埼玉西武ライオンズはオリックスとのオープン戦。今日は雨天中止にならなくて、それが何よりでした。
試合は１４－２でライオンズ大勝。勝敗は関係ないオープン戦なのですが、開幕カードを闘う相手であるオリックスに対して・且つ先発ローテの東明くんに対していいイメージを持つ、という面では効果があったかなと思うゲームでした。
そして、各選手の試合に臨む姿勢。投打ともに「実戦不足の中、とにかく試合が出来る時にはしっかり収穫を上げなきゃ」的な気持ちが見えて、チーム全体が開幕を見据えてプレーをしている様子が伺えて良かったなとも思いました。
■先発の岸くん、流石。制球力をベースに４回を３安打無失点というマウンド姿には風格を感じました。
■秋山くんの好調ぶりは本物。大きい当たりを狙うでもなくとにかく「意識は８０％逆方向 ＆ コツコツ単打を重ねる」というスタイルは公式戦に入ってもおそらく大崩れはしないのではと感じます。（打率３割は夢じゃない♪）
■おかわり中村くん、打った瞬間は「ちょっと上がり過ぎ？」と思った打球がバックスクリーン右側へ飛び込むホームランとは！「おかわり中村くんのホームランを見た時の快感」という感覚が一気に蘇って、ファンとしても本番仕様に近づく事ができましたよ。（・・・更にサード守備で上手さを見せつつ、そんな面での自信が、打撃へもいい波及効果を生んでいるようですね）
■そんなおかわり中村くんの事が大好きなメヒアさん。トレードマークである「自分の背中を叩くほどのメヒアさんの豪快スイング」の健在ぶりを見ただけで、安心できました。今年もよろしくお願いします。
■炭谷銀仁朗くん。2本のタイムリーで３打点、まさに「地元京都への凱旋を華々しく飾る」事が出来て良かったですね。満塁で打席に立った２点タイムリーツーベースの時こそ「一発行ったれ！」的な色気がちょっと見えましたが（笑）、それ以外は常に「センターから右方向への意識」が見えて本当に嬉しかったです。良かった。
そんないい面が見えたライオンズ。
一方のオリックスは。
まず先発オーダーを見た際に、我が家の中３の長男の第一声は「オリックスのクリーンアップは凄いね」というものでした。
「中島・ブランコ・小谷野って、全員ＦＡ加入選手じゃん」
「こんな事ってソフトバンクでも無いよね。松田が居るしね」
と、改めてオリックスの変貌ぶりに呆れ気味というか。（笑）
そんなオリックス。今日の大差ゲームの要因には、東明くんを筆頭に「オリックス全体の乱調ぶり」もあったと思います。
そして、その乱調ぶりの原因には、間違いなく、
「今日の、わかさ京都球場のコンディションの悪さ」
がありました。
午前中まで降り続いたという雨の影響で、とにかくグランドが滅茶苦茶。
特に外野エリアは「ぱっと見た目には、緑が綺麗で良さそうなフィールド」っぽかったのですが、実際は、
「走る度に水しぶきが飛ぶ、水溜り状態」
「一言で言えば、田んぼで野球をやっている状況」
でした。
とにかく両チームともに外野手が「おっかなびっくり状態」で動くしかなく、それでも滑って転んでというシーンが繰り返され、それが「失点に直結する流れ」になったのが、今日はオリックスだったと言えなくもない。
・・・ホント、外野手には辛すぎるコンディションで．．．
・・・ホント、怪我人が出なくて良かったよなぁ．．．
なので、試合をする選手は難しかったと思います。「結果を出さなきゃ」と頑張る反面、それ以上に「絶対怪我をしない！」という事も意識せねばいけなかったんですから。
それは内野でプレーする時も同様で．．．。
例えば、今日猛打賞で４度の出塁をした秋山くん。本来なら「盗塁を企図する・開幕に向け盗塁トレーニングをする」べきシーンが数多くあったと思うのですが、こんな田んぼっぽいグランド状況を見ると自重せざるを得ないよなぁ．．．だって怪我するリスクが高いんだもん。（・・・おそらく両チームともに、ベンチが「盗塁禁止」としていたんじゃないのかな？）
という訳で。
オリックスとのゲームは若干「田んぼ野球」の影響が出た部分もあって、大差となりましたが、本番・本当の勝負は西武ドームでの開幕カードです。
ライオンズの皆さんには、今日得た「いいイメージ効果」を保ちつつ、更にどっしりと落ち着いた気持ちで開幕戦を迎えて欲しいと思います。
頑張りましょう ＆ ワクワクしましょう！
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