ金メダルなんだから」「離れ技も適当に難易度を落としていいよ！」と言ってたら．．．横で見ていた妻が「そこで大技やっちゃうのが内村くんだから♪」とのコメントで．．．
・・・やっちゃうんだもんなぁ、内村くん．．．
・・・ヒヤヒヤしてるのは、私のような小心者の観戦者だけじゃん．．．（笑）
という訳で、最後も圧巻締めで金メダルを獲得して笑顔のガッツポーズの内村くん。
おめでとうございます。
ホント大したもんや。（尊敬）
そしてもう１人。
銅メダルを獲得した田中佑典くん。
追い上げて追い上げて、際どい３位争いを繰り広げながら６種目目・最後の鉄棒を迎えて、伸び伸びとした弾けた演技ぶりで。
着地を決めた瞬間に、「やりきったぞーっ！」という最高の笑顔を見せてくれて．．．本当に凄く感動的な、心の底からの笑顔でした。
私はこの時、よくやったなぁ・いい笑顔だなぁ、と思いつつも、
「今の時点では２位だけど」
「内村くんが上に来るのは当然だし、その内村くんと金メダルを争っているウクライナの選手も残ってるし」
「しかも、そのウクライナの選手の最後の種目は床運動だから、そんな大きなミスが無さそうだし」
「田中佑典くんの上に来ちゃうから、メダルは難しいよなぁ」
と思っていたのが実際のところでした。
・・
・・・ところが．．．．
・・・ウクライナの選手が．．．
・・・その床運動の最初で、まさかのラインオーバー。更に次のジャンプでも足元ままならず。
ウクライナの選手の気持ちを思うと、かなり申し訳ないのですが、
「こんな事ってあるのか？」
と思いました。
それにより、田中佑典くんは逆転を許す事無く、３位をキープして銅メダルを獲得した訳ですが。
ある意味では「最後の最後まで予想もしなかったメダル獲得」という印象が残ったのも事実で。
こんな事が実現した一番の理由は、勿論「競っていた相手選手のミス」である事は間違いないとは思うものの．．．
・・・それ以外の要素もあるような気がした決着直後でもありました。
・・・勝手に想像したのですが．．．
・・・その理由は．．．
「最終種目の鉄棒を完璧に決めた直後の田中佑典くんの笑顔」
「とにかく『やりきった感』が、溢れまくる表情」
だったとしか思えません。
こんな田中佑典くんの姿が、会場を・ウクライナ選手を全て巻き込んでしまったように思えて仕方がない。
やはり、人間の持つ気持ちというか・ポジティブさって大切。そんな姿勢が奇跡を生むのかもしれないなぁ。
そんな事を感じつつ．．．
これをもっともっと単純にまとめる言葉としては、
「 笑 う 門 に は 福 来 た る 」
という事かも知れないなぁ。
という訳で。
個人的な、仕事も・家庭も・獅子軍団ライフも・その他全てにおいて．．．
「笑って・とにかく笑顔で過ごすように努めよう！」
「そんな姿勢の先にこそ、きっと福が訪れるんだろうから！」
内村航平くんと田中佑典くんを見て、そんな目標が再確認できた夜でした。
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