とことこ話

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「ザ・投手戦」を負けたライオンズ...ベンチも選手も「難しくない事」を怠ったかも

2016年05月13日 | スポーツ

埼玉西武ライオンズは東北楽天に0-4で敗戦。

ま た 負 け ま し た
よ く 負 け 続 け る わ

とはいえ。
今日の試合はこれぞ「ザ・投手戦」という醍醐味を味わえた試合でもあって、野球の試合としては凄く楽しめる内容でもありました。

両先発=楽天・則本くん & 西武・菊池雄星くんが素晴らしいピッチング。
7回終了時点まで0-0のスコアレスで共に二桁の10三振を奪うという...更に言えば「自身のせいではなく迎えたピンチ」も堂々と投げきって抑え込むとう姿はエースの貫禄十分でしたし、お互いが「負けるもんか」の意地も見えて素晴らしい投手戦を演じてくれたと思います。

そんな中で8回裏に一挙4点を失って負けたのがライオンズだった訳ですが。
なのでファンとしては、その総括をせねばならないかなと思ったりもしています。何故にこんないい試合を負けざるを得なかったのかを振り返っておかねばならない。(・・・決して「弱いから負けたんや」の一言で済ませちゃいかんから!)

菊池雄星くん、ナイスピッチングでした。凄みもあって素晴らしかった。
そして7回を終えて100球未満というのは、相手の則本くんが129球だった事も比較材料になって、当然のように8回もマウンドに上がった訳ですが。
この時点で私は不安もありました。その理由は、菊池雄星くんは7回時点から球が上ずってコントロールままならない状況に陥っていたから。
やはり好調の陰に見え始めた、「握力が弱くなってきてる?」「肩や腕が緩み始めてる?」という姿が7回の時点で顔を出し始めていた事は事実だと思っていました。

なので、結果論でも何でもなく、8回裏の一死から楽天・藤田さんにストレートの四球を出した時点で「限界やな」と思ったのですが、そこで交代という判断を出来なかったのは...
・・・少ない球数のせいだったかもなぁ...
・・・このイニング先頭打者・岡島くんのセカンドゴロに対する浅村くんの超・ファインプレー(=ホント凄かった!)の余韻のせいもあったかもなぁ...

結局、一死満塁になるまでベンチが交代タイミングを「逸した」格好になった事が、結果的に「大火傷」を招いた訳ですが...

「いずれにしても継投策は難しいという事なんだろうな」

更にそこでマウンドに上がった牧田くんが...松井稼頭央さん・銀次くんと対戦するという巡り会わせになってしまい...
そこで牧田くんが武器である「打者との駆け引きをする間もなく」若いカウントから痛打・連打を浴びたのも、牧田くんらしい舞台作りが出来なかったという点では残念で仕方がないし...

「いずれにしても継投策は難しいという事なんだろうな」

結果論ではなく、藤田さんにストレート四球を与えた時点で「交代しかない!」と私が思っていたのは、そんな「7回の菊池雄星くんの状態があったから」 & 「0-0のスコアレスの状況があったから」です。(・・・例えば、2-0でリードしていたんなら1点を失うまで続投もあり得ますが、スコアレスで1点を失ったら負けという展開だったこの日は、イニング最初の出塁を許した内容を見て交代を告げるべきやろ、と思っていた訳です...)

「いずれにしても継投策は難しいという事なんだろうな」
(・・・だからと言って、ベンチ首脳陣に同情はしませんよ!(...念のため))

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そして。
この試合を勝つには、やはり打者陣が則本くんからわずか1点でも得点を挙げるしか無かった。そしてそれが出来なかった。これが敗因だと思います。
勿論、全力投球&粘り&精神力の強さを如何なく発揮する則本くんだったので、それはかなり困難な状況だったとは思います。
二死1・3塁から秋山くんと勝負せず歩かせる判断をした楽天バッテリーは、完全に木村昇吾さんに対して自信満々・格下に見ていましたが、それも仕方がないと感じるレベルの則本くんの出来でしたし。更に言えば...
・・・5回表のチャンス場面での木村文紀くんの見逃し三振は、あの素晴らしいコース(・・・ボール気味でも球審にストライクと言わせる凄いキレ)を振れというのは酷なレベルだったし...
・・・6回表のチャンス場面での炭谷銀仁朗くんの徹底右打ち狙い打球が野手の正面をついたのも致し方ないし...

それでも得点を挙げるには...結果的にごく僅かの「全力プレーを怠った」シーンがあったからだと思っています。
それは...おかわり中村くん。
6回に一死無走者から打席に立ったおかわり中村くんの打球は、セカンドベース後方へ高く高く上がったもので、楽天のショート・センター・セカンド3人の誰もが捕れる位置だったのですが、これが強風の影響もあったのかポテンビットになって...しかし...

「何故におかわり中村くん、一塁でストップしているんや?」
「当然のようにツーベースにしなきゃイカンやろ!」
「足も速いしベースランニングも絶品能力を持つおかわり中村くんだったら、余裕で一死2塁に出来た筈やろ!」

これは大きな失態だったと思います。
結果論・仮定の話ではありますが、もしセカンドまで行っていたなら、栗山くんのレフト線へのヒットでホームインできていた事は間違いないですし。虎の子の1点をこの6回に挙げていたなら、ライオンズが勝利へ向けて盤石な歩みをしていた可能性は高かったと思います。
難攻不落な則本くんが相手だっただけに、こんな「たった一つの全力プレー欠如」の姿こそが取り返しがつかないんものだよなぁ(哀)
(・・・栗山くんにヒットを打たれた直後の則本くんのため息というか、ホッと息を吐く姿に「良かった、ランナーが二塁へ進塁していなくて」という思いを見た気がしたのは、考え過ぎかな?)


という訳で。
今日のライオンズの敗戦に関しては、

「素晴らしい投手戦だった。堪能できるレベルだった」
「そんな投手戦で、『当然あるべき緊張感・全力プレー』が一瞬欠如するシーンが見られた」

という総括をしているワタクシです。(・・・残念過ぎる & 惜し過ぎる...)


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2 コメント

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Unknown (マーシー)
2016-05-13 11:51:21
菊地という投手は、勝ち運がないのかもしれませんね。
実力があるのに、運がない。
「運も実力の内」とは、よくぞ言ったものです。

親の郷里が岩手なので、高校の時から応援していました。一時期、見話そうと思ったこともあったけど、昨日のような投球を見ると・・・、やっぱり応援したくなりますね・苦笑

継投については難しいのは百も承知だけど、
プロ野球ニュースでは、「あそこを乗り越えてこそ、真のエースになれる(続投)」という意見が多かったです。
・・・・・「牧田に代わって、楽天的にはありがとう!だったよね」、とも・苦

その意見で思い出しましたが、デビューした時から菊池は過保護だったと思います。
危なくなると、すぐに降板させる。やっぱりそれは、いかんですよ。

森に対しても、どう育てていくか、いまだに結論が出ていないようで、これで潰したらほんと、どないすんねん!・激怒、ですわ。

昨夜のプロ野球ニュースでは、阪神の抗議と西武の二つのケースを取り上げて、コリジョンについての議論がありましたけど、
ホワイトミンクさんのお子さんが激怒するのも良くわかります。
あれは完全に嶋がいかんでしょう。アウトですよ。
これで、嶋という選手まで嫌いになりそう・・・・涙

田辺監督は、「意地でも」ベンチから出てこないんですね。あの顔を見ていれば、わかる。
折角いい形になりかけたチームですが、今期はもう、どうあがいても仕方ないです。



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マーシーさん (とことこ話)
2016-05-13 23:39:11
こんばんは!

確かに継投判断としては「菊池続投」もあったでしょうね。
少なくとも、牧田くんには「時折はイニング頭から行かせたい」と、ここ最近は我が家でも高2の長男と話しています。

プロ野球ニュースでもコリジョン、取り上げていましたか。
解説者陣も「何が基準なんや?」的なルールなんでしょうね。
だからこそ、当事者である田辺監督には絶対に「機を見て敏なれ」的な行動が求められるんでしょうが...今後も期待できないんでしょうか(哀)。
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