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6月4日



川端の家 蝋燭で灯りをともす

この灯りで本を読む

読み進めるうちに集中し、没頭していく

この明るさが、僕の意識を本の中へと引き摺り込む

頁に落ちる手の影と、
後ろに伸び広がる影

巨人と過ごしているかの様な不思議な安堵が満ちる


剥き出しの土壁から欠片が壁を這う様に落ちて

横木に当たり 柔らかく高い音を立てる

その音は僕の背を這い上がり

深い意識の底へと墜ちていく


そこに月はあるのだろうか

空には一面、雲がかかり

左手上に明るみがある

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