同じパソコンを長く使っていたり、いままでやっていなかったことを新しく始めたりとかすると、自分のパソコンが遅いと感じることがあると思います。
または、友人宅で新しいパソコンをさわってみた…とか。^^;
そういう場合に、新しいものに買い換えられればそれが手っ取り早いのですが、予算的に無理とか、それじゃつまらないとか、ありますよね。
パソコンを速くしたいって場合に、どこをどうすれば速くなるのか、その手順というか、目安みたいなものを並べてみます。
何かの参考になれば…と。
■予算ゼロでもできることをとりあえずやってみる。
WindowsというOSは、使っていくうちにだんだんと遅くなってしまいます。
本人が意識するしないに関わらず、Windowsはデータを書いたり消したりしていますので、そのデータがハードディスク(以下HDD)にちらばって、アクセスが遅くなってしまうんですね。
HDDは、パソコンの主要部品の中で最も処理速度の遅い部分ですから、ここが遅くなると、全体が遅く感じてしまいます。
まず、やってみることは「ハードディスクの最適化」(デフラグ)です。
詳しい内容については、かなりスペースを必要とするので省きますが、もし購入してから一度も最適化してないのなら、これだけで速くなる…というか購入時の速度に近くなると思います。
最適化しても速くならない、または、なんとなく不安定という状態なら、Windowsを再インストールするのもいいと思います。
自作パソコンならWindowsのCDはあるでしょうし、メーカー製ならば再インストールの方法がマニュアルに書いてあります。
最適化や再インストールをして、それでも速くならない…というか、必要なソフトが快適にならない場合、ドライバーの更新をやってみるという方法があります。
パソコンで、ドライバーの更新が有効と思われるのは、チップセットドライバとビデオカードドライバです。
自分のパソコンのチップセットがわからない…というかチップセットってなに?という状態であれば、このソフトをダウンロードしてインストールしてみてください。
Everest Home Edition (無料)
チップセットのドライバは、マザーボードのメーカーHPか、チップセットのメーカーHPにあります。
大手メーカー製パソコンの場合は、保証外になってしまうので、そのメーカーのHPにある更新以外はやらないほうが無難でしょう。
ビデオカードのドライバも同様ですが、ATi RADEON や nVIDIA GeForceの場合は、ドライバがそれぞれのHPに最新版が置いてありますので、ダウンロードしてインストールします。
ただ、最大の注意点は「現状に不満がないのならばドライバのアップデートは行わない」のが基本です。
最新のものが必ずしも自分の環境に合ってるとは限らないのです。
■最低限の予算で速くする
パソコンのパワーアップに有効と思われる部品は、
・HDD(ハードディスク)
・メモリ
・ビデオカード
・CPU
あたりですが、優先順位を決めるとするならば、まずHDDを考えましょう。
先ほども書きましたが、HDDはパソコンの中で最も処理の遅い部品です。
しかし、HDDはどんどん進化しているので、2~3年前のパソコンについているHDDと現在のものを比べると、かなり速くなっています。
容量が足りてるからいい…というものではなく、同じ回転数(7,200rpm)だとしても、新しいものの方が速いと考えていいと思います。
理由を説明すると大変なので省きますが、容量も増えていますので、HDDを替えるメリットは大きいと思います。
HDDを替えるという前提で注意するのは、規格がいくつかあって、間違えて買うと取り付かないということです。
自分のパソコンに使われている接続方法を調べて、それに合ったものを買いましょう。
・パラレルATA(パラレルエーティーエー、パラレルアタ…どっちでも通じます)
・シリアルATA(シリアルエーティーエー、シリアルアタ…どっちでも通じます)
パラレルATA(以下 P-ATA)の場合、表示上 ATA66とかATA100、ATA133とか書いてあるかもしれませんが、同じものと考えて問題ありません。
規格としては、シリアルATA(以下 S-ATA)の方が新しいものです。
現在ついているHDDがP-ATAのものならP-ATAを、S-ATAのものならS-ATAというふうに、同じ規格のものを買ってきて、入れ替えます。
増設では「速くする」という目的では意味がありません。
その際には、Windowsの再インストールをする必要がありますので、それについても調べておきましょう。
HDDについて調べていくと、RAID(レイド)という言葉にぶつかるかもしれません。
説明を読むと、なんとなく良さそうに見えますが、きちんとした予算と知識と目的がないと、無駄になる技術ですから、この文章が参考になるレベルの方は手を出さないのが賢明です。
HDDの次というより、同時レベルで考えるべきなのはメモリです。
もし、WindowsXPを使っていて、メモリ量が512MB程度ならば、1GBまで増やしましょう。
予算が許すならば、2GBまで増やすのがいいと思います。
これだけで体感速度はだいぶ変わるはずです。
ただ、量を増やせばいいというものではなく、2GBあれば、たいていの作業にはじゅうぶんです。
むしろ、WindowsXPの制限にひっかかりますので、4GBとかはもったいないですよ。
メモリには、レイテンシというものがあって、それを調整していくと、さらに速くすることができますが、これはある程度知識がないととても難しいと思います。
メモリを選ぶときは、できるだけノーブランドは避けましょう。
ノーブランドメモリを買うのであれば、相性交換保証のある店で。
メモリに数百円をけちったばかりに泣いている人は大勢います。^^;
HDD、メモリに問題がなく、ゲームやハイビジョン動画に不満がある場合は、ビデオカードの買い換えを考えると思います。
機種とかについては、過去にさんざん書いていますので省きます。
交換するときには接続スロットに注意ですね。
AGP(エージーピー)のものと
PCI-Express(ピーシーアイエクスプレス)のものがあり、間違えたという話をよく聞きます。
また、ビデオカード用ではさらに古いものでPCI(ピーシーアイ)接続のものもありますが、PCI-ExpressとPCIはまったく別ものなので注意してください。
規格の古い順に
PCI -> AGP -> PCI-Express となります。
また、AGPにも X4 とかX8 とかありますが、よほど古いものでない限り、X8のビデオカードで大丈夫です。
HDD、メモリ、ビデオカードに問題なしとなったら、CPUの交換…といきたいところですが、よく考えてください。
私の考えでは、CPUを交換したくなるような条件が発生したら、それはパソコン自体を買い換えた方がいい…と思っています。
なぜなら、CPUはパソコンの心臓部ですが、ある意味バランスが取れていたわけです。
その心臓だけ取り替えても、やたら心臓だけ強いずうずうしい人間ができあがるようなもので、パソコン全体の能力で考えるとそれほど影響はありません。
これが、自作のパソコンで、予算を抑えるためにCPUをわざと安いものにしたから、今度は最高性能のCPUに替えるんだ…っていうのならかなりの効果が望めますが、今まで使えていた古いパソコンのCPUだけ交換しても、体感できるほどの効果があるかどうか微妙なのがほとんどです。
車で例えるならば、大衆車にスポーツカーのエンジンだけ載せても、足回りがついてこないから、結果的に速くは走れないのと一緒で、むしろエンジンは大衆車で、足回りだけ強化した車の方が、峠とかを速く走ることができますよね。
これにも例外はあって、動画のエンコードとかならば、車で言えばゼロヨンだけ速くしたいっていう例に当てはまりますから、CPUの取り替えは有効と言えるんですが。
まとめ的なことを言うと、パソコンを速くしたいと思ったらまず、自分のパソコンがどんな状態なのかを知ること。
最適化とかの最低限のメンテナンスで見違えるほど良くなることもあります。
目的に合わなくなってしまったパソコンは、もったいないですが買い換えを考えた方が早道だったりしますので、パーツの交換で小銭を使ってしまうより、新しいパソコンのために予算を用意したりするほうが良かったりするケースも多いです。
パソコンのパーツを交換したり、自作したりするのは、はっきり言ってお金の節約にはなりませんし、時間の節約にもなりません。
買ってきたパーツが気に入らなくて、とか、効果がなくて他のパーツを買ってきてとかを繰り返してるうちに、新品1台以上にお金を使ってるなんてのは、ごく普通の出来事ですし…。
あくまで趣味と割り切る必要があります。
その上で、パーツ交換によるパワーアップがしたいと考えるならば、しっかりと知識を仕入れましょう。
そして、失敗しても泣かない覚悟も用意しておきましょう。
パーツを選んだり調べたりしてるうちがいちばん楽しいのですから。
または、友人宅で新しいパソコンをさわってみた…とか。^^;
そういう場合に、新しいものに買い換えられればそれが手っ取り早いのですが、予算的に無理とか、それじゃつまらないとか、ありますよね。
パソコンを速くしたいって場合に、どこをどうすれば速くなるのか、その手順というか、目安みたいなものを並べてみます。
何かの参考になれば…と。
■予算ゼロでもできることをとりあえずやってみる。
WindowsというOSは、使っていくうちにだんだんと遅くなってしまいます。
本人が意識するしないに関わらず、Windowsはデータを書いたり消したりしていますので、そのデータがハードディスク(以下HDD)にちらばって、アクセスが遅くなってしまうんですね。
HDDは、パソコンの主要部品の中で最も処理速度の遅い部分ですから、ここが遅くなると、全体が遅く感じてしまいます。
まず、やってみることは「ハードディスクの最適化」(デフラグ)です。
詳しい内容については、かなりスペースを必要とするので省きますが、もし購入してから一度も最適化してないのなら、これだけで速くなる…というか購入時の速度に近くなると思います。
最適化しても速くならない、または、なんとなく不安定という状態なら、Windowsを再インストールするのもいいと思います。
自作パソコンならWindowsのCDはあるでしょうし、メーカー製ならば再インストールの方法がマニュアルに書いてあります。
最適化や再インストールをして、それでも速くならない…というか、必要なソフトが快適にならない場合、ドライバーの更新をやってみるという方法があります。
パソコンで、ドライバーの更新が有効と思われるのは、チップセットドライバとビデオカードドライバです。
自分のパソコンのチップセットがわからない…というかチップセットってなに?という状態であれば、このソフトをダウンロードしてインストールしてみてください。
Everest Home Edition (無料)
チップセットのドライバは、マザーボードのメーカーHPか、チップセットのメーカーHPにあります。
大手メーカー製パソコンの場合は、保証外になってしまうので、そのメーカーのHPにある更新以外はやらないほうが無難でしょう。
ビデオカードのドライバも同様ですが、ATi RADEON や nVIDIA GeForceの場合は、ドライバがそれぞれのHPに最新版が置いてありますので、ダウンロードしてインストールします。
ただ、最大の注意点は「現状に不満がないのならばドライバのアップデートは行わない」のが基本です。
最新のものが必ずしも自分の環境に合ってるとは限らないのです。
■最低限の予算で速くする
パソコンのパワーアップに有効と思われる部品は、
・HDD(ハードディスク)
・メモリ
・ビデオカード
・CPU
あたりですが、優先順位を決めるとするならば、まずHDDを考えましょう。
先ほども書きましたが、HDDはパソコンの中で最も処理の遅い部品です。
しかし、HDDはどんどん進化しているので、2~3年前のパソコンについているHDDと現在のものを比べると、かなり速くなっています。
容量が足りてるからいい…というものではなく、同じ回転数(7,200rpm)だとしても、新しいものの方が速いと考えていいと思います。
理由を説明すると大変なので省きますが、容量も増えていますので、HDDを替えるメリットは大きいと思います。
HDDを替えるという前提で注意するのは、規格がいくつかあって、間違えて買うと取り付かないということです。
自分のパソコンに使われている接続方法を調べて、それに合ったものを買いましょう。
・パラレルATA(パラレルエーティーエー、パラレルアタ…どっちでも通じます)
・シリアルATA(シリアルエーティーエー、シリアルアタ…どっちでも通じます)
パラレルATA(以下 P-ATA)の場合、表示上 ATA66とかATA100、ATA133とか書いてあるかもしれませんが、同じものと考えて問題ありません。
規格としては、シリアルATA(以下 S-ATA)の方が新しいものです。
現在ついているHDDがP-ATAのものならP-ATAを、S-ATAのものならS-ATAというふうに、同じ規格のものを買ってきて、入れ替えます。
増設では「速くする」という目的では意味がありません。
その際には、Windowsの再インストールをする必要がありますので、それについても調べておきましょう。
HDDについて調べていくと、RAID(レイド)という言葉にぶつかるかもしれません。
説明を読むと、なんとなく良さそうに見えますが、きちんとした予算と知識と目的がないと、無駄になる技術ですから、この文章が参考になるレベルの方は手を出さないのが賢明です。
HDDの次というより、同時レベルで考えるべきなのはメモリです。
もし、WindowsXPを使っていて、メモリ量が512MB程度ならば、1GBまで増やしましょう。
予算が許すならば、2GBまで増やすのがいいと思います。
これだけで体感速度はだいぶ変わるはずです。
ただ、量を増やせばいいというものではなく、2GBあれば、たいていの作業にはじゅうぶんです。
むしろ、WindowsXPの制限にひっかかりますので、4GBとかはもったいないですよ。
メモリには、レイテンシというものがあって、それを調整していくと、さらに速くすることができますが、これはある程度知識がないととても難しいと思います。
メモリを選ぶときは、できるだけノーブランドは避けましょう。
ノーブランドメモリを買うのであれば、相性交換保証のある店で。
メモリに数百円をけちったばかりに泣いている人は大勢います。^^;
HDD、メモリに問題がなく、ゲームやハイビジョン動画に不満がある場合は、ビデオカードの買い換えを考えると思います。
機種とかについては、過去にさんざん書いていますので省きます。
交換するときには接続スロットに注意ですね。
AGP(エージーピー)のものと
PCI-Express(ピーシーアイエクスプレス)のものがあり、間違えたという話をよく聞きます。
また、ビデオカード用ではさらに古いものでPCI(ピーシーアイ)接続のものもありますが、PCI-ExpressとPCIはまったく別ものなので注意してください。
規格の古い順に
PCI -> AGP -> PCI-Express となります。
また、AGPにも X4 とかX8 とかありますが、よほど古いものでない限り、X8のビデオカードで大丈夫です。
HDD、メモリ、ビデオカードに問題なしとなったら、CPUの交換…といきたいところですが、よく考えてください。
私の考えでは、CPUを交換したくなるような条件が発生したら、それはパソコン自体を買い換えた方がいい…と思っています。
なぜなら、CPUはパソコンの心臓部ですが、ある意味バランスが取れていたわけです。
その心臓だけ取り替えても、やたら心臓だけ強いずうずうしい人間ができあがるようなもので、パソコン全体の能力で考えるとそれほど影響はありません。
これが、自作のパソコンで、予算を抑えるためにCPUをわざと安いものにしたから、今度は最高性能のCPUに替えるんだ…っていうのならかなりの効果が望めますが、今まで使えていた古いパソコンのCPUだけ交換しても、体感できるほどの効果があるかどうか微妙なのがほとんどです。
車で例えるならば、大衆車にスポーツカーのエンジンだけ載せても、足回りがついてこないから、結果的に速くは走れないのと一緒で、むしろエンジンは大衆車で、足回りだけ強化した車の方が、峠とかを速く走ることができますよね。
これにも例外はあって、動画のエンコードとかならば、車で言えばゼロヨンだけ速くしたいっていう例に当てはまりますから、CPUの取り替えは有効と言えるんですが。
まとめ的なことを言うと、パソコンを速くしたいと思ったらまず、自分のパソコンがどんな状態なのかを知ること。
最適化とかの最低限のメンテナンスで見違えるほど良くなることもあります。
目的に合わなくなってしまったパソコンは、もったいないですが買い換えを考えた方が早道だったりしますので、パーツの交換で小銭を使ってしまうより、新しいパソコンのために予算を用意したりするほうが良かったりするケースも多いです。
パソコンのパーツを交換したり、自作したりするのは、はっきり言ってお金の節約にはなりませんし、時間の節約にもなりません。
買ってきたパーツが気に入らなくて、とか、効果がなくて他のパーツを買ってきてとかを繰り返してるうちに、新品1台以上にお金を使ってるなんてのは、ごく普通の出来事ですし…。
あくまで趣味と割り切る必要があります。
その上で、パーツ交換によるパワーアップがしたいと考えるならば、しっかりと知識を仕入れましょう。
そして、失敗しても泣かない覚悟も用意しておきましょう。
パーツを選んだり調べたりしてるうちがいちばん楽しいのですから。
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