第35期夏休み特別企画
独学て合格を手にする
その1
今回から 2回に分けて独学で合格を手にする方法
をお話致します。
これ迄、独学の難しさをお話致してきました。
今回の試験で上手くいったと手応えを感じた方は
それで良いのですが、上手くいかなかった方は、
前回及び前々回にお話をいたしました様に上手く
いかない方が普通であることを理解して下さい。
重要なのは、何故、不合格になったか理解出来て
いない人は、次回も同じ結果になると言う事です
。
前にもお話をしたと思いますが「失敗(不合格)は、
恥では、ない。」 と言う事です。
失敗の原因を突き止め、解決策を取れば良いので
す。失敗は、成功へのステップに過ぎないのです
。誰でも失敗しながら上手になっていきます。
例えば、赤ちゃんは、初めからスプーンを口へ入
れられるでしょうか?最初は、頭へ行ってしまう
かもしれません。赤ちゃんは、へこたれず、笑い
ながら繰り返し、上手に食べられる様になります
。
世界的に活躍している選手も最初からトップに立
った訳では、ありません。
失敗の原因を 突き止め その1つ1つの原因に対し
対策を採った事で今の地位があります。
弱点を 1つ 1つ克服して出来る様になる事は、楽
しみでもあります。
負けて泣く選手の気持ちがわかりません。
また、1つ目標が出来て楽しいじゃないですか!
過去、当講座の受講生になられた方は、失敗の原
因を直視していますので 1回~ 2回の受験で全科
目に合格しています。受講生の方で、合格出来な
かった事を問題視される方は、一人もいらっしゃ
いません。
なぜなら、科目合格を積み重ねて全科目合格を目
指す計画を最初からされていたからです。
仮に、計画通り、合格出来ない科目があっても、
弱点を見極めて次の試験に臨まれますので、必ず
合格されています。
前置きが永くなりましたが 前回お話をしました。
独学が難しい原因の解決策をお話致します。
それでは、もう一度 ”独学が難しい理由” をご覧
下さい。
(1) 「無線工学」や「電波法規」の学習の経験
がない
(2) 疑問に答えてくれる人がいない
(3) 参考書は 試験範囲を全てを網羅していな
い
(4) 出題範囲の予想がつかない
(5) 受験資格の難易度が分からない
(6) 現在の実力を判定出来ない
(7) 学習のペースを保てない
それでは、”独学が難しい理由” の一つ一つについ
て解決方法を考えてみましょう。
(1)「無線工学」や「電波法規」の学習の経験がな
い
航空無線通信士を目指す方の大半は、 文系の
方です。
ご自分の専門に 少しでも近ければ 可能性が有
りますが 180度逆の分野では 手の出し様がな
いのは、当たり前です。
人間は プライドが有りますので、弱点を 認め
る事がなかなかできません。
でも、弱点を見極める事は、重要ですので 弱
点を見極めた上で その弱点を 内緒にしておけ
ば良いのです。
仮にご自分の弱点を人に知られたとしても「
自分は この分野は専門じゃないので分からな
くて当然だ!!」と開き直ってしまえば良いので
す。
この現状を認めた方だけが 合格への一歩を 歩
み出す事が出来るのです。
「現状を認めたのはいいけれどそれでは どうす
れば良いの?」と言う声が聞こえて来そうです
。
当講座の受講生の大先輩のクロちゃんさんは、
数学を克服する為に中学生でも分かると言う様
な超入門書で勉強し電気回路の計算問題が出来
る様になりました。実にご立派です。
(詳しくは、クロちゃんさんの 受験体験記をお
読み下さい。)
そうです。最近は、この手の超簡単に理解でき
る優れた書籍や ネットに情報がありますので、
これらを利用すれば良いのです。便利になりま
した。
手前味噌になりますが、当講座は、文系の方を
対象とした分かりやさを 第1に考えた講座です
。
理系の方に電気の話をするのは 割と簡単です。
何故なら、ある程度、予備知識があり考え方が
、理系頭だからです。
文系の方が、それぞれの大学に進まれて それぞ
の文系の分野の授業が 理解出来るのと同じ事で
す。
当講座では 教える方が当たり前とおもって話さ
れない事でも 文系の方が知りたい事を察してお
話をしています。当講座のテーマは 誰でもわか
ると言う事を 目指しています。
誰でも分かると銘打っている書籍は 沢山ありま
す。
しかし、その中身は 重要な事柄でも理解される
事が難しい場合は サラッと説明されていますの
で、実は分かりづらく読んでいて腹が立ったり、
、いやになってしまうものばかりです。
分かりやすいとは、
1、文系の方の思考方法に合っている事。
2.物事の本質がズバリと書かれている事。
3.物事の要点が 1つか2つに要約されてい
る事。
(2) 疑問に答えてくれる人がいない
疑問に答えてくれる人の条件は、2つです。
1.疑問を持つ人1人1人の現状に応じて説明
をしてくれる。
2.疑問への答えが 次の学習への手助けとす
ることが出来る。
上の2つの条件を満たす為には、皆様、お1人
お 1人の専属の講師が 必要と言う事です。
1対1の○△塾の様なものです。
質問者の立場を無視して偉そうに難しい言葉を
駆使して 説明して分からないのは貴方が悪い
と 言わんばかりの説明をする人が 実際の世の
中にもネット上でも沢山いらっしゃいます。
その様な方が、質問者の尊厳を傷つける様な暴
言を吐いているのをよく目にします。
数年前、私の住む福岡でIT関係の講師の方が質
問者の尊厳を傷つける様な発言をして殺害さる
事件がありました。人それぞれ専門分野があり
ます。重要なのは、どんな専門家も専門分野以
外は、素人(しろーと)と言う事です。
これらの方々は、質問者に理解させる事を目的
としていない様です。(大学の講義は、これで
良いと思います。何故なら、教える側の本分は
研究です。入学試験に合格した学生は、その師
の行う事を傍から見て学びとると言うのが本来
の姿です。入学試験に合格するとは、本来その
学び取る力が有る者と言う事になります。
さて、これまた、手前味噌になりますが、当講
座では、受講生の方からのご質問に1 回の記事
の文字数以上のメールでお答えをしています。
質問者様毎にご質問を保管していますので理解
の進み具合に応じて、その都度その都度状況に
応じたお答えをしていますので、同じ事柄に対
するお答えも質問者 お1人 お1人に別々の説明
方法をとっています。(お答えの本質について
は、どの質問者に対しても同じです。)
(3) 参考書は 試験範囲を全て網羅していない
参考書やその他の書籍で全てを網羅するのは、
無理かと思います。 それは、一度、執筆された
書籍は なかなか、書き直して出版されないから
です。また、参考書の著者が過去問を 分析され
ていない為か 必要な項目が書かれていなかった
り、不必要な事が書かれていたりします。
これは、大きな問題です。
この問題に対応する為には 新設問題にも対応で
きる ブログでの講座が 良いと考えています。
以前、この講座の書籍化の要望が ありましたが
、日々、説明の仕方に工夫をしていますので ブ
ログでの講座の方が良いと考えてい ます。
当講座では毎期、試験問題の出題傾向を 分析し
、次期試験の 出題予想範囲を中心にお話をして
いますので、近年、 新設された問題にも迅速に
対応しています。
勿論、新設問題に対応していない受験参考書を
利用しても参考書の内容を十分に理解していれ
ば、古い参考書でも合格は、可能です。
また、次期試験の 予想範囲を中心にお話をして
いますので、参考書で独学するときの様に 全て
の範囲を勉強する必要がありません。
(どの範囲が出題されるか分からずに全ての項目
を勉強するよりはるかに効率的です。また、参
考書には、試験に出題された事の無いような事
柄も記載されていますので独学をされる方には
、どの項目が不要か分かりません。)
次回は ”出題範囲の予想がつかない” 事の対策から
お話を致します。