アイスクリームをくわえて、やきもの散歩道を歩きながら気になるものにカメラを向けたりしていると、観光客より観光客らしくなっていた。
そのやきもの散歩道の中には、むかし銭湯であったところがある。
誰かに聞かないと銭湯だとは気付かないほど風化し、植物が覆っていた。
その跡も、住民や観光客にとって危険なこともあり、取り壊された。
きっと昔は常滑焼きの職人たちが肩を並べて汗を洗い流していたのだろう。
と、ファインダー越しに回想してみたりもした。
更地となった端には、井戸の息抜きが顔を出して次の出番を窺っているようだった。
そのやきもの散歩道の中には、むかし銭湯であったところがある。
誰かに聞かないと銭湯だとは気付かないほど風化し、植物が覆っていた。
その跡も、住民や観光客にとって危険なこともあり、取り壊された。
きっと昔は常滑焼きの職人たちが肩を並べて汗を洗い流していたのだろう。
と、ファインダー越しに回想してみたりもした。
更地となった端には、井戸の息抜きが顔を出して次の出番を窺っているようだった。