人生で初めてカレー作りました。思ったよりいい出来になりました。玉ねぎと人参と肉とじゃがいも入れて作ったんですが、じゃがいもを入れるのが最後にするといいというのは一番の驚きでした。前に根菜は先に火を通せとか言っていたのはまちがいだったのでしょう。人参も柔らかくじゃがいもも崩れず、上手にできたと思います。またカレーを食べながら柔道部でのオンライン飲み会も楽しかったです。一年生の人とも早く対面で会いたいですね。
先日ふとYouTubeを開いたらサカナクションのライブ映像のプレミア配信がやっていたので見ながらというか聴きながらご飯を食べていました。2010年のライブの動画でして、kikUUikiのアルバムが出た直後だったらしく主にそのアルバムに入っている曲が演奏されていました。そこで思ったことについて書いていこうと思います。なお表現については多少不適切な言い方になっていますがご了承ください。
音楽を楽しむときの要素
みなさんがいい曲だなって思う曲の条件ってなんでしょうか。ど偏見ですがいろんなジャンルの曲がある中で流行っている曲といえば大体アイドルかバンドの曲だと思います。僕が曲を楽しむときに着目することは四つです。歌詞、リズム、メロディー、アンサンブル(?)の四つです。それぞれについて説明させてください。
歌詞について
僕の中で歌詞は自身の経験をゴリゴリに基づいて書いてある面と、表現の一つとして書いてある面の二つの面があり、いろんな曲はこの二つの要素の割合の比で表すことができます。わかりやすくいうとヒップホップ系が前者の割合が高く、今回のサカナクションなどが後者の割合が高い方です。前者の方は自分の生い立ちやそのときの状況などを赤裸々に明かすような歌詞で、聴きながらそれらに自分を投影し気持ちよくなったり、その人の生き方や考え方などを聞いて自身を鼓舞するようなこともできて好きです。そういった歌詞にはあまり伴奏が分厚い必要はないと思います。現にヒップホップは大体ラッパーが歌うのとビートが流れるのみでビートがソロを弾き始めることはないですね。
では後者は、どうなのか。皆さんサカナクション聞いたことある方はわかると思いますが、歌詞のはっきりとした意味はわからないですよね。ライブの中でボーカルの山口一郎さんはこんなことを言っていました。「汽水域というのは河口にある淡水と海水が混ざり合うようなところのことを言います。そこでは塩水と淡水が混ざり合っているわけですが、それを私たちの世界に持ってくるとどうでしょう。私たちの世界にもいろんなものが混ざり合う空間ってありますよね。そういう空間には違和感がある。今このライブに来てくれた人はサカナクションを聴いている以外に共通点なんてないはず。なのにこんなにいい空間が出来上がっている。こういったいい違和感を表現したくて今回のアルバムはkikUUikiという名前をつけました。」さすがアーティストといった感じですね。はっきりと定義することはできないけれど感じることはできるようなもの。それが後者の特徴だと思います。いわゆるアート作品(この表現も微妙)にあるものに近いと思います。
もちろんヒップホップに後者の表現がないとは限りませんし、流行りのバンドに後者の要素がないとも限りません。ここでサカナクションと言わないのはサカナクションの歌詞がよくわからないからです。でもいい。個人的に割合は一対一か後者が少し多いくらいの方が万人受けするような曲だと思います。
歌詞って最初っから歌詞カード見たりしていない限り全部聞き取ることって英語はもちろん日本語でも難しいですよね。小さい頃ウルフルズが好きだった僕は歌詞カードも見ないで気に入った曲をひたすらリピートしていました。その中で聞こえてくる歌詞が何かの造語としか思えないことも多くありましたが特に気にしていませんでした。高校生になってカラオケに行くようになり、ウルフルズを歌うとそこで初めて本当の歌詞を知るわけですね。ちなみにバンザイ〜好きでよかった〜の一番の「思い出し笑いを噛み殺す」という歌詞を「思い出しはしないよ、(君を)噛み殺す」だと思っていました。今考えるとめちゃくちゃですが、楽しいです。歌詞って聞き手が聞いたのが歌詞だと思うんです。歌い手と違ってもそう聞こえたらそれでいいと思うんです。それで何回も聞くうちに正しい歌詞に辿り着くこともいいですし何かの巡り合わせで知るのもなんというか、いいなと思います。
少し脱線です。両親は若い頃から海外の音楽が好きで小さい頃から自分も耳に入ってはいたので好きなんですが母国語ではない曲の歌詞は小さい頃はもちろんわかりませんでしたし、今でも歌詞を訳せるようになったとしてもそれは元に限りなく近い別物という気がしてなりません。なので洋楽の曲はこの後書くメロディーを重視して、歌詞は曲を聞くときのヒント程度にして聞くのが僕流です。カッコつけてるように聞こえますがカッコつけてます。
リズムについて
これについては特に書くこともないですね。細かく打ったり裏で打ったみたりあえて空白を入れてみたりと様々あります。リズムのみに着目して聴くのも楽しいです。
メロディーについて
これは主旋律のことです。大体の場合はボーカルの歌の音程のことです。メロディーは楽譜にしたときに音符がいっぱいあるような曲とそうでない曲がありますね。鈴木曰くいっぱいある方が歌いづらいらしいです。どちらも作るのは難しいですが万人受けする、というか長く愛されるのは音符が少ないシンプルな曲の方だと思います。ゴジラとか。これも歌詞の後者と同じようにはっきり定義できませんがいいと感じることができるかどうかの部分が大きいと思います。
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少し話はそれますが僕は小さい頃から高校二年生までヤマハに通ってエレクトーンやピアノ、パーカッションなどをやっていました。始めた理由は全く覚えていませんが僕は親に似て音楽が好きでしたし、目立ちたがりだったことといい先生にも巡り会えたことで一年に何回もいろんなステージに立つ機会をもらっていた時期がありました。クリスマスにデパートで歌ったり演奏したりすることもありました。そんな中自分で曲を作って発表するコンクールがあり出てみないかと誘われました。ステージに立てるならと出ると言ったのですがいざ作ろうとすると何も浮かばない。しかし同じグループにいた子達は出るといっていろんなアイディアをすらすらと出してきます。そのとき僕は自分に創作の才能、というか創作意欲があまりない、心の中から湧き上がるものがあまりないことに気がつきました。音楽を作るには前述した山口さんのような感じるものを表現したいという気持ちがないと無理だと思います。結局そのコンクールには既存の曲のシーケンスを少しいじって、メロディーは自分で作ったのを乗せて出ましたが、他のステージに比べると微妙だったのを覚えています。対して同じグループの子が作った曲は名前は忘れましたが賞をとってめっちゃでっかいところで演奏できるようになり、また合唱隊が百人単位で募集され僕もそれの伴奏を務めました。要するに僕には作曲はできなかったというやつです。
そんな中でも僕はグループで出るコンクールが一番好きでした。3〜6人ぐらいでそれぞれバンド形式にパートを振って演奏する形で出るやつです。小学生や中学1年くらいまでは先生の提案した曲を演奏して出ていたんですが、ある年から自分たちで曲を探してきてそれを楽譜に起こして出なさいと言われました。曲を探すといえば当時の自分はYouTubeくらいしか探し場所を知らなかったので、「ケルト かっこいい」、「インスト 派手」とかで検索してかっこいいと思った曲をもっていきました。そこで先生に言われたのは「音が薄い。3〜6人で演奏するには、ギター、ストリングス、ベース、ピアノなどに分けたときにそれぞれに見せ場があり、ある程度の難易度がなければいくら完成度を高くしてもいい賞は狙えない。」その時から曲を聞くときにここでいうパートごとに着目して聴くことが癖ついた気がします。
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アンサンブルについて
アンサンブルという言い方があっているのかわかりませんが、これは音の重なり合いを楽しむことです。例えば主旋律のボーカルの裏で、キーボードとギターがそれぞれの音を演奏していたかと思ったらサビのでは同じ旋律を演奏したり、ずっと裏の方にいたギターがサビが終わると同時にソロをバーンと弾き始めたり、そういった駆け引き的なものを楽しむのがいいんですよ。元の音源だと全体のバランスをよくする作業でこの駆け引きがあまり目立たなくなってしまうと個人的に思うのでこれはライブ動画だとわかりやすいです。インストのバンドだとそこが醍醐味なので音源でもわかりやすいです。
ということで、みなさん、来る5/3 21:00から、またサカナクションのライブ映像がプレミア配信されます。ぜひ見ましょう!!!!!
SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-
2013年11月13日にリリースされたサカナクション初の6.1chサラウンド公演を収録した映像作品「SAKANAQUARIUM 2013 s...
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ということで次は石田と石田と石田に振ります。
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