プロ野球オフ明けの火曜日、埼玉西武ライオンズは北海道日本ハムとの初戦。
ライオンズが６－２で逆転勝ち ＆ 快勝しました。
その試合を、私自身が感じたインパクトシーンを中心に振り返ります。
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【先発・十亀くん】
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天晴れでした。前日に「完投をしたい！」と言っていた十亀くんは、７回を投げて被安打３で２失点とは大合格です。
しかも７回を終えて球数は１０２球。まだまだ行けた筈（完投も出来た筈）ではありましたが、来週以降を考えるとリリーフ陣にマウンドを譲ったのも「風格」なのかもと思っています。アリガトね！十亀くん！
とにかく今日の十亀くんは、ストレートの威力が前面に出ていました。
そんな「うねるストレート」を基本にして、３打席連続三振に打ち取った日ハム・大谷くんとの対戦を、ある意味で「今日の自身のピッチングを勢いづけるテコ代わりにした」姿が格好良かったです。
いずれにしても。
十亀くん約３００日ぶりの勝利。これで、昨シーズンキャンプ時の「コミュニケーション皆無で理解不能なリリーフ転向指令」の呪縛から、完全に解放された十亀くんなのではないかな。
良かったです。おめでとうございます。
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【女房役・炭谷銀仁朗くん】
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そんな十亀くんの「試合全体を制覇・コントロールする」マウンド姿。
「序盤ストレート押し ＆ ６回は変化球で空振り三昧」
「７回になって再度ストレート押し」
「・・・そんな『試合中にギアを変える事が出来る』十亀くんに天晴れ！と言いたいですし．．．」
「 や は り 最 高 や な ！ 炭 谷 銀 仁 朗 く ん の リ ー ド は っ ！ 」
試合全体を捉える視野の広いリード面・ピッチャーに自信を持たせるキャッチング面、その両方での銀仁朗くんの存在感を感じた試合でもありました。
こんな銀ちゃんの姿は、「ベンチから間近に見ている」森友哉くんにとっても非常に勉強になったのではないかな？と思うと共に、
「捕手としての森友哉くんにとっても財産を得た筈」
だと思いましたし．．．森友哉くんの捕手としての才能が熟成されていると想像もしています。
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【不思議ちゃんが一杯】
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■おかわり中村くん
この日の試合で「いかにもおかわり弾」という美しい放物線を描くデカいホームランを見せてくれました。
そんな豪快さを見せる一方で、難しい外角低めへ逃げて行くボール球を芸術的にライト前へ運んでタイムリーにしたり．．．一方では、ミエミエの落ちる球・ワンバウンドする球をあっさり空振りしたり．．．
不思議な個性やなぁ。（そこが魅力である事は間違いありませんが）
■銀仁朗くん
二塁ランナーに居た時の銀仁朗くん。秋山くんのレフトライナー（快心）で飛び出してしまい、帰塁出来ずにダブルプレー．．．と思ったら判定はセーフ。栗山監督が怒って、というか「そりゃ無いだろ」的に抗議に登場するのも理解できるくらい、完全にアウトでしたが．．．
銀ちゃんの「魔走塁」としか言いようがないかな（笑）
■メヒアさん
ライオンズ一死満塁のチャンス。代打・渡辺直人さんがショートゴロを打ちました。
前進守備の日ハム内野陣としては、６－２－３ゲッツーチェンジを狙ったのですが．．．
・・・ショートがゴロ捕球をしようとしたタイミングで、二塁ランナーのメヒアさんが．．．
・・・何故か２塁へ戻ろうとしている．．．
「 何 で や ね ん ？ 満 塁 や ぞ ！？ 」
これが目に入った日ハム捕手の近藤くんが、本塁フォースアウトの後、ファーストでなくサードに投げる訳ですが．．．
・・・この近藤くんの判断は理解できます。だってメヒアさんまだ二三塁間の真ん中あたりをドタドタ走ってたんだもん．．．
・・・だけどここで近藤くんが悪送球とは．．．これでメヒアさんホームイン．．．
・・・入らない筈の１点が入ってしまうという．．．
ちょっと近藤くんを擁護すると、普段６－２－３のゲッツプレーに練習はしているでしょうが、「６－２－５ゲッツープレー」なんていうのは、想定外が過ぎるもんなぁ。
これまたメヒアさんの「魔走塁」としか言いようがないな（笑）
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【一軍初打席 ＆ 初スタメン起用に真っ向から成果を残した斉藤彰吾くん】
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３回裏に２得点を挙げて２－１と逆転したライオンズ。この序盤での逆転こそが、今日の勝利の全てだったと思っています
そして．．．今シーズン初のスタメン起用となった斉藤彰吾くん。そんな試合で、シーズン初打席からいきなりの「２打席連続ヒット」でした．．．これはチームに流れを呼び込むわっ！
こんな「我武者羅で 且つ チームの勝利に貢献する事のみに没頭している」斉藤彰吾くんの姿、応援したくなります。
頑張ってライトレギュラーを勝ち取ってくれ！
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【栗山キャプテンの素晴らしさ】
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打率が２割にも満たない栗山くんですが、この試合では「打たなくても貢献する」姿勢がビンビンに伝わってきました。
その最たるものが３回裏のライオンズの攻撃シーン。
浅村くんのレフトへの犠牲フライでライオンズが１－１と追いついた場面、その犠牲フライの際に、一塁ランナーだった栗山くんがセカンドを陥れました。左中間へのフライでしたので難しい判断だったと思いますが、ある意味で「日ハム守備陣の一瞬の隙をついた」栗山くんがセカンドへ進塁した事が、直後のおかわり中村くんのヒットをタイムリーにした事は間違いありません。
さすがキャプテン。痺れるぞ、栗山くん！
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