時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

突っ走る大萩康司さん *銀座・山野楽器のインストアライブ*

2013年11月07日 04時21分28秒 | 音楽
(ライブから少し時間がたってしましましたが、レポートします。)

渋谷のタワレコでのインストアライブが台風で流れて、かなりがっかりしていたのだけれど・・・

銀座の山野楽器のインストアライブの招待券が当たりました!新譜ノクターナルの発売記念のライブです。
山野楽器のライブはCDをこのお店で予約・購入した人しか行けないライブだったので、すでに別の場所で買っていた私は行けないと諦めてました。

でもネットで招待券の抽選があるのを見つけて応募したら・・・やった!当たった♪
興福寺仏頭展に続いて招待券をゲット!今年の秋はついてるみたいです。
嬉しいなぁ♬

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東京都下に住んでいる私にとっては銀座は「都会」。
銀座に早めについたので、写真撮ったり、お茶したりして、おのぼりさんを楽しみました。

その後、山野楽器のイベントスペース“JamSpot”へ。
ここはイベントスペースといっても、移動式の椅子が100脚くらい入る結構本格的なライブのできる部屋です。音量が小さいクラシックギターにはちょうど良いくらいの広さ。
普段、クラシックギターのコンサートは広い会場でもPAは入れずに生音の時が多いのですが、ここではかなり大きなスピーカーが入ってました。
スピーカーが入ることで聴ける微妙な音があるのも、目黒パーシモンホールで体験したので、PAが入っても抵抗はなかったです。
それに、前にも書いたけど、インストアライブは大萩さんの演奏が近距離で聴けるので、本音で言うと、音響の悪いコンサート会場で聞くよりずっと好きです。


セットリストは次のとおり。曲数は少ないけどノクターナルが20分程度あるので少なくっても仕方なかったですね。

1.ローランディアスのサウダージNO.3
2.涙のパヴァーヌ(ラクリメ)
3.ノクターナル
アンコール.11月のある日


◆ローランディアスのサウダージNO.3
いきなり、ノクターナルには入っていない、かなり高度なテクニックを要する難曲。
「サウダージ」という言葉はボサノバの曲のタイトルとしても良く使われる言葉ですが、ボサノバとはえらく違う、聴いてる聴衆まで緊張する大曲です。
大萩さんは、「今日はハロウィンなので、何か皆さんをびっくりさせるプレゼントと思ってこの曲を選びました。」とMCで言っていましたが、確かにビックリ。
最初から難曲を持ってきて、大萩さんの意気込みを感じました。
この曲は比較的好きな方ですが、でも正直、この路線で突っ走られると、私は演奏を楽しむというより、ついていくので精一杯な感じになること請け合いです(^_^;)

◆涙のパヴァーヌ
やさしい叙情に満ちた曲です。ノクターナルというCDの狙ったイギリスの雰囲気を一番感じさせてくれる曲だと思います。
ギターの詩人と呼ばれる大萩さんに似合ってます。

◆ノクターナル
全体が20分くらいある今回発売のCDのメイン曲です。もう、大萩さん、すごいエネルギーで弾いてます。こっちまで歯を食いしばって聴かないと曲に負けてしまいます。
楽しむとか楽しまないという感じじゃありません。私は音楽を専門に勉強したことがなので、詳しくはわからないのですが、かなり深いことを表現しようとしていることは感じます。
こうなってくると私はどんどん突っ走っていく大人な大萩さんに必死についていこうとしている幼児のようです。(やっぱり)

◆11月のある日
アンコールは『11月のある日』でした。「明日から11月になるので」と言って弾き始められたこの曲は、大萩さんのデビューCDのタイトル曲で、大萩さんの曲の中でもずっと人気ある曲です。MCで初めて知ったのですが、映画音楽なのだそう。
大萩さんの狙いとは違って、この夜の私の一番のお気に入りでした。新譜ノクターナルの発売記念なのに、アンコール曲が一番気に入ったなんて・・・大萩さん、ごめんなさい。
実は11月は私の誕生月なんです!11月生まれの私はそういう意味でも「11月のある日」が大好き。
大萩さんからの最高の誕生日プレゼントでした♪

大萩さんは私のはるかかなたをどんどん突っ走っています。ついていけるか、もう、はっきり言って姿が遠くって良く見えない感じではありますが、なんとかついて行きたい。
ついて行けば私のダメ耳もそれなりに良くなっていくし、私の知らない世界が広がるような感じがするんです。ついていきますよ~。

この日の写真はこんな↓感じです。夜の銀座はキラキラしてました。


★新宿・経由・銀座★

気になる (コクーンビルを以前「街並みに調和してないビル」なんて書いたけど、好きなのかも)


こんな新宿


威風堂々


夜のカフェ


オサレなカプチーノ





カフェの窓から


ざ・銀座


交差点


まだ聴こえない弦の音・・・こんなに!