有本です。しびれを切らした現役が新主将あいさつを書いてしまったのでさすがに引退ブログ書きます。
初めに、金銭的ご支援いただいた後援会の皆様方にお礼申し上げます。もし柔道部が活動費を部員からの部費と大学からの資金のみで賄う部活だった場合、僕は入部していないか、まともに練習に参加できていなかったと思います。菊池元会長もおつかれさまでした。ありがとうございました。
次に、道場に足を運んでくださった先輩方にお礼申し上げます。幹部になるまでは技術的な面だけでOBの皆様が練習に来てくださることの意味を評価していましたが、幹部になって初めて、いろんな方に気にかけてもらって活動できていたんだな、と実感しました。特に大森会長は代が大きく離れていながらも七大戦直前の時期は一部の部員よりも高い頻度で道場に足を運んでくださっていました。ありがとうございました。
最後に、直接柔道部にはかかわらなかったものの、生活やその他で支えてもらっていた李気を使っていただいた家族や友人に。敬愛する友人が酔ったときに、「お前は柔道を優先して俺らとの間に壁を作っている」と話したときは本当に申し訳なかったです。せっかく柔道部のスケジュールを確認したうえで誘ってくれたのに自主トレの筋トレなり柔術なりで断った友人にも謝罪を。それでも引退まで友達付き合いをしてくれて本当に感謝しています。
振り返ってつらつらと文章を書くと長くなりすぎてしまったので、それは気が向けば部誌の時にでも書こうと思います。短くまとめると、失敗も多く、そのせいでいろんな人に迷惑もかけてしまったけれど、少なくとも自分は自分のキャパの範囲で、勝ちのためにできることは全部やったんじゃないかな、と思います。むしろキャパの範囲を超えたから失敗したような気もしなくはないですが、優勝のためには必要なことでした。やり方がへたくそすぎたせいで、同期や先輩に大きな迷惑をかけたことは本当に反省しています。
気を取り直して、ここから一人一人にメッセージやお礼を。書き始めるときりがないので、自分と活動歴がかぶっている先輩~今の一年生+同じくらいお世話になった山口さんに絞ります。月岡さんや笠原さんなど、対象外でお世話になった先輩たちには、申し訳ありませんがここでまとめてお礼申し上げさせていただきます。
山口さん
大変お世話になりました。社会人なのにあの頻度で練習に来れるのは山口さんでしかできないことで、何よりもありがたいことでした。でかい人が実質居なくなった東北大において、山口さんとの練習は貴重なもので、本当にありがたかったです。下級生に引き分けられたときに何かおごってあげることや、クリスマスのアップルパイなど、雰囲気の面からも支えていただいていて、離仙されると聞いたときは結構本気でショックでした。
菅原さん
入部してすぐに練習でかわいがってもらっていたと思います。中途半端に組み手のパターンができてしまっていた自分が、無差別を想定して作り直さなきゃいけないことを痛感しました。あの練習がなければ、七大戦を勝つための選手として強くなることと、自分の技術を磨いて強くなることの違いに気づけなかった、あるいは気づくのが大きく遅れていたと思います。
花川さん
僕は初めて見学に行ったとき、花川さんに部飯に連れて行ってもらい、話をする中で練習以外でも楽しそうで、雰囲気の良い部活だと感じ入部を決めました。そして、初めての七大戦で名大の林さんに僕が抜かれた後に花川さんが取り返し、試合後に「お前の削りのおかげで取ることができた」と言ってもらえた時に、この競技の楽しさを真に理解したと思います。僕の七帝柔道歴は確実に、花川さんからスタートしました。車を出してどこかに連れて行ってもらったりと、“いい先輩とは”を考えたときにまず名前が挙がる先輩でした。
津田さん
津田さんの人となりは直接見たものよりもなぜか伝え聞いたものの方が多い気もしなくもないのですが、少なくとも自分の目に映る津田さんは、優しくて面白く、一年生としてはきびきびできる人より津田さんのような人が主将でやりやすかったのかもな、と今振り返って感じました。Oh, Good pillow!
千葉さん
“いい先輩”レース優勝候補二人目、入って三か月程度しか関わっていなかった自分がいうのもあれですが、当時の部活の雰囲気は千葉さんが作り出していたように感じていました。それは練習後の雑談や部室でのがやがやだけでなく、如何に七大戦というものが命を懸けるかに値するかを千葉さんから学んだ気がします。初めて見た追い込み練習で、その全力差に普段の練習との違いをひしひしと感じる中、千葉さんから「まだやれる,もっと声だせる。練習中に顔とかにぶつかったりしたときもごめんとか言わなくていい。練習終わってから誤ればいい。目の前の練習に全力で出し切れ」と声がかかったときに、自分の思っていた努力する先、ゴールが、まだ妥協で、その先を見据えれるということに気が付きました。あの発言を聞かなければ、僕は頑張っているつもりで、周りのノリに合わせて練習頻度の低いほかの某部活を馬鹿にして、その実七帝の世界じゃ自分が笑われる側という、ダサい人間になっていたと思います。
二階堂さん
入部してすぐは寡黙な先輩だなと思っていたのですが、しばらくして要所要所でこちらを気遣ってくれたり、ほめてくださったりと、周りを見て行動できる優しくて強い先輩なのだとすぐに気が付きました。強い人、と頭の中で辞書を引くと、サムネには二階堂さんと菅原さんと菊池さんの顔の画像が表示されている、そんなイメージが何となく自分の中田あります。柔道部に青い春なんてないとは言いますが、土曜日、練習が終わり、くたくたになりながらも部室に向かい、花川さんや千葉さん、菊池さん、門馬さん達と馬鹿言いながらスマブラしていた時間は、最高に楽しかったです。
石田さん
石田さんに親の自覚があるかはわかりませんが、僕は石田チルドレンでした。(チャイルドでは?)練習でも筋トレでもずっと面倒を見ていただいて、石田さんがいなければ今の自分はいなかったです。石田さんの引退ブログを見たときに、石田さんで努力不足だったと感じるのなら、俺はどこまで努力しないといけないんだろうと少し絶望したことを覚えています。そしてそのおかげで、まだ努力できるんじゃないかと考え続ける脳が作れた気もします。考えるスペックはどうも微妙なようでしたが。話した気もしますが、小ボケを思いついては笑いのツボが一番浅い石田さんに試し、菊池さんや門馬さんに持っていく生活をしていました。今思えば変な後輩ですね。
辰之進さん
“いい先輩”レース優勝候補、その筆頭先輩。ほかの先輩は特にお世話になったことを書き連ねているのですが、辰之進さんはあらゆる面でお世話になりすぎて何を書いていいのかもわからなくなってきました。本当にありがとうございました。正直に話すと迷惑をかけすぎて嫌われただろうなと引け目も感じています。すみませんでした。審判お疲れ様でした。次は主審もやれますね。
菊地さん
いかれているのに実力がありすぎてすべてを黙らせることができる人。冗談です。自分の正対下の基盤は石田さんに、正対上の基盤は菊地さんに作ってもらったと思います。約束稽古で菊地さんの指示に従ってクソ長い脚の上でぴょんぴょんはね続けていたら、なんかほかの人をパスできるようになってました。近い代に自分と似たような体格・スタイルの先輩がおらず、お手本がない中、スピードタイプの正対の練習ができたのは菊地さんのおかげです。
小寺さん
体に恵まれない先輩として、まず初めに参考にしたのが小寺さんでした。東北大、特に体が小さいといえばデラヒーバ。そう思って練習していたのですが……片膝ベースや蹲踞ベースはおろか、1年生の軽い正座ベースなら普通にデラヒーバフックを入れるあの技術が僕にはどうもマネできませんでした。マジでどうやってたんですかあれ。練習に来て松本あたりに教えてあげてほしいです。
吉本さん
今留学に行っている強いやつがいるんだよ、と聞かされていて、どんな先輩なのだろうと一緒に練習できる日を少し楽しみにしていました。横攻めを始めてみたのは吉本さんの柔道を見たのがきっかけです。最終的に小山さんの技術と自分の技を組み合わせたものの、正直亀取りの技術は正対上、下に比べ自分の中で納得いっていませんが、それでも僕の亀取りの基盤となった先輩であることに違いはありません。もしかしたらこれを読んでいる吉本さんはえ、俺?と言っているかもしれませんが。つまり自分の柔道はおまけの立ち技を除くと、石田さん、菊地さん、吉本さんを基盤としているわけです。本当にC0の皆さんにはお世話になったと思います。留学生見学関連でもお世話になりました。
すがゆーさん
なんか一人だけ違う強さの場所にいる人、というイメージでした。ほかの先輩方はこっちのやりたいことvs先輩のやりたいことで先輩の勝ち!といった感じなのですが、すがゆーさんはそもそも何もやらせてもらえないような、すべてを封じて手も足ももいでから殺すラスボスと対面している感覚でした。その技術力には引退後もカルペに通わせていただき、お世話になりました。
恵莉さん
主務がダラダラと道場に残る野郎どもを早く出ますよ!と一喝する文化は俺と茂木がなくしましたが、これからは幹部のマネ二人が頑張ってくれると思います。多分。選手を一括する様子だったり、誰よりもえぐい下ネタかますところだったり、姉御分としてかわいがってもらっていたと思います。教員としても激務に追い込まれていると聞きましたが、小学校教員って主務・マネージャーとして柔道部の三歳児どもをまとめるのよりも大変なんですか???世の中の教員の皆様に尊敬と感謝の敬礼を。
門馬さん
門馬さんから見たC2ってクソガキ以外の何者でもなかったですね???よくこんな奴ら相手にしてましたね。ちょっと前まで、門馬さんの代では人数が少なくて大変で、一個下もこんな感じで頼ることができなくて、やれなかったことも多かったのかなと思っていたのですが、門馬さんがその負担を自分たちにかけないことによって、練習やそれ以外の時間でも僕がやりたいこと、やらないといけないことができたんだなと今さらながらに気づいて感謝しています。
ギルさん
毎日ギルさんに負けてたまるかと練習していました。柔術由来のテクニックで甘いところを咎めてくるギルさんの正対は自分の正対上の技術向上に大きく貢献してくださっていたと思います。留学生対応でも毎回お世話になりました。本当に助かりました。
石塚さん
石塚さんと一緒にするようになる随分と前、入部して割とすぐの段階で石塚さんの北大戦の三角ブリッジの動画を見せてもらい、あきらめないことの大切さと分け役の矜持を学びました。エピソードトークの面白さはやっぱり年の功なのですか?
未羽さん
後輩思いな先輩を堂々と名乗れるくらい、いろんなところで気にかけていただいていたと思います。未羽さんが現役で東北大の柔道部にいた期間は一年程度ってまじですか?もっと長かった気がする、というのもそうですし、受けた恩の大きさも一年という期間にそぐわない大きさだと思います。春先にご飯に連れて行ってもらったとき、当時は強がっていましたが正直結構限界だった気がします笑。助かりました。
咲希さん
おお偉大なる我らが先輩よ。たった一人で主務とマネージャーのドンを成し遂げた伝説の先輩よ。というのは置いといて。咲希さんにはお世話になったというか、迷惑をかけてお世話になりに行ったというか……幹部になる前は人数少ない代で頑張ってすごいなぁほげー。って感じでしたが幹部になり気づきました。この仕事量を……一人で……?正気じゃないな……?尊敬通り越して畏怖。というのも置いといて。何度か話した気がしますが、追い込み期間中は咲希さんの発破をかける声で気合入りました。ありがとうございました。
現役へ
西野
西野はC3で一番声が出る男です。七帝柔道において声と意思は最も大事なもののうちの二つです。今の東北大には欠けがちなものでもあります。ただし、その二つがあれば何でもうまくいくわけではありません。細かい技術力の向上、チームの課題の把握……上手くやる、というのは非常に難しいです。頼るは先輩と同期、導くは後輩。お前ならやれると思います。頑張ってください。
青木
負けてたまるかと思って練習してました。二年の秋くらいにあきらめました。それからは負けてもいいから絶対に青木にも意地にさせてやると思って練習してました。正対上の技術で一つ新しいことを試したとき、最終チェックは青木にどれだけ通じるかで判断してました。七大戦翌日、青木から今まで自分の技術を磨くために頑張ってきたが、それは七大戦の優勝に向けて進むことと同じではなかったかもしれない(意訳)という話を聞いたときに、こいつは絶対に、圧倒的に強くなれると思いました。多分俺のことをずっとうざがっていたと思いますが(ごめん)、俺が言いたかったのはそれだったのです。それを自覚したお前は最強です。青木より強くない俺が言うのもなんですが、お前は今の程度の強さで収まる器ではないと思います。部内最強程度で満足しないでください。
上出
上出は部内一努力ができる人です。よく上出と松本が毎日練習に参加していて一番練習頻度が高いから偉いと言われていますが、上出の偉さはそこにとどまらないと思います。体調管理や授業の履修をしっかりと行い、可能な限り毎日フルで練習に参加する、これは偉いことというより当たり前の前提条件だと僕は思っています。最近はそうでもないようですが。上出はそれだけでなく、しっかりと今の課題を把握し、その解決に必要なものを模索し、壁を超えることができる人です。最近は苦手分野であった思い切りや自信もつけてきたと思います。その姿勢は周りにもいい影響を与えています。もし周りに思うところがあるならば、上出から働きかけてみてください。苦手意識があるかもしれませんが、必ずみんな耳を傾けてくれます。これからも頑張ってください。
高橋
高橋に自覚があるかはわかりませんが、高橋は部内でかなり重要なポジションにいます。それは選手の実力としてもそうですし、部内の雰囲気づくりとしてもそうです。それに助けられたことも多ければ、うーんとなったことも多いです。良くも悪くも、高橋が周りに与える影響というものは大きいです。それはきっと、高橋の明るい人間性によるもので、高橋の強みの一つです。いい方向に周りを巻き込んでいけるように頑張ってください。
俺はお前と一緒に七大戦に出たかったよ。結局それがすべてかな。
山本
山本と望月が今回の七大戦で一番悔しい思いをしたと思います。それは強みです。必死こいて努力しないと勝てないんじゃないかという危機感と、次こそは勝つために努力するぞという意思。口にするだけは簡単ですが、真の意味でこの二つを持っている部員は多くないです。C3は、強者の側に立っている人間が多かったと思います。青木に限らず西野、高橋、山本も初心者スタートながらにして己の強さとある程度通じる技を早い段階で獲得していました。それは本当にすごいことなのですが、その分危機感とともに必死で勝ちに必要なことを模索することの大切さに気が付きにくかったりもします。気づいた山本のこれからの成長に期待しています。お前ももっと上を目指せる。
森
ある意味では、一番苦しい思いをしてきたと思います。その苦しみに気づくことができなかったことも、申し訳ないと思っていました。森は練習時間という圧倒的ハンデを背負っている中、チームに貢献するためには人一倍の努力が必要になってきます。人より苦しい思いをしているのに、求められる努力も人より大きいのです。最近の森の筋肉は、そのプレッシャーに負けずに努力できている成果だと思います。これからも負けずにがんばれ。主務で困ったことあれば何でも言ってください。
吉岡
吉岡の中で自己評価がどうなっているかわかりませんが、本当に吉岡は東北大に必要な人材でした。オーダーを考えるときに、吉岡さえいれば……となんどぼやいたかわかりません。俺の中のイメージでは吉岡は自己評価が低そうで、仮にこれを読んでもそんなに納得しなさそうなのですが、C2全員同じことを思っています。もしあれなら2024北大戦を想定して自分でオーダーを組んでみてください。俺たちが吉岡に先鋒を任せ、確実に分けて帰ってきたことの大きな意味が分かると思います。お前はやれる男です。
個人的には、俺が引退するその時に、その場に吉岡がいなかったことは大きな心残りの一つです。
清水
元気にしていれば、それが一番です。もし余裕があれば、道場に行ってください。同期みんなで引退できるというのは、大事なことです。
芽愛
少ない女子選手、選手歴四か月、二年生にして最高学年。歴に対して求められるものが多く、本当に大変だったと思います。幹部の時、焦燥感にかられた自分は一時期女子の練習にかまっている暇はないという態度をとってしまっていました。実際、東北大にそんな余裕はなかったし、女子は女子で芽愛を中心に、幹部は男子を、という形でできるのが理想ではあったのでしょうが、もっとうまくやれたんじゃないかな、と反省しています。その重圧にも負けず頑張っていた芽愛の努力はきっと実を結びます。西野もただの優勝ではなく男女総合優勝と言い切ったので、期待しています。
真奈
マネージャーという仕事は、本当にすごいものです。もちろん、マネージャーも選手も七大戦優勝を目指して最善手を打てるよう最大限努力する、という意味では何も立場は変わらず、選手は試合で結果を出せるように練習する、マネージャーはその練習が滞りなくよく果たせるようにサポートする、といったあくまで役割の違いではあります。ただ、選手四年間はできるけどマネージャーを四年間続けることは耐えられない人は多いと思います。その逆もしかりですが。C2にマネージャーがいなくて迷惑をかけたことも多いと思います。多分主務関連では自分が迷惑を受けたのでチャラにしてください。君たちが入部して、毎日練習に来てくれていなければ、C2の代は本当に大変なことになっていたと思います。ありがとう。
初音
交響(吹部じゃないぞ北山)と兼部していて、バイトしていて、就活もあるってマジですか????本当に一人間として尊敬しています。我々の代では実質幹部のマネージャーとしていろいろ動いてもらっていたと思います。本当にありがとう。回転運動でC3以下の部員で一番声を出してくれていたのが初音だった時、うれしいと同時にマネージャーより声が出ないようなチームで、初音がしてくれている貢献に答えることができるのだろうかと悩みました。初音がケツをたたけば、火がついて頑張れる部員は多いと思います。真奈のところでも書きましたが、マネージャーも役割が違うだけで、目標も歩みも同じです。選手じゃないから、と一歩下がらず、幹部として、マネージャーとして、チームを導いてあげてください。初音はそれができる人です。
金野
金野には一個謝りたいことがあります。北大戦前、国際の大会に出してあげられなかったことです。いろいろ条件が重なった結果ではありますが、理由の一つには当時、緩み切って酷かった部内の雰囲気を、北大戦に向けて引き締めるためというのもありました。当然そんな理由、金野の知るところではないと思います。応援して送り出せるような部活にできていなかったことが、本当に申し訳ないです。国際の試合に出れないのなら、金野がこの部活に残り続ける大きな理由の一つがなくなってしまうと思います。そんな中、続けてくれて、柔術まで始めて寝技柔道にも力を入れてくれたのはお前が熱い男だからで、本当にうれしかったです。入部してくれた時、新歓係だったというのもありますが、強いし、同郷だし、小躍りするくらいうれしかったのも覚えています。
松本
自覚があるかはわかりませんが、松本は学年+1年分の強さがあります。それは毎日練習に来て、C3よりも練習に打ち込んでいる、それだけに裏付けられたものではありません。松本は現状の課題と目指すべき像を正確に把握し、今何が求められているかを考え、その解決策を考えることのできる人です。この力は七帝で優勝するには必須の力で、というよりも優勝するためにはそのルートをたどるしかないのですが、ちゃんと体現できている部員は非常に少ないです。視野の広い松本はもう自分のことだけでなくチーム全体のことも見れていると思います。選手としても先輩としてもこれからの松本の活躍を楽しみにしています。
望月
望月には結構つらい一年だったと思います。フィジカルのなさや柔道経験のなさで、これからもたくさんつまずくと思います。同期二人ともすごい強いし、何ならすげえ1年生も入ったし、自分は戦力にならないんじゃないか、なんて思うこともきっとあるでしょう。これに関しては、頑張るしかありません。つらいときに、頑張るというもっとつらいことをする必要があるのです。一度乗り越えた望月ならできると思います。少なくとも、復帰してしばらくたった望月は見違えるほど成長していました。OBにできることがあれば何でも言ってください。
黒岩
お前が最強の一年生だ。そのまま、この代といえば東北大の黒岩だよな!と七帝全体で言われるような選手になれると思います。いや本当に、本当にあの試合は感動したのです。乱取りで先輩のことをぼこぼこにして煽る、そんな未来を期待しています。
田崎
実はレセプションで他大から一番褒められた一年生は黒岩ではなく田崎でした。田崎が出陣する前、1年生なのにこんなに寝技ができるんだとほかの大学のやつらに知らしめて来い!と送りだしたら、まさか本当に、最高の形で答えてくれて、うれしいなんてものじゃなかったです。他大からは田崎君は何であんなにもう寝技ができるの?だとか、柔術やってたんやろ?あれ。何帯?だとかいわれました。食事量もすでに部内でトップ層に食らいつくほどで、これからも本当に楽しみです。ただで二郎食べたいときはラインしてください。
掃本
七帝という世界は、ガッツがない人が勝ち続けることは不可能といってもいいくらい、ガッツが大事な世界です。掃本は1年生の中でも圧倒的ガッツを持つと思います。変わり者で面白くてガッツがあるやつほどこの世界に向いている人間はありません。初心者スタートで時間はかかるかもしれませんが、必ず才能が開花する瞬間が訪れるでしょう。
三代
もしかしたら、そのうち成長を実感できず悩む時が来るかもしれません。すでにちょっとそういう考えがあるのかな、と慰労会で話していて思いました。強くなる、というのは難しいことで、それを正確に客観的に実感することはさらに難しいです。抱え込まず、同期や先輩に相談することもよい解決策です。この部活には、上っ面の言葉だけで慰める先輩は多分いません。技術的にもいい話を聞けるでしょうし、もし仮に、先輩に褒められたことがあるのなら、実感はなくても、それを信じて練習してみてください。気が付いたときに、ふと、俺ってちょっとやれるじゃんってタイミングが来ると思います。そういうお店に沼らないようにだけ気を付けてね。
片岡
七大戦まではつまらない練習も多かったと思います。申し訳ないです。片岡にとっての部活動よりも、七大戦で結果を出すことを優先しました。それでも続けてくれてありがとう。強い経験者の動機も多く、初心者仲間の二人も少し早めに練習を始めたり実際に試合に出たりと、おいて行かれてる感覚もあるかもしれませんが、努力は裏切りません。片岡は自分がけがで下がっているときに積極的に質問しに来てくれていたと思います。その熱意があればきっと強くなれます。頑張ってください。
柿木
寝技中心柔道はまだまだ慣れないと思います。でも確実に正対上のセンスはあると思います。立っても寝ても最強の七帝選手を目指しましょう!医学部も忙しいかもしれないけど……ちょっと立ち技やりたくなった時は付き合いますよ。
宍戸
もうメリケンサックのイメージしかなくなっちゃいました。先述しましたが、七帝柔道はガッツがすごく大切になります。自分より強い相手を、あるいは抜いた後の相手を、いかにして6分間分けれるか。このプランがない選手はどれだけ攻撃力があったとして弱いです。正直なところ、宍戸はここの、絶対に負けてたまるかという心が弱いんじゃないかな、とおもってました。ごめん。あの時、SRTからの抑え込みを逃げたのは、本当に大事なことです。宍戸は単に負けた試合としか思っていないかもしれませんが、あそこで一回逃げたという事実は非常に大きな意味を持ちます。動きのセンスもすごい良いし、これからきっと東北大を支える選手になっていけると思います。
小栗
女子部員がそう多くなく、野郎どももこんな感じの部活に、よく入ってくれて、よく続けてくれました。本当にありがとう。マネージャーがいないと、普段の練習はもちろん、遠征は本当に大変になるのです。選手を勝たせるのはマネージャーといっても過言ではないでしょう。ご飯がタダのうちにいっぱい食べてください。
同期へ
ごめん。いろいろ迷惑かけました。解決すべき問題に対して、あほでポンコツな俺はいい解決策が浮かばず、単刀直入にぶつかることしかできませんでした。いくらやらないといけないことであっても、できもしないことを無理やりやっても何の意味もないということに気が付けなかったのです。もっと早くにいろいろ話し合えたならまた違ったのかもしれませんが、後悔先に立たずですね。なんだかんだありましたが、C2として戦えて、悪くなかったなと思います。
惜しむらくは、引退するその時、畳の上にいるC2が四人でなかったことだけが、心残りかもしれませんが。
最後に誤字脱字チェックしようと思いましたが、はき出るままに書いた文章を読み返すのも違うなと思ったのでそのままにします。あったらごめんなさい。ちなみに、冒頭でもあったように文章削ったのですが、本当に削ったのですが、なんとこのブログ、wordの左下には10714単語って書いてあります。なんで?
終わりです。
それでは、サラダバー。