TOITAの「航空無線通信士受験塾」
第35期講座を始めるに当たっての
ガイダンス(当講座の進め方)続き
今回は、当講座 がどの様に講義を進めていくのかを知
って頂く為に当講座の特徴をお話致します。
□当講座の特徴
1.文系の方を想定
電気を勉強するのが初めての方を対象としています。
航空無線通信士を含め、無線従事者の為の受験参考書
は、電気の基礎、あるいは、それぞれの資格で必要と
される知識に近い知識が有る事を前提としています。
電気の基礎が有る方には無線従事者の資格の中で航空
無線通信士の無線工学は、中位の難易度 ( 中位の電気
的知識が必要 )です。人によっては、皆様が、 航空無
線通信士の試験で英語は、勉強しなくても良いと考え
る様に電気の知識がある方の中には、無線工学の勉強
は、しなくても良いと考える人もいます。
しかし、電気的な基礎を勉強されていない文系の方に
は、難易度が、極めて高いものになります。
(1)要点を抑えた説明
受験科目のそれぞれの要点が簡素にまとまっていれば、
初めて説明を受ける方でも理解し易くなるのは 通常の
会話の中でも経験する事です。
結論を先に話せば 相手は必然的に結論に至る過程に関
心が出てきて話の全体像が楽に頭に入って来ます。
(2)予備知識不要
また、当講座では 工学的知識が有る方を対象としてい
ませんので先に書きました受験参考書には、 説明され
てい ない文系の方が知りたい事を説明しています。
(ご注意:当講座では、例えば用語で ”アンテナ” と言
ったり ”空中線” と言ったりする様に 試験や実際に使
用されている両方の用語を用いています。
当講座で使用する用語は、 全て必要です。ご自分でも
多少は、調べて頂く様な構成にしてあります。
殆どの事は、受講生の方の負担を軽減する為に 当講座
の 方で説明をしますが、受講生の方の向学心に基づき
自主的に調べられる事が良い結果をもたらします。)
2.暗記を極力なくす
暗記は、一時的なものです。当講座では、 何よりも理
解する事を大切にしています。理解をすれば 知識とな
り 永く記憶に残ります。また、応用力も付きます。
覚えるのでは、なく、当講座の記事を 面白い読み物と
して読んで頂ければ、 理解して頂ける構成になってい
ます。
長期記憶に残らない勉強法では、合格出来なかった時、
一から勉強 (暗記) をしなければならず試験の度に学
力が増す事もなく、合格に近付く事も 有りません。
上級の無線従事者試験の会場へ行きますと 何度、受け
ても 、合格出来ない方の話をよく、耳にします。
3.”なるほど”と納得出来る
今迄受験参考書を読んでも分からなかった事が納得出
来る様になります。 (これが当講座の最大の特徴です。
)こんな、不思議な体験を皆様もしてみて下さい。
そして、理解出来ると応用力が付くのも当然の事です。
4.合格に必要な実力だけを目指します。
当講座は、合格する事を第一に考えています。
言い方が悪い様ですが、”受かれば良い”のです。
あとで、実務で必要な事を ご自身で更に勉強を進めら
れれば良いのです。
合格するのも難しいのですが 試験に合格する程度の知
識では、実務では、不十分です。 これは、どの資格で
も同じです。合格は、実務に就く為の最低ラインです。
更に、勉強される基礎は、この講座で身に付きます。
当講座で目指す正解率は、80%です。
60%の問題に正解出来れば、合格ですが自信がある項
目でも間違える事がありますので、余裕を見て80%の
問題に答えられる実力を目指します。
5.合格迄の計画
当講座では1回から2回の受験での合格を目指します
。
同じ事を勉強して2 回で合格と言う意味では、有りま
せ ん。
(同じ箇所を 勉強しなおす勉強法では出題傾向の変化
についていけずに毎回不合格になります。)
1 回でダメでもそれまでの知識が確実なものであれば
後は理解が不足した項目や次回出題が予想される項目
だけを勉強すれば良い事になります。
受講生の方は、1 回で合格を目指すか、2 回で合格を
目指すかをまず初めに決めておいて下さい。
なんとなく2 回目で合格と言うのでは、2 回目でも合
格出来ません。
1年間( 2回の受験期間)のスケジュールで勉強するの
とスケジュール無しで2 回受験するのとは、全然違い
ます。
1回目で「法規」、2 回目で「工学」の様に 科目合格
を活用して合格を目指せば、他の 2科目と合わせて各
回、2 科目づつ勉強すれば、良いので時間に余裕が出
来、その間に充分な実力が付いて合格が望めます。
2回目で合格でも合格は 合格です。免許証に 2 度目で
合格と書かれる訳では、有りません。
何度受けても受からないのとは、雲泥の差です。
合格する方法をとる事が重要なのです。
大学での第1級陸上無線技術士の指導では、3年間で全
受験科目に合格して免許証を手にする 事を目指してい
ますので 科目合格が重なり、毎回、複数名の免許取得
者を出しています。工学部の学生は、 通常の授業の為
の勉強や 実験のレポートで忙しく無線従事者試験に 1
回で全科目に合格を目指す事は、負担が極めて 大きく
確実に合格者を出す事が困難になります。
□当講座の勉強の進め方
1.試験に良く出る項目から始めます。
試験に良く出題される問題は、合格後、実務で必要に
なる項目です。無線通信士の「法規」であれば無線局
の運用です。
出題数の多い項目を理解すればそれだけ合格に近づけ
ます。
2.積み上げ式勉強法
試験に良く出題される項目から順に勉強をしますので
、日々合格に近づけます。
当講座では この勉強法を”積み上げ式勉強法” と呼ん
でいます。
3.電磁気・電気回路は、一番最後に勉強します。
試験が近づき、合格点を得る為に近い実力がついた所
で皆様が苦手とする電磁気・電気回路の勉強をします
。
これは、記憶に新しい内に試験に臨もうと言う作戦で
もありますが、皆様が、分からない工学の勉強をし始
めていきなり難しい項目から勉強をして出鼻をくじく
より、ある程度理解してきてからの方が電磁気も電気
回路も理解しやすくなるからです。 ( 工学部の場合は
、基礎ですので低学年次に勉強します。)
当講座の受験体験記でも紹介していますが 分かるとだん
だん面白くなります。
面白くなったらご自身でも 色々と調べられる様になりま
す。
そこで知識が増え 更に高度な疑問が生まれ実力が益々増
してゆくと言う好循環が生まれます。
是非、当塾の「クロちゃんの受験体験記」を お読み下さ
い。
当塾の受験勉強の仕方がご理解頂けるはずです。
-------当講座受講に当たってのご注意--------
勉強をされる主体は、 あくまでも受験される皆様方、
お一人お一人です。
当講座の役目は 理解しにくい「工学」と「法規」 の
理解のお手伝いをする事です。
理解をすると記憶として残ります。
それでも、暗記をしなければならない事(数値等) も有
りますが、勉強の中心は、理解だと言う事です。
暗記する項目は試験の 1 週間位前にすれば良いでしょ
う。
暗記する項目は、実務についてからでも 調べれば良い
事柄です。
次回からは、無線工学の 第1章としまして空中線と電波
伝搬のお話から始めます。
ご注意
第35期の休校日は、原則木曜日です。
※期の途中で変更する場合があります。
当講座は、会員制です。
会員の方向けの記事の発表は、午前8時00分です。
会員になられていない方向けの見本記事の発表は、午前
8時15分です。
以上で当講座の 特徴と学習の進め方がご理解頂けた事と
思います。
なんとなく、当講座が良さそうだと思っても、 入会を躊
躇される方が多いのも事実です。
当講座を合格の為の足掛かりとするかしないかは、 皆様
次第です。
後で入会されなかった時、 当講座を否定する事だけは、
おやめ下さい。